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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.187「廃工場鎮圧作戦②」


廃工場へと到着し、早々に行動を開始した真司達。
正面入り口から侵入した真司、真妃、葵の三人は・・・
「あぁー・・・多いとは聞いていたがこれほどとはなぁ・・・」
工場内部に入るまではそうでもなかったのだが、いざ建物の中に入ると四方八方から災忌が湧いて出てくる。
中には最近見かける人間のようなモノも居るが、大半は半獣半人のタイプだった。
「もう!感心してないで真司も仕事してよ!!」
「いやー・・・近づかれたらするわ」
真妃の二丁拳銃と葵の大型ライフルのおかげで湧いて出てくる災忌達は視界に入った瞬間には崩れ落ちていた。
「馬鹿言わないの!近づかれたら私が危ないじゃないの!」
「日比谷さんもそうですが・・・私も一応は白兵戦は対応できますので・・・私は平気ですよ?」
葵はライフルの弾丸を装填しつつ笑顔で真妃に話し掛ける。
「・・・葵は・・・ってどういう意味よ・・・ちゃんと私も守ってよね・・・」
「それは・・・当然ですわ~♪」
「あ”ぁッ!!こんな時にくっつかないでよッ!!」
聞きたい台詞が聞けたのが嬉しかったのか、葵は笑顔で真妃に抱きつく。
当然、そんな二人のじゃれ合いを災忌が待っていてくれるはずもなく、次から次へと押し寄せてくる。
「お前ら・・・ちゃんと仕事しろよな・・・」
今度は真司が数歩前へと走り、災忌の群れへと斬り込んで行く。
個々の力が弱いのでまだ何とかなっているが、これに強いモノが混じっていたらと思うと恐ろしい。
だが、今の段階では烏合の衆、数だけなのでそれほど危機感は感じていなかった。
「良かったじゃない、こんな感じで進んで行くわよ」
「・・・俺は囮かよ・・・」
真司は災忌が群れを成す通路の奥へと斬り込み、斬り損ねた相手や真司の死角に居る災忌は真妃と葵で狙い撃ちしていく。
半ば囮と化している真司としては安心出来ない戦法だったが、後衛二人にしてみれば安全であり、狙いも的確に出来るというものだった。


・・・・・・


その頃、裏口から侵入した閑流、恵理佳、雪菜の三人は・・・
こちらもやはり災忌の数は正面とさほど差はなく、狭い通路から次々と災忌が押し寄せてくる。
「それでは、お願いします、恵理佳殿」
「えぇ、こちらこそよろしくね、閑流ちゃん」
そんな災忌の群れに閑流と恵理佳が斬り込み、蹴り込んで行く。
こちらは前衛が二人居るので、その分後衛の雪菜は比較的安全に、仕事も少なかった。
「・・・確かに沢山居るけど・・・私、することないなぁー・・・」
少ないと言うよりも、寧ろ・・・手持ち無沙汰にすらなっている。
「恵理佳殿なら安心して死角を任せられます」
「ううん、閑流ちゃんこそ・・・って・・・?」
こちらもやはり数だけは多いが質は高くなく、前衛が二人と言うこともあり、若干の余裕がある。
そんな時、恵理佳は背後から急速に近づいてくる気配を感じた。
「私も雑ぜてぇ~!」
「ゆ、雪菜・・・!?」
恵理佳と閑流を追い越し、後衛の筈の雪菜が災忌の群れへと突進して行く姿が見えた。
「折角気合入れて来たのにー!」
見れば雪菜の肘辺りから手の先にまで氷柱のような物が纏わり付いている。
「つまんなーいぃ!」
その氷柱で災忌を殴る・・・と言うよりは突き刺し、斬り付けて猛進して行く雪菜。
「・・・雪菜・・・十分接近戦も出来るんじゃない・・・」
「・・・」
そんな様子を驚いた様子で眺めている恵理佳。
閑流は呆れるような様子はないが、刀を一振りし、鞘へ納めてしまう。
「・・・閑流ちゃん?」
「私たちは後ろからゆっくり着いて行きましょう」
「・・・そうね」
少なくとも今の段階では雪菜に危険が迫るとは考えられない。
だが、逆に言えばあれだけ暴れていてはそう経たないうちにスタミナも切れそうである。
その時のために二人は大暴れする雪菜の後ろをまったりと着いて行くことにした。


