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対魔征伐係.186「廃工場鎮圧作戦①」


「・・・鎮圧作戦?」


1p623.jpg


「そうよ、明日の夜ね」
週末を控えた金曜の放課後。
真司や真妃は勿論のこと、閑流も含めた関係者一同が郁の部屋へと招集をかけられていた。
そこで聞かされた言葉をオウム返しする真司。
「真司達も外れにある大きな廃工場は知っているでしょう?」
「・・・あの何度も災忌達と戦ったところね」
郁の問いに真妃が答える。
「そうよ、今まで何度と無く出現、発見されて来た場所なんだけど・・・最近になって気になる情報が入って来たのよ」
「・・・気になる?」
真司は怪訝そうな表情になる。
「えぇ、その廃工場にここら辺一帯の災忌達が集まっているっていう情報があるのよ」
「・・・集まっているって・・・」
郁の予想外の発言に驚きながらも呟く恵理佳。
「・・・それは・・・似たような外見の奴らとかだけではなく・・・か?」
「えぇ・・・話しによれば見た目は多種多様な災忌達が確認されているそうよ」
今までも見た目が同じような、災忌の中でも同種族と思われるもの達が集団で行動していたことはあった。
だが、大きな枠、災忌の中でも多種多様なもの達が一同に介する事などは今までになかったことだ。
だからこそ驚きを隠せないで居た。
「・・・人にしろ、妖怪にしろ、災忌にしろ・・・集まって密談なんてロクなことにはならないわ」
「・・・まぁ、な」
「そこで・・・今回、市の廃工場取り壊し決定に際し・・・事前に廃工場に屯していると思われる人ではないもの達の鎮圧作戦を決行する運びとなった・・・ということよ」
「やれやれ・・・ここまで来てやっと重い腰を上げたのかよ・・・」
郁の話を聞いた真司は呆れたように溜息を吐く。
「まぁ、兎も角・・・決行は明日の夜。今回はどれほどの数が居るか、検討もつかないからしっかりと万全の体制で来るように」
「了解」
郁の確認に皆それぞれ真剣な表情で頷く。


・・・・・・


翌日の夜。
夜道を郁の運転で走る車内に昨日の面子が乗車している。
「・・・それじゃ、現場に着いたら向こうさんも気が付くでしょうし、ここで予め行動予定を話しておくわ」
郁は運転をしながら話を始める。
「今回、目的は鎮圧なので、出来るだけ敵は残さずに殲滅させないといけないわ」
「まぁ、そうだな」
助手席に座っていた真司は相槌を打つ。
「そこで・・・工場の正面入り口と裏口・・・二組に分けて、工場内に居る災忌に挟撃をしかけることにしたから」
「・・・挟撃?」
言わんとしている事は何となくは分かっていてもイマイチイメージが湧かない真司。
「工場の中央にある荷物搬入も兼ねてのエレベーターは当然今では使えないわ」
「あぁ・・・そういえばそうだったな」
「今現在、三階・・・そして屋上まで行けるのは東西にある階段だけになっているのは覚えているかしら?」
「あぁ、それは覚えてるぜ。面倒だった記憶があるしな」
真司は何度か廃工場で仕事をしたときのことを思い出す。
「そこで・・・二組に分かれたチームでそれぞれ一階ずつ殲滅させながら東西の階段を使って上へ上へと上がってもらうわ」
「なるほど・・・それで逃げようとしたやつも結局は挟み撃ちに出来て逃がすことはなくなると?」
「まぁ、そんなところね。そして最後は屋上で合流して頂戴」
「了解・・・で、その肝心のチーム分けは?」
ここは皆が気になっていたポイントである。
真司だけでなく、皆が集中している気がする。
閑流だけは例外だったが。
「正面から入るチームが真司、真妃、葵の三人で・・・裏口からのチームが閑流、恵理佳、雪菜の三人ね」
「ちょっとぉ!何で私と真司が違うチームなのよ!」
郁の提案に即座に噛み付く雪菜。
「ちゃんと考えてのことよ・・・結界術が使える真司と恵理佳は別にするべきだし、同タイプの真司