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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.222「決戦前夜①」


甚平の神卸しを阻止し、地上神の眷属が地上へと現れてから数時間。
一同はそれぞれ二人ずつで一端自宅へと戻り、食事、入浴などを済ませた。
真妃や葵などは銃弾の補給なども兼ねての一時帰宅となった。
そして再び一同はアスラとネクシブの居る住居へと集合したのだった。
この時点で既に日は沈んでおり、街中などにも人は居らず、人々は避難所での不安な夜を過ごしていた。
何時もは静かな街中も今晩ばかりは銃声が鳴り止むことはなさそうである。
そんな状況を考えると居ても経っても居られない心境になる真司たちだったが・・・
今出来ることは明日の決戦へ向けて、心身ともに万全の状態にしておくことだけだったのだ。
今晩は家の周りにアスラとネクシブが見張りで立っていてくれるという。
人気のない場所だけに眷属も現れていないが、二人が見張りに立っていてくれれば真司たちも安心して休めるというものである。


皆が思い思いの時間の過ごし方をしている中・・・
真司は恵理佳と共に二階のベランダに居た。
外見はアレでも一応は二階建てであり、ベランダも人が立てるくらいには綺麗になっている。
何よりも町外れというだけあって夜空が綺麗に見えた。
恵理佳にしてみれば昨日から心身ともに疲弊することの連続だった。
それを心配して真司は声を掛けたのだが・・・
甚平のこともあり、原因が原因だけあって流石に真司も中々上手く励ますことが出来ずに居た。
(・・・うぅむ・・・困ったもんだな・・・)
二人でベランダに立って夜空をぼうっと眺めているが、しばらく会話は止まったままだった。
恵理佳の方を稀に除き見て見るが、特に居心地が悪そうにもしていないのが幸いだったが・・・
だが、このままでは折角声を掛けたというのに・・・そう思い、一人焦って色々と考えていると、恵理佳の方から口を開いた。
「・・・兄さん、ありがとね」
「・・・?何だ?急に・・・何か礼を言われるようなことしたか・・・?」
突然のお礼の言葉に思い当たる節は無かった。
「あの時、兄さんが私を引っ張ってくれたとき・・・守るって言ってくれて・・・凄く嬉しかった」
「・・・あぁ、まぁ・・・あの時は勢いというか何と言うか・・・」
久しぶりに見た気がする恵理佳の笑顔から顔を背ける。
確かにあの時は命を掛けてでも守ると断言した気がする。
今思い返せばとても恥ずかしくて二度と言えないような台詞だった。
「うん、だけど・・・私は・・・」
「・・・?」
恵理佳は言葉途中で何かに気がついた様子で黙ってしまう。
「どうした・・・?だけど・・・何さ?」
「あ、ううん・・・な、何でもないの!それじゃあ・・・私、もう行くから・・・!」
「お、おい・・・」
当然のように気になった真司は問いかけるが・・・
恵理佳は慌てた様子でその場から走り去ってしまった。
妙にもわもわした、すっきりしないままでその場に置き去りにされてしまった真司。


「・・・困ったお兄さんね」
「うぉ・・・!?」
ベランダで一人呆けていると恵理佳が出て行った部屋の出口から入れ替わるようにして真妃が入って来た。
「・・・何だ何だ・・・立ち聞きか?」
「真司を探してたらちょっとね?別に聞こうと思ってたわけじゃないんだけど・・・」
真妃は言いつつベランダまで来ると真司の隣で夜空を見上げる。
「いいの?追いかけなくて?」
「・・・別に追いかける理由もないだろ・・・?」
真妃からの予想外の問いかけに多少の間を空けて答える。
「・・・明日は大舞台だし・・・今日は皆早めに休むと思うから・・・話すなら今しかないと思うわよ?」
「・・・」
真妃は真司の心中を見透かしているかのようににやにやしながら語りかけてくる。
「いいから・・・行ってきなさいって・・・!」
「お、押すなって・・・!」
言いつつ真妃は真司の背中を無理矢理押すとベランダから部屋へと押し出す。
「いってらっしゃーい」
「・・・はぁ・・・分かった分かった・・・」
真妃に見送られて真司は渋々部屋を出て行く。


