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【東方CG集(紅魔館編)】
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「・・・最後に質問してもいいかしら・・・?」
「・・・冥土の土産ってやつかしら・・・?私の腕が疲れるまでなら聞いてあげるわ」
遥香は郁の首を掴んだまま笑顔で答える。
首をつかまれているので当然ながら話すたびに苦しくなるのだが・・・聞いておかなくてはいけないことが郁にはあった。
「遥香に紅蓮の眼を与えたのは・・・何処の何者なの・・・?」
「・・・やっぱり・・・気になるのね?」
予想通りと言った表情で、的中したのが可笑しいのか、笑いながら答える。
「当然よね・・・?いきなり使えるようになっていて、しかも自分よりも使いこなせてるんだもの・・・そんな眼を与えたモノの正体は知りたくなるわよね・・・?」
「・・・えぇ、そうね・・・」
郁は息苦しさに耐えながら答える。
「でも・・・残念ながら冥土の土産は没収ね?私はこう見えても約束は守る方なの」
「・・・仕方ないわね・・・最後に後ひとつだけ良いかしら・・・?」
郁の予想通り、やはり遥香はその眼を与えた何者かに他言はしないようにとの約束をしていた。
これは遥香に聞く前から恐らくはこうなると考えていたことだ。
「・・・仕方のない姉さんね・・・もう腕も少し疲れてきたし・・・これで最後ね」
「・・・遥香は・・・紅蓮の眼を使っている時・・・何か感じるものはあるかしら・・・?」
郁はもうひとつの確認しておきたいことを遥香に質問をする。
「・・・どういうこと?」
「・・・例えば・・・使っていると高揚感を感じたり、破壊衝動が起きたり・・・そういうことよ・・・」
郁はひとつひとつ、慎重に言葉を選んで話していく。
「ふふ・・・それなら・・・姉さんと同じよ・・・?」
「・・・」
「高揚感、破壊衝動は使っていれば徐々に高まってくるし・・・それに姉さんを倒したいと言う気持ちも抑えようがないほどに膨れ上がって行くわ・・・!」
「・・・そう・・・」
この遥香の回答によって、郁の前々から考えていた予想は確信に変わった。
郁は別段、紅蓮の眼を使っていても気分的には特に感じるものはない。
あるとすれば激しい心身の疲弊感だけだ。
だが、遥香は様々な衝動を感じると言う。
そもそも、郁と遥香の紅蓮の眼は先を見ると言う力以外は相違点がいくつもある。
何よりも気になっていたのは久しぶりに再開したときに遥香に殺意を感じたことだった。
姉妹としてのフィルターを外してみても、昔の郁と遥香は仲が良かったと言える。
それは互いに実力を競い合い、切磋琢磨していく上で、並みの姉妹以上に接する機会が多かったことも理由のひとつとして挙げられる。
遥香を紅蓮の眼の力で打ち負かして以降も、ぎこちない関係になり気味だったが、それでも感じたものは対抗心程度のものだった。
少なくとも殺意や敵意と言った感情は微塵も感じていなかった。
それが・・・再開した遥香は明らかな殺意を表してきた。
ただ、単純に出会った時からそうならば郁もそこまで深くは考えなかった。
だが、郁は遥香と戦っている時に気がついたことがある。
紅蓮の眼を使い続ける時間が長引けば長引くほどの遥香の言動には安定性が欠け、凶暴性が増していたと思える節が多々あったのだ。
更に遥香の左目の横にある痣のようなモノが時間が経つほどに少しずつ変化しているように見えた。
戦闘中だったのでそんなところまでじっくりと見ては居られなかったので気のせいだったのかもしれないが・・・
だが、先ほどの遥香の返答によりこれも気のせいなどではなかったと確信した。
これらのことと遥香の返答を合わせて郁が導き出した答えは・・・
(・・・やはり・・・この子・・・利用されて・・・)
郁は数多く居る退魔師、係の中でも上位、トップクラスの実力者である。
