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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.193「閑流と洋服②」


「閑流ちゃんの洋服・・・?」
「あぁ」
土曜日の朝。
閑流が同居を始めてからは恒例となっている、家主の真司と同居人の閑流、そして恵理佳を加えての三人での朝食時間中。
真司は恵理佳に閑流の洋服の買出しについて相談をした。
「今まではまぁ良かったんだが・・・さすがにこれからの季節は厳しいと思ってな」
「・・・いえ、ですから私は別に・・・」
真司と恵理佳の会話に割って入るように閑流が口を挟む。
「・・・閑流は知らないかもしれないがな、世の中にはちゃんとした洋服じゃないと入れないところが沢山あるんだぞ?」
「・・・そう、なんですか・・・?」
「えぇと・・・うん、そう、かな・・・」
真司の言葉を俄かに信じられなかった閑流は恵理佳に確認をする。
従兄妹の言葉の意味を理解していた恵理佳はたどたどしいながらも何とか答える。
「まぁ、そんなわけで・・・何時仕事でそんな場所に行くかも分からないし、用意しといて損はないってことだ」
「・・・分かりました」
何時ものように強引な真司の説得で渋々承諾をする閑流。
「よし、それじゃあ今日は閑流をよろしく頼むぜ、恵理佳」
「・・・え?兄さんは行かないの?」
当然のように言い放つ真司に疑問の声を投げる恵理佳。
「・・・いや、俺は言っても女の洋服なんかわからないし、手伝うことも出来ないしな」
「・・・兄さんでも手伝えることはあるじゃない?」
今度は恵理佳が当然のように言い放つ。
「・・・何があるんだ?」
「荷物持ち」
「・・・」


・・・・・・


何時ぞやに雪菜の洋服を買いに来たデパートにやって来ていた一行。
「・・・くそぅ・・・まさか俺まで狩り出されることになるとはな・・・」
「兄さんが言い出したんだからそんなこと言わないの」
やはり自分で言い出したとは言え、買物につき合わされるのは嫌なのか、お世辞にも楽しそうとは思えない様子の真司。
「・・・兄さんがそんな顔してると閑流ちゃんが気にするでしょ・・・?」
「・・・ぐ・・・分かった分かった・・・」
恵理佳は閑流には聞こえないように小声で耳打ちをする。
姉に窘められるように真司は渋々了解するのだった。
こうして真司は表情だけは、なるべくつまらなそうには見えないようにする努力を始めた。


「それじゃ、閑流ちゃん行こうか?」
「・・・お願いします」
目的のフロアに着いた恵理佳は閑流の手を引いて様々な秋服がディスプレイされている中へと向かっていった。
(・・・適当に待つか・・・)
予想通りの展開でやはり真司は二人についていくことはなく、片隅で適当に暇を潰すことにした。
今だけは表情を作る必要もないので気楽なものである。
恵理佳のことなので、そうそう簡単に決まるものではないと真司は高を括っていたのだが・・・
「兄さん」
「・・・ん?」
しばらくすると恵理佳が真司のもとへやって来た。
そこに閑流の姿はなかった。
「閑流ちゃんの洋服を選んで試着させてるんだけど、兄さんも見てあげて?」
「・・・まぁ、そうだな・・・」
そこに拒否する理由は無かったので、恵理佳に案内されるままフロアの隅にある試着室のうちのひとつの前で立ち止まる。
「閑流ちゃん、着替えられた?」
「・・・はい、一応・・・ですが・・・」
カーテン越しに聞こえる閑流の声は非常に自信がなさげである。
洋服が洋服ならば着方を間違っていてもおかしくはなさそうな勢いすら感じる。
「それじゃあ・・・」
言いつつ恵理佳は試着室のカーテンをゆっくりと開けた。
「・・・こんな・・・感じです・・・」


1p630.jpg


「・・・おぉ・・・」
「可愛い~♪」
何時もとは違う感じを受ける閑流に思わず声を漏らす真司とまるで小動物を見たかのような反応をする恵理佳。
閑流本人も何時もとは違う服装に戸惑っている様子である。
「・・・やはり・・・動きづらいですね・・・」
「・・・まぁ、そりゃ・・・なぁ」
閑流の最初の感想がとても閑流らしいと思った。
「閑流ちゃん!」
「えッ・・・あ、はい・・・何でしょう・・・?」
恵理佳の元気な声に思わず驚いた様子の閑流。
この時点で真司は非常に嫌な予感がした。
「この服はこのまま買っちゃうとして・・・この調子でどんどん行きましょう!」
「え、あ・・・いえ・・・私はこれだけでも・・・」
(・・・おぉ・・・あんな閑流は見たことがないぜ・・・)
可愛いものスイッチが入った恵理佳に強引に背中を押されて連れ回されそうになっている閑流。
普段は見れない戸惑った表情をしている。
「・・・」
(・・・いかん、目を合わせては駄目だ・・・!)
閑流は恵理佳の前では言いづらいのか、真司に助けの目線を送ってくる。
そんな閑流の懇願するような視線から目を逸らす真司。
「それじゃ・・・次は向こうね♪」
「・・・俺は邪魔になりそうだから適当にそこら辺で時間潰してるわ」
「・・・真司・・・!」
ご機嫌の恵理佳に適当な言い訳をしてその場から離脱を図る真司。
去り際に恨みの篭ったような閑流の声が聞こえた気がしないでもなかったが、気のせいと言うことにしておいた。
(・・・でも、結局は全部俺が払うんだよな・・・)
とりあえずは安全圏まで逃げた真司はふと思うのだった。


結局、閑流の洋服を全額払い、帰りには荷物持ちをし・・・
オマケに帰宅後は閑流の機嫌が宜しくなかったと、散々な一日になってしまった真司だったが・・・
これを機会に今後は閑流をもっと様々な場所へ連れて行く足がかりになったと思えば何とか耐えられる出来事だった。

コメント

・・・(ノ∀`)

・・・ポッ(ノ∀`*)

ロリっ子万歳゚+.ヾ(´∀`*)ノ。+.゚←もうダメだ
【2007/10/09 02:30】 URL | ひげサボテン #-[ 編集]
・・・(´ω`)
なんという、ろりk(ry
もうダメ・・・?
これからさ・・・ッ!!(゜∀゜)
【2007/10/09 23:07】 URL | シンヤ #-[ 編集]

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Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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