「・・・やれやれ・・・」
一人残った真妃は深い溜息と共に呟くと、また夜空に目を移す。
ぼうっと冬の綺麗な星空を眺めていると・・・
「んふふぅ~♪」
「ッ・・・!?」
背後から気味の悪い笑い声と共に肩を叩かれる真妃。
声にならない叫び声と共に振り返る。
「・・・雪菜・・・何時から居たの・・・」
「いや~・・・予想外だったわ~・・・てっきりあのまま真司を誘うのかと思ってたけど」
何時もの調子で笑いながら呟く雪菜。
この様子では真司と真妃が話していたことは最初から聞いていたようだった。
「まさか後押しまでするなんてね~」
「・・・別に、そう言うわけじゃないわよ」
笑顔で話しつつ雪菜も真妃の隣にまで来ると星空を見上げる。
真妃もまた何時もの調子で仏頂面で答える。
「・・・明日は大事な戦いがあるんだし・・・色々と抱えているものはスッキリさせた方がいいでしょう?」
「んふふ~・・・♪まぁ、そう言うことにしておいてあげる~」
「・・・全く・・・」
二度目の軽い溜息を吐きながら呟く真妃。
それから少しの間、僅かに会話が止まったように感じた。
そして・・・
「色々とライバルが多くて苦労するわね~」
「・・・それを私に言う・・・?」


1p660.jpg


やはり笑顔で話しかけてくる雪菜に呆れた様子で答える真妃。
「真司のことだから皆に差はないって言いそうだけど~・・・」
「・・・あぁ、言いそうねぇ・・・」
更に呆れ顔を強くして呟く真妃。
「最後には私が一番になると思うんだけど、どう?」
「・・・それは、聞き捨てならないわね?」
ここに来て真妃が過敏に反応を示す。
そして心なしか目つきが変わる。
「真妃は私よりも後から転入して来たじゃない?」
「馬鹿言わないで?私は子供の頃から会ってるわよ」
何時しか和やかなムードは険悪なムードに変わっていた。
「それこそ馬鹿言わないでよー?そんな子供の頃なんてノーカンに決まってるじゃない?」
「私には昔にかわした約束っていうのがあるの、雪菜みたいにぽっと出とは違うのよ」
「「・・・・・・」」
そして綺麗な星空をバックににらみ合う二人。
喧嘩をするほど何とやら・・・とはよく言ったもので・・・しばらくは閑静な夜空に二人の声が響いていたのだった。


・・・・・・


「・・・お、居たな」
その頃、恵理佳を探して家の中を歩き回っていた真司は一階で恵理佳を見つける。
「あら?それじゃあ私はこの辺で」
恵理佳は郁と何やら話をしていたようで、真司に気がついた郁はそそくさとその場を離れていった。
「・・・?師匠と何話してたんだ?」
「え?うぅん・・・言いづらいんだけど・・・青砥先輩のこと」
「・・・なるほど」
明日は決戦の日だ。
郁が凌空のことを考えてもおかしくはない。
「・・・そう言う兄さんこそ、私を探してたの・・・?」
「え・・・?あ、あぁ・・・まぁな・・・」
恵理佳から言われて何の口実も考えていなかった真司は濁しながら答える。
「どうかしたの?」
「・・・あー・・・まぁ、あれだ。とりあえず外の空気でも吸いながら話でもしないか?」
「・・・?いいけど・・・」
いきなりはいい案が思いつくわけも無く、ふと窓から見えた外の景色をヒントに思いついたままの言葉を口にする。
外に居たアスラに一言だけ伝えて真司と恵理佳は夜道の散歩に出かけたのだった。


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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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