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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.236「エピローグ④」


高嶺本家。
その綺麗に掃除が行き届いている長い廊下を葵が歩いていた。
「守随さん」
「はい?」
不意に後ろから声を掛けられる葵。
振り返ると少し年下の葵と同じような服装をした少女が申し訳なさそうな表情をしていた。
「あの・・・先ほど仰っていた書類なんですが・・・何処にあるのか・・・」
「あの書類は・・・」
葵はやんわりと少女に書類のある部屋と詳しい場所を教えてあげた。
「あ、ありがとうございます・・・!」
「いえいえ、頑張って下さいね」
「はい!では・・・失礼します!」
少女は表情をころっと変えて深々と頭を下げると喜々として葵の前から姿を消した。
そんな少女の姿が見えなくなると葵は再び廊下を歩き始める。
「葵さん」
「はい?」
再び後ろから声を掛けられる。
振り返ると今度は自分よりも年上で、先ほどの少女と同じような服装をした女性がそこにいた。
「申し訳ないんだけど・・・」
先ほどの少女と同じく葵に数点質問をしてきた女性に葵は丁寧に答えていった。
「ありがとう、助かったわ」
「いえ、お気になさらずに」
女性は軽くお礼を言うと葵の前から姿を消した。
女性の姿が見えなくなると三度葵は廊下を歩き始める。
「葵さーん」
「・・・」


・・・・・・


長い廊下を歩くだけで何度と無く呼び止められた葵。
そんな葵にまたもや声が掛けられた。
「相変わらず大変そうねぇ・・・」
「そう思うなら是非慰めて欲しいものですわ・・・」
「・・・それは断固として拒否させてもらうわ」
「酷い仕打ちです・・・」
一部始終を見ていた真妃が葵に声を掛けてきたのだ。
真妃の存在を知ると葵の様子が僅かに変わる。
緊張感、少しだけ尖っていた感覚が無くなっていく。
「いつの間にか皆から頼られちゃってるんだもの・・・流石としか言い用がないわね」
「・・・頼りにしていただいているのは嬉しいのですが・・・」
軽く溜息を吐く葵。
この高嶺本家に越してきてから数日。
あっという間に要領のいい葵はその性格、仕事の出来栄えから他の女中達から信頼される存在となっていた。
今では女中達を纏めるリーダー役のようなものである。
「まだそんなに日も経ってないのにねー・・・」
「そうですね・・・閑流ちゃんは仕方ないとしても・・・雪菜さんよりも早く越してきましたものね?」
「べ、別にいいじゃない・・・それに葵が妙にテキパキ準備を進めるから結果的に早くなっただけよ!」
「・・・そう言うことにしておきます」
「・・・」
納得できない様子の真妃に楽しそうな笑みを浮かべている葵は二人揃って廊下を進む。
「あ!白鳥さん!」
「・・・」
何時ものような会話を交わしていた二人、そんな真妃の耳にやけに高い少女の声が入る。
その声を聞いた瞬間に露骨に嫌そうな顔をする真妃。
「ホントだ!白鳥さぁ~ん!」
「・・・」
先の少女の声を皮切りに次々と背後から複数の少女の声が聞こえてきた。
「相変わらずお嬢様は大人気で妬けてしまいますわ」
「・・その手を離してから言って欲しいわね・・・」
少女の声を聞いた瞬間、嫌な顔と共にその場を離れようとしていた真妃。
そんな真妃の片手をしっかりと掴んでいた葵。
おかげで真妃は少女三人に捕まってしまう。
「白鳥さん、次のお休みは空いてますか?」
「久しぶりですー」
「相変わらず素敵ですわ~」
少女達は素晴らしい勢いで真妃へと飛び込んできた。
「あぁッ!もう!!あんた達はいい加減に止めなさいよ!」
「・・・お嬢様、頑張って下さい」


1p675.jpg


学校と同じくここでも少女達から異様に人気の高い真妃。
真妃の必死の説得にも聞く耳は持たれず、頼みの葵は逆に煽るばかりである。
真妃がこちらに越してきて唯一マイナスに思っている点でもあった。


・・・・・・


「お疲れ様でした」
「・・・そう思うなら是非止めて欲しかったわ・・・」
少女達を何とか言い聞かせて仕事へと戻した真妃は葵と共に自室へと戻ってきた。
何時ものことながらこの時点で既に真妃の体力は大いに削られている。
「相変わらずお嬢様の人気には妬いてしまうばかりですわ」
「・・・それを言うなら葵も似たようなものでしょう・・・」
真妃は深い溜息を吐きつつ自分のベッドに横になる。
今日が休日で心底良かったと思える。
「いえいえ、私はお嬢様一筋ですわ」
「・・・それは有り難いお話ね・・・」
最早まともに返事をするのも億劫な真妃はベッドに寝転がりながら生返事をする。
だが、その生返事が命取りだった。
「その証拠を是非」
「・・・ちょっと待ちなさい」
葵は言いつつベッドに寝転がっていた真妃の上から被さる様に抱きつく。
それがどういう意味かは嫌でも分かった真妃は冷静に対応をする。
ぐいぐいと葵を引き剥がそうとするが・・・腕力では葵に劣る真妃。
「・・・待って、ちょっと・・・幾ら何でもまだ昼間なんだけど・・・!」
「・・・夜ならば良いと仰いますか?」
「・・・言わないわね・・・」
「それならば・・・昼も夜も関係有りませんわ~」
言いつつ葵は自然な流れで行為に入ろうとする。
「ちょ、ま、待ちなさいよ!話の流れがおかしい・・・」
「気にしてはいけませんわ」
必死に抗おうとする真妃を多少強引に押し倒している葵。
結局は何時ものように抵抗むなしく思い通りにされてしまう真妃。
真妃としては不本意な形で葵の一途な想いを再三知らされてしまったのだった。

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Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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