・・・・・・


それからしばらく。
廃工場内に無数の銃声が鳴り、数え切れない発光が起き・・・静まり返った廃工場の屋上への扉が開かれた。
「やっと・・・着いたか・・・」
屋上へと続く階段はひとつであり、東西からやって来た二チームも階段前の踊り場で合流できた。
真司を先頭に目的地の屋上までやって来た一行。
工場の屋上は予想以上に広く、フェンスのない学校の屋上のような雰囲気だ。
「意外と早かったわねー」
「・・・何?」
真司の耳に声が聞こえた。
その声のする方、斜め上を見上げるとそこには見知った顔があった。
「・・・お、お前・・・!?」
「言ったでしょ?すぐに会えるって」


1p624.jpg


そこには数日前に学校の屋上で会ったあの少女が居た。
「ちょっと、しんじ!アイツと知り合いなの?アイツってどう見ても・・・」
「・・・どう見てもってか・・・浮いてるしな・・・」
雪菜の問いかけに呆然としつつも反応に近い感じで答える真司。
「この感じ・・・あの子って・・・災忌・・・?」
真司と同じく、信じられないと言った様子で恵理佳が呟く。
「ん~・・・ちょっと違うと言えなくもないけど・・・まぁ今はそういうことにしておいていいわよ?」
「・・・お前、話せるのか・・・!?」
初めて出会ったときのように笑顔で話す少女。
「話せるのかって・・・こうして話してるじゃない?」
「・・・それなら・・・色々と聞きたいことが山ほどある」
未だに半信半疑ながら真司は何時かこうして話せる、会話が出来る災忌が現れたら聞きたいことがそれこそ山ほどあった。
「残念でしたー、今私から教えられるのはー・・・私の名前はネクシブって言うことくらいかしら?」
「・・・今・・・?どういうことだ?」
ネクシブの言葉に引っかかりを感じた真司。
「それはー・・・秘密♪」
「・・・」
相変わらず裏の無いような笑いを浮かべるネクシブ。
その場に僅かの静寂が訪れたと思った矢先・・・


