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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.233「エピローグ①」


真司達が浮き島の崩落から命からがら上空で撮影していたヘリに救助されてから数日が経過した。
この僅か数日で世界は大きく変化を遂げた。
最も大きな変化は天上神、地上神をはじめとした非科学的な存在を公にしたことである。
今までは隠されてきた真司たち係の存在、そしてアスラたち天護の存在。
その全てが公表されたのだ。
今となっては外国人が街中を歩いているように妖怪や天護が闊歩している。
それは真司達やアスラ達が望んでいた共存の世界だった。
そこまで大きな混乱もなく現状に落ち着いたのには理由があった。
数多くの人間が先の事件の時にアスラ率いる天護に守られていたのだ。
更にそんな天護を地上神を共通の敵とする妖怪達は支援をした。
その結果、怪我の功名と言うやつで、三者は現状のように落ち着くことが出来たのだった。
まだまだ反対する声や、不安がる声などもあるが・・・
いきなりこんな状況に慣れない人間が居るのも当然であり、そこは時間が解決してくれる問題だった。
こうして世界は再び平和になった・・・と思いたかったのだが・・・
現実はそう甘くは無かった。
三者が入り混じって生活するようになった今の世界では当然のようにその関係で問題も起きている。
神を倒した真司達、対魔征伐係の存在に、人間の完全なる味方となっている天護の存在のおかげで大きな問題こそ起こっては居ないが・・・
そう言った問題が起きる度に各地の係が狩り出されていた。


だが・・・この土野市だけは特別だった。
やはり地上神が眠いって居た地、そして高嶺本家がある地だけあり、妖怪や天護の割合は高い。
そこで、土野市にはこの度新しい施設が出来た。
土野市駅前。
そこにある交番。
その横に、同じような交番が建造された。
そこは妖怪や天護の問題を専門に取り扱う交番だった。
この交番の長は・・・アスラだった。
知識豊富で頭も切れる。
オマケに外見もイイ男と言うことで、周りの奥様方を中心とした女性の間では評判になっていた。
だが、何もここに興味を持つ人間は女性ばかりではない。
アスラと同じくここで働いている(?)ネクシブ目当てに来る男達も多かったのだ。
そんな二人の噂は土野市だけに留まらず、全国的に有名になってしまっていた。
世界を救った真司達と肩を並べるほどの知名度である。
今では土野市のちょっとした名所になっている。
おかげで人間以外を専門としていた筈が、遊びに来る人間も多くなってしまっていた。


おまけに遊びに来る人間だけではなく・・・
アスラやネクシブが人を超えた力を持ちながらも善良な市民の味方をしてくれるという存在だと言う事が知れ渡っている今現在。
隣に交番があるにも関わらず、喧嘩の仲裁や、救出活動の支援要請など・・・人間同士の問題まで頼まれる始末だったのだ。
当然のように妖怪や天護、更には幽霊まで・・・
人間ならざる者の相談、駆け込みも頻繁にある。
まさに千客万来の繁盛振りだった。
そんな交番に今日も今日とて妖怪が相談をしにやってきていた。
「・・・成る程・・・働き口か」
相手の話を一通り聞き終えたアスラが呟く。
相手の話しによると働き口を探しているのだが、何処も断られてばかりだと言う。
妖怪や天護はそれこそ差は大きいが、皆人並みはずれた力はある。
その力を活かせば決して働き口が何処もないということはない筈だった。
問題があるとすれば・・・話し方や常識の問題だった。
「・・・まずはその服装とか、見た目から直したら?」
机越しに向き合って話し合っていたアスラと男を見ながら奥の畳で横になっていたネクシブが呟いた。
ネクシブの言うとおり、男の格好は一応服は着ているものの、まさに一応、だった。
「・・・そうだな、それと世間の常識なども必要だろう・・・そういったことを教えてくれる場所がある。
そこに行けば最低限の常識と備品なども給与される、名前だけ教えてくれないか?場所は地図を渡そう」
アスラは慣れた手つきで男から名前を聞き出し、男に地図を渡して見送った。
男の姿が見えなくなると、すぐに電話を掛ける。
先ほど言っていた妖怪、天護などの職業訓練所である。
今では珍しくはない施設だ。


「アスラ様ー」
「・・・どうした?」
男が去ったのを確認するとネクシブはふらふらと立ち上がるとアスラの元へやってきた。
アスラは目もくれずに机の上にある報告書を作成している。
「最近はずっとこんな調子ですしー・・・もうすぐまた学生が沢山来ちゃいますよー・・・?」
「・・・時間的にはそうだな」
心底つまらなそうに呟くネクシブの言葉にも手を休めることなく返事をするアスラ。
何時ものように下校時刻となればここには二人目当てに学生が訪れる。
そうなれば賑やかに、言い方を変えれば騒がしくなってしまう。
「・・・遊びましょうよー」
「仕事中だぞ」
即答で斬って捨てられる。
「・・・あーそーびーまーしょーうーよぅー」
「終わったらな」
アスラの返事は至って冷静である。
「・・・終わったらって言っても・・・何時もそう言って終わるのは夜遅くじゃないですかー・・・」
「お前がサボっているからだ」
ネクシブの駄々も全て一言で済ませられてしまう。
そんな時・・・
二人は入り口に人の気配を感じた。
見れば小さな子供が恐る恐るこちらを見ている。
迷子か何かだろうか。
隣にも交番はあるのだが・・・見た目的に厳つい中年よりもネクシブやアスラの方が話しやすかったのかもしれない。
そう考えたアスラは子供は苦手ではあったが、何の用か聞いてみようとした。
だが・・・
「・・・何?何か用?」
「・・・」
ネクシブが思い切り不機嫌そうに子供を相手にキッと睨んだ。
当然のように慌てて姿を消してしまう子供。
消えた方向からして、恐らくは隣の交番へと向かったと思われた。
「・・・お前が恐がらせてどうする・・・」
「・・・そんな気はなかったんですけどー・・・」
溜息混じりに呟くアスラ。
このままでは業務に支障が出る。
寧ろ、出ている。
「・・・明日の休みは一日付き合ってやるから・・・今日くらいは真面目に働け」
「本当ですか!?」
先ほどまでの声のトーンから三段階ほど跳ね上がった声で驚きの声を上げるネクシブ。
「もう、喜んでガンガン働きまくります~♪」
「・・・日頃からそうしてくれれば私も助かるんだがな・・・」


1p672.jpg


アスラは今日一番の大きな溜息を吐いた。
こうして交番では今日も今日とてネクシブに言いように振り回されるアスラの姿。
そして絶える事のないアスラの溜息が聞こえていた。

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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


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