その紅蓮の眼の力、実力、名前は同じ職業の退魔師、係の者たちの間は勿論・・・敵対する妖怪、災忌たちの間でも知れ渡っていることだろう。
郁が亡き者になれば喜ぶものは数え切れないほど存在するのだ。
それでなくとも妖怪は長寿であり、災忌などはいったい何時から存在するのかすら定かではない。
ならば代々紅蓮の眼の力を継いで来た郁が知らない何かを知る者がそんな中に居たとしても不思議ではない。
そしてそんな何者かが遥香の郁に対する対抗心を利用し・・・紅蓮の眼と言う餌で遥香を騙したとしたら・・・
今の遥香の状況は納得が行く。
寧ろ、それ以外には考えられなかった。
「・・・ごめんなさい・・・」
「・・・何かと思えば・・・下らない時間つぶしで考え付いたことが命乞いとはね・・・」
遥香は笑顔もなく、呆れ返ったような顔になる。
「・・・いいえ・・・昔も・・・そして今も・・・遥香には私の所為で迷惑を掛けて来たことを謝りたいだけよ・・・」
「・・・迷惑・・・?ふふ・・・そう思うなら・・・無駄口なんて叩かないで大人しく殺されて頂戴」
郁の首を絞めている手に力が入る。
「・・・それで遥香が救われるなら・・・そう考えた時もあったけど・・・」
「・・・」
「・・・悪いわね・・・私はまだ死ねないのよ」
「・・・往生際が悪いのは姉さんらしくないわね・・・?こんな状況で何を言っているの?」
郁は何時ものようにふざけたような笑顔で話すがその目は真剣なものだった。
「・・・さっきの遥香の答えで・・・私にはやるべきことが出来ちゃったから・・・」
「・・・やるべきこと・・・ですって・・・?」
ここで郁が遥香に殺されたところで、恐らく遥香は救われるようなことはない。
寧ろ、郁の危惧するところは遥香に眼を与えたモノが交換条件でそのモノの配下になることを提示していた場合である。
今の遥香は郁を倒すこと、殺すことしか頭にない。
ならばその条件を飲み、人間に仇名す存在になったとしても不思議ではない。
そうなれば、それこそ郁の所為で遥香の一生を奪うことになってしまう。
今の遥香を救うならば、その何者かの正体を突き止め、そのモノから騙していたことを白状させるか、証拠となるモノを遥香に提示する必要がある。
今現在、ここで遥香に騙されていたと説得したところでそれこそ命乞い以外の何者にも聞こえないだろう。
「・・・それに・・・明日は久しぶりのデートなのよね・・・」
「ッ・・・!?こんな時に何を・・・!!」
郁の予想外の発言に顔色を変えて怒鳴る遥香。
「もう、いいわ!死んで・・・ッ・・・!?」
遥香が腕に力を込め、止めを差そうとした瞬間・・・遥香は違和感を感じ、思わずその手を離してしまう。
遥香の手を離れた郁はその場によろけながらも立つことが出来ていた。
「・・・何・・・?何なの・・・!?」
「・・・この感じは・・・?」
何とか立っている郁の様子を見た遥香は今までの余裕のある顔から焦燥のソレへと急変させていた。
当の郁も今現在の自分の様子に戸惑い気味である。
「紅蓮の眼の所持者は・・・オッドアイじゃなかったの・・・!?」
「・・・これは・・・この感じは・・・私の・・・両目・・・?」
郁は右目だけではなく、元は淡い青色をしていた左目も今は紅く染めていた。
そしてそんな見た目の変化だけではなく、郁から感じるモノも枯渇寸前の力から今では十分に活力を感じられる。
郁本人もまた、今までとは違う不思議な感覚を確実に認識していた。
覚醒しましたね
オッドアイ設定から何となくもう片方も染まると思っていたら来ましたよ!
シンヤ兄さんとはやはり気が合いますね
【2007/10/04 00:07】
URL | 紅月 朔夜 #sFkuDBeA[
編集]
おおぅ・・・(´ω`)
寧ろ、オッドアイの時点で最初から予想されていた時点で負けですわぁ・・・(´・ω・)
もう少し捻るようにしよう、そうしよう(゜∀゜)
【2007/10/04 23:27】
URL | シンヤ #-[
編集]
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