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対魔征伐係.226「決戦③」


「とりあえず何とかしてやつに決定的な隙を作らせるから・・・恵理佳はそこで何とか捕まえてくれ」
「・・・分かった」
真司の確認に真剣な面持ちで頷く恵理佳。
「よし、それじゃ・・・行くか」
「はい」
真司と閑流の声と共に後衛からの攻撃が開始される。
地上神は瞬間移動が使えるものの、この時点では移動する気配はない。
真妃や葵の銃弾を受けてもさほどよろけることもないからと高を括っているのか、銃弾の速さを見切れないだけなのか・・・
定かではなかったが、前衛としては有り難い。
「・・・遥香はここに居て頂戴」
「・・・了解」
郁は遥香にその場の待機を指示して真司、閑流と共に突撃する。
後衛の作ってくれた僅かな隙を足がかりに斬り込む二人。
だが・・・
「・・・くそッ・・・!」
真司と閑流が切り込んだ先にあった筈の女の姿は影も形も即座に消え失せた。
「残念・・・」
次の瞬間、突っ込んだ速度を殺しきれず体勢の悪い二人の背後から女の声がした。
そして・・・真司と閑流が急いで振り向こうとしたその時・・・
「・・・!?」
「アンタがね・・・!」
異形の形と化していた腕を振り上げていた女へ郁が強烈な蹴りを叩き込む。
意表を突かれた女は郁の蹴りを思い切り側面から貰い、吹き飛ばされる。
すぐさま追撃をするべく、郁は一足飛びで追いかける。
先に接地した女は体勢が悪くなりながらも余裕の笑みを浮かべた。
「・・・!遥香!!」
郁の声が響いた瞬間、目の前に居た女の姿が消えた。
「ッ・・・真妃!」
続けざまに辺りを見回した遥香の声が響く。
「くっ・・・!」
遥香に呼ばれた真妃はその言葉の意味を察し、即座にその場から飛び退いた。
入れ替わるようにその場に出現する女。
そして・・・
「・・・何・・・?」
「バレバレなのよ・・・!」
目の前に居た筈の真妃の姿がないことに驚いている様子の女へ遥香が殴打から蹴りへと繋げ、再び女をその場から弾き飛ばす。


再び接地した女は今度は誰も居ないやや離れた場所へと瞬間移動をする。
「・・・成る程・・・おかしいと思ったら・・・お前達は結界術同様・・・ヤツの置き土産を持っているわけか・・・」
忌々しそうに吐き捨てる女。
その様子から紅蓮の眼は良く知っているようだった。
「・・・ふん」
鼻で笑った女の姿が消える。
「・・・だから、何度やっても・・・」
辺りを見回していた郁が即座に背後に出現する女を予見し、構える。
「同じ・・・!?」
「見えてるんでしょう・・・?」
再び蹴りを入れようとしていた郁はすぐさま防御の姿勢を取る。
郁の予見どおり、背後に現れた女の腕は、先ほどよりも数倍巨大に、異形になっていた。
即座に回避が困難と判断した郁だったが・・・
その大きさどおりに破壊力も人間離れしたものだった。
そんな腕で思い切り振り払われた郁の身体は軽々と吹き飛ばされる。
「・・・大丈夫、姉さん?」
「・・・少しは堪えたわね・・・」
そんな吹き飛ばされる姿も予見した遥香がしっかりと先回りし、受け止める。
郁はしっかりと両腕で防いだものの、両腕には痺れるような痛みを伴った。