「・・・!?」
廃工場を囲っている塀の外側からよく知ったモノを感じた真司。
「・・・しんじ、今のは・・・」
「・・・こんな時に・・・アイツか・・・」
雪菜も感じたのか、珍しく真剣な面持ちで話し掛けて来る。
感じたものは二つの霊力。
ひとつはよく知った郁のもの。
もうひとつは・・・最近知った、遥香のものだった。
感じた場所から言っても二人が出会って衝突したと言うことはほぼ間違いのないことだった。
「・・・ネクシブとか言ったな、悪いが急用が出来たんで・・・今回はここまで・・・」
真司が言いつつネクシブに背を向けたその瞬間。
「残念」
ネクシブの一言と同時に、真司達がやって来た屋上と工場内を繋ぐ唯一の扉、その扉周辺が小爆発を起こした。
「・・・な、んだと・・・?」
小爆発し、燃え盛る炎を見ながら、先ほど爆発を起こす前に扉周辺から確かに霊力に近いモノを感じたことを思い出す。
「・・・お前の仕業か・・・」
「残念だけど・・・貴方達には少しの間だけ私とここで遊んでいてもらうことになっているから」
ネクシブのその一言で全てを理解した真司。
「・・・そうか・・・お前・・・ここいらの災忌を集めたのも、全ては師匠と遥香を二人だけにする為か・・・!?」
前回、遥香を退けてからこの工場に周辺の災忌達が集まりだした。
しかもそれらの災忌はどれも数ばかりで質は決して高いものではない。
そして初めてネクシブと会った時、はるちゃんと口にしていた。
「ご名答♪そんなわけで・・・こっちはこっちで楽しみましょう?」
ネクシブの合図で屋上の闇の奥から数匹の災忌が現れる。
工場内部に居た半獣半人タイプだが、明らかに感じる力は別物だった。
これでネクシブが災忌であり、災忌を操り・・・工場内部に居た災忌達はやはり捨て駒であったということが確信に変わった。
「さっきから黙って聞いてれば・・・」
雪菜が言いつつ何時ものようにネクシブへ向けて攻撃を仕掛ける。
空に浮いているネクシブ相手には真司や閑流、恵理佳は無力だった。
「・・・ん?っと・・・!」
自分の周囲に違和感を感じたのか、ネクシブは咄嗟にその身を素早く移動さる。
次の瞬間、先ほどまでネクシブが居た周辺に巨大な氷の塊が出来る。
生成された氷の塊はすぐに重力に引かれて落下し、派手に砕け散った。
「奇遇じゃない、私と似てるわね?」
「・・・何?」
ネクシブの言葉と共に真司達は周辺に違和感、力を感じた。
刹那、真司達が居た場所をまた小爆発が覆う。
規模こそ大きくはないが、中心部に居れば間違いなく重傷だ。
咄嗟に避けた全員が傷は負っていなかったがネクシブの力は十分に理解した。
「・・・そうね、お前たちはあの氷女と・・・物騒な重火器を持っているあの二人・・・そいつらだけを狙いなさい」
ネクシブの命により、下に居た災忌達は一斉に雪菜、真妃、葵の三人に向かっていく。
「例え他の奴らから邪魔されようが攻撃されようが気にせず集中するのよ」
ネクシブの言葉が理解出来るのか、災忌達はすぐ近くに居る真司や恵理佳には目もくれず、三人だけを狙いに行く。
「ふざけやがって・・・そうはさせるかよ・・・!」
真司の一言で他の三人も後衛三人と災忌の間に割って入るように駆け出すが・・・
その間を裂くようにして身の丈以上はある巨大な火柱が上がる。
災忌達はそんな火柱を物ともせず突進して行く。
だが人間が突っ込めば火傷で済めばまだマシと言う様な巨大さである。
「そんなに急がなくても・・・貴方たちは私がちゃんと遊んであげるから」
「・・・真司、郁のことも・・・」
「・・・分かってるさ」
ネクシブの挑発するような言葉を聞きながら、閑流の小声での確認にも頷く。
火柱の向こうでは銃声と金属音が聞こえてくる。
雪菜に余裕が出来れば目の前の火柱も何とかなるはずである。
雪菜と葵が居れば白兵戦も出来ると信じ、今は目の前のネクシブに集中することにした真司。
「それじゃあ・・・たっぷりと時間を掛けて遊びましょうか・・・?」
「・・・やっぱりそういうことかよ・・・悪いが早々に済ませてもらうぜ・・・?」
そうは言っても相手は射程外に居る。
とても普通の戦い方ではどうにか出来る相手ではない。
真司の願いとは裏腹にどうしても長引きそうな相手だった。


・・・・・・


廃工場の外。
塀の外に居ても先ほどの屋上での小爆発は闇夜では良く目立っていた。
「・・・」
「心配しないでいいわ・・・外から増援が来ることもないし・・・姉さんの敵も味方も邪魔にはこない」
僅かに屋上の方へと目線を向けていた郁はすぐに目の前の遥香へと視線を戻す。
「始めましょう、今夜こそ・・・決着の夜よ・・・!」
「・・・遥香・・・」
赤い炎が上がる廃工場をバックに、姉妹は再び闘うこととなってしまったのだった。




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プロフィール

シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


◇mixi(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1342834 )
◇メッセ(nanp728あっとhotmail.com)
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