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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.234「エピローグ②」


郁のマンション。
先の一件で遥香と和解した郁を気遣い、姉妹水入らずと言って雪菜はこの部屋を出て行ってしまった。
おかげで今は郁と遥香の朝比奈姉妹が同居している部屋となっていた。
そんな休日の郁のマンションでは恒例になりつつある光景が広がっていた。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
リビングでは郁、遥香、そして凌空がそれぞれ無言で座っていた。
家主でもある郁はソファーに寝転んで本を読んでいる。
遥香と凌空は机で対面で座っていた。
その机の上には沢山の参考書やノートなどが積まれている。
「・・・あぁー・・・もう・・・全ッ然・・・分からない・・・」
「分からないって・・・何処ら辺が?」
頭を掻きながら悶える遥香に優しく勉強を教えている凌空。
「文句言わないでちゃんと勉強なさいー」
「・・・別に将来は係で食べて行くんだし、勉強なんていいじゃない・・・」
郁は本から視線を外すことなく隣に置いてあった菓子を食べながらまったり促す。


1p673.jpg


遥香は実は勉強は得意ではなかった。
と言うより・・・郁と分かれて以来学校には行っていないので高校で習うべき知識が全く無かったのだ。
それどころか中学レベルの知識すら怪しかった。
「何言ってるの、母さんからもきつく言われてるんだし・・・折角凌空が教えてくれてるんだから頑張りなさい」
「・・・」
母親を出されては反論の余地は無かった。
確かに現状でも紅蓮の眼を使える遥香は係として十二分に生活していけるだけの実力はある。
だが、最低限の知識は持っていて欲しいと母親と姉からのたっての希望であり、仕方なく勉強をすることになったのだった。
現在は鎮守高校に転入してはいるが、そのブランクは大きく、自宅学習をしなくてはとても追いつくことは出来なかった。
そこで白羽の矢が当ったのが姉である郁の恋人の凌空だった。
学年、学校全体から見てもトップクラスの学力を持つ凌空は家庭教師としてはまさにうってつけだった。
凌空としても郁の部屋へ遊びに行く口実になる上に遥香とも仲良くなれるので願ったり叶ったりだったのだ。
「もう・・・姉さんもそんな遊んでないで手伝ってよ!」
「そうしてあげたいけどねー・・・私は勉強からきしだからー」
相変わらず本を眺めながら答える郁。
やはり姉妹ということを痛感する遥香。
「・・・先輩も苦労しますね」
「はは・・・いや、全然そんなことはないよ?」
呆れながら溜息を吐きつつ呟く遥香に笑顔で答える凌空。
「そうそう、これでバランスがいい位なのよー」
「・・・そんなことばかり言って・・・大体さっきから何読んでるのよ?」
いい加減に姉の横柄な態度にかちんときたのか遥香が問い詰める。
「んー・・・?何って・・・ウェディングドレスのカタログだけど」
「「・・・・・・・・・」」
ここで初めて郁は二人の方を向きながら笑顔で答えた。
予想の遥か斜め上の回答に凍りつく二人。
「そんな深い意味なんてないから安心して~」
「・・・もうすぐ凌空先輩じゃなくて凌空お兄ちゃんになりそうですね・・・?」
「は、はは・・・そう・・・かな」
二人の言葉に引きつった笑顔しか出来ない凌空。
「・・・だけど、流石に金銭的に今すぐは・・・」
流石に社会人ではなく、学生の凌空ではバイトで稼いだ貯金程度しかない。
それでは色々と金銭的に無理がある。
凌空は素直に思ったことを口にした。
「「・・・・・・」」
「・・・?どうかした?」
今度は姉妹がキョトンとした様子で固まる。
何か変なことでも口走ったのかと不思議そうな凌空。
「・・・いえ、何でもないですよ」
「・・・?」
遥香は笑いを堪えながら参考書へ目を移す。
「ふふ・・・そうね、まずは今度のお休みに指輪でも見に行って見ましょうか?」
「・・・わ、分かりましたッ」
楽しそうに呟く郁に最早勉強のことなど頭になくなっている凌空は背筋を伸ばして答える。
教師としての収入と係としての収入、更に先の事件でのお上からの報酬金で郁の貯金はかなりのものになっている。
式でも挙げようと思えば挙げられるのだが・・・そこは凌空の心境も察してしばらくは黙っておくことにしたのだった。
こうして今日も今日とて朝比奈姉妹と凌空の三人は仲良く休日を過ごすのだった。


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Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
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