「・・・こそこそと不意打ちだけは得意そうですね・・・」
「・・・何?」
一連の女の行動を見た閑流がぽつりと呟いた。
地獄耳なのかどうかは分からないが、女にもしっかりと聞こえた様子だった。
女は苛立った表情を隠すことなく閑流へと振り向く。
(・・・閑流・・・?)
傍に居た真司は普段は言わないような挑発的な言葉を話す閑流に違和感を感じた。
そして、その意図を汲み取った。
「言うじゃないの・・・!」
女は言いつつ、先ほどの閑流の言葉を気にしてか、瞬間移動は使わずに正面から飛び掛ってきた。
その巨大な片腕を思い切り振りかぶる。
対して閑流は何を思ったのか、抜刀していた刀を鞘へと手早く納めてしまう。
ひとつ、深呼吸をする閑流。
女との距離が数メートルとなり、女が腕を振り下ろそうとした刹那。
「・・・?何・・・?」
一度だけ地を蹴る音がした。
その音が聞こえた時には閑流の姿は女の背後にあった。
何が起こったのか理解出来ておらずに固まっている女の脇腹は綺麗に切り広げられている。
ダメージの程は表情を見る限りは相変わらず薄い様子だが、閑流の攻撃に驚きは隠せていない。
閑流が作ったその隙を逃すことなく、真司は女に斬りかかる・・・のではなく、その腹部に刃を突き立てた。
「・・・何度やっても・・・突きにしようがお前では私を貫くことは・・・」
「・・・好都合だ」
相変わらず貫通させることは出来ない刃。
ほくそ笑む女と同じように、にやりと笑う真司。
「な・・・に・・・!?」
「恵理佳ァッ!!」
瞬間、真司は全身全霊で両腕に、その刃に力を込める。
そんな真司の叫びに呼応するかのように刀の刀身は凄まじい勢いで伸びて行く。
その勢いに抵抗できることもなく、女の身体は宙に浮き、凄まじい勢いで壁まで吹き飛ばされる。
「ぐッ・・・」
そのままの勢いで壁へと叩き付けられ、やっと接地することが出来た女。
「・・・はぁ・・・ハァっ・・・流石の神様もあんな状況じゃ後方確認までは出来なかったみたいだな」
刃を戻し、額に汗を掻きながらも笑いながら呟く真司。
「・・・おのれ・・・」
女は既に恵理佳の結界に囲まれていた。
真司に呼ばれた時に恵理佳は女が吹き飛ばされる直線状の壁際へと設置準備をしていた。
後は女が壁に激突し、範囲内に入ったところで瞬間的に完成させればいいだけだったのだ。


「・・・忌々しい・・・その眼も・・・この術も・・・」
女の顔からは笑みは消え、憎悪の顔で染まっている。
だが、それは敗北を、負けを認めての表情ではないように思えた。
「・・・これまでよ」
恵理佳は言いつつ結界を狭めて、縮小させていく。
「・・・そうだな・・・確かに・・・これまでだ・・・」
女がそういった瞬間。
「・・・!?何・・・?」
「何だ・・・?」
結界内にあった女の姿は消え、結界が黒く染まる。
中で墨汁をぶちまけたように淡く光る四角い箱が黒く染まっていた。
「・・・これは・・・」
恵理佳が驚きの声をあげる。
そして・・・
「・・・ッ・・・これ以上・・は・・・!」
恵理佳の苦悶の表情と共に目の前の結界の光は霧散し、消え失せる。
今まで箱に入っていた黒い靄は辺りを包み込む。
「・・・私の周りに集まって!」
郁の声で一同は郁の周りへ集まる。
同時に郁は結界を張り、辺りに充満していた黒い靄と触れることを防ぐ。
正体は分からなかったが、いい予感はしない黒い靄。
考えるよりも先に動いていた。
「・・・何だ・・・?地震・・・なわけないか・・・」
黒い靄はどんどん膨れ上がって行き、やがては空間を埋め尽くすほどになる。
そして靄が触れた部屋の壁や天上は次々と破壊されていく。
結界にも次々と落石が落ちてくる。
「・・・この神殿が・・・崩れる・・・」
先を見たのか、遥香が呟く。
そしてその言葉は真実となり、ほどなくして神殿は崩れ落ちた。


・・・


「・・・ったく・・・最後っ屁ってやつかよ・・・」
真司は瓦礫の山と貸した神殿跡地の上で溜息を吐く。
郁の結界のおかげで一同は瓦礫の下敷きになることも生き埋めになることもなかった。
無事に太陽の下に出てこれたのである。
「・・・兄さん・・・多分・・・最後じゃ・・・」
「・・・ん?」
一件落着の顔をしていた真司に恵理佳が不安そうな表情で呟く。
何を言っているのか・・・そう真司が思った瞬間。
瓦礫の下から先ほどの黒い靄が噴出してきた。
「何だ・・・!?」
黒い靄は空を覆うような大きな影を作る。
そしてその影はやがて安定して固まっていく。
そして・・・その影はある形をしっかりと形成したのだった。
「確かに・・・お前達の言うとおりだったな・・・遊びはこれくらいにしておこう」
「・・・おいおいおい・・・」


1p665.jpg


目の前に現れたのは建物で言えば十階相当はあろうかと言う巨大な怪物だった。
その頭部に見える先ほどの女の形とその声で目の前のコレが地上神の姿だと言うことが分かる。
「・・・冗談も休み休みにして欲しいもんだぜ・・・」
「・・・こんなの・・・どうするの・・・?」
「・・・」
真司や雪菜だけでなく、その場の全員が固まってしまう。
今まで見たことも無いような規格外の大きさも去ることながら、目の前の化け物から感じる力は底が見えない。
先ほどの女も底が見えないほどの威圧感と力を持っていたが・・・
今回の場合はその底どころか、底がある穴の位置すら分からないといった状態だった。
覚悟は十分にしてるだけに恐怖感こそ無かったが、人間にどうこう出来る相手とはあまり思えないサイズだった。


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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
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