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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.235「エピローグ③」


高嶺本家。
元々頭首である甚平だけが住んでいた大きな屋敷。
そこに生活面で世話をする女中達と仕事面でサポートをするお抱えの対魔師達だけが加えて居住を許されていたのだった。
女中達は先の一件に着いては何も知らされておらず、無罪放免。
お抱えの対魔師達は地上神の眷属騒動に扮して消息を絶った。
ここ数日で高嶺本家も大きく変化があった。
そんな高嶺本家の広大な敷地にある広大な庭、庭園に閑流の姿があった。


「・・・」
閑流は既に季節も冬本番にも関わらず胴着一枚で刀を振っていた。
公共の公園などではなく、私有地のこの庭ならば思う存分刀も振れるので鍛錬のし甲斐も増すと言うものだった。
「休日だって言うのに頑張っているわね~」
「・・・私には休日も関係ありませんから」
縁側にふらふらと雪菜がやって来て何時もの軽いノリで話し掛ける。
閑流は律儀に手を一端止めて挨拶をすると再び刀を振り始める。
「もうあの一件以来、実戦って言う実戦もないんだし・・・もう少しまったりしたら~?」
「・・・いえ、何時また何が起きるか分りませんし・・・腕が鈍るのは一瞬ですが向上させるのは難しいものですし」
淡々と答えつつ刀を振り続ける。
閑流は先の一件が済んでからも鍛錬を怠っては居ない。
それは無論、閑流だけではないのだが・・・多少は以前に比べれば緩くはなっているのが普通だったのだ。
「・・・それに・・・」
「・・・?」
不意に閑流の表情が変わった。
「あの時・・・私は殆ど何も出来ませんでしたし・・・」
「・・・あぁー・・・あの時ねぇ~・・・」
閑流が言っているのは地上神が本当の姿になって以降の戦闘のことだと分かった。
だが、その前の戦闘では重要な役割を果たした上に、あの戦闘では普通の人間にどうにか出来る範疇を超えていた。
恐らくそれは閑流も分かっていても・・・やはり納得は出来ないのだろう。
「・・・雪菜殿が休日にこんなところに居るのも珍しいですね」
「んー・・・?ちょっとふらふらと遊び相手を探しにね」
雪菜の思っていることを雰囲気で察した閑流は話題を自ら転換させた。
「・・・遊び相手・・・ですか・・・?先日は森さんと模擬戦闘をして叱られていませんでしたか・・・?」
「あれはそんな大層なものじゃなくってー、ただじゃれ合ってただけだってば」
閑流はここで初めて手を止め、先日のことを思い出す。
「・・・この広大な敷地を所狭しと駆け巡って、至る所に只でさえ寒いのに大きな氷柱を何本も作って・・・屋敷のあちこちを損壊させて・・・ですか?」
「・・・あははー・・・そんなことも・・・したっけー・・・?」
「・・・」
笑って誤魔化す雪菜に溜息で答える閑流。
「あの夜、森さんは恵理佳殿にこってりと絞られて気の毒でしたよ」
「そんなこと言ったら私だって葵に一晩中お説教食らったんだから」
何故か偉そうに断言する雪菜に自業自得と言う言葉を掛けたかったが、大人の対応で胸にしまって置くことにした。


「・・・雪菜殿」
「・・・ん?何・・・?」
不意に先ほどまで呆れてばかりの様子だった閑流の表情がふと変化した。
「・・・先ほどのふらふらとまるで偶々来た様に言っていましたが・・・あれは嘘ですね?」
「・・・」
閑流の言葉に雪菜は軽く驚いた様子を見せた後・・・
「んふふ・・・流石に鋭いわねぇ~・・・」
「・・・やはり・・・」
雪菜は言いつつ背中に隠し持っていた何かを閑流に向かって投げる。
閑流はしっかりと自分に向かって投げつけられた木刀を受け取る。
「練習で最も身に付く練習方法は~・・・」
「・・・実戦練習・・・ですか」
笑顔の雪菜とは対照的にやはり溜息と共に呆れた様子の閑流。
「葵や真妃はタイプが違うからアレだし、郁と遥香は姉妹水入らずで今は無理だしー・・・それに、閑流も前々から思ってたんじゃない?」
「・・・否定はしません」
楽しそうに話す雪菜に相変わらずクールに答える閑流。
「それじゃあ・・・先に相手に一撃入れたほうの勝ちってことでいい?」
「・・・雪菜殿ならば相手にとって不足はありませんし・・・加減はしませんよ?」
「あったり前じゃない♪」
雪菜は言いつつ目つきを変える。
閑流も刀を腰に戻し、木刀を構える。


1p674.jpg


雪菜も、そして閑流も笑みを浮かべていた。
「・・・久しぶりに楽しく出来そうね?」
「雪菜殿の実力・・・拝見させて貰います・・・!」
言うが早いか雪菜との間合いを一気に詰める閑流。


・・・その夜。
二人はこってり、たっぷりと絞られたのは言うに及ばないことだった。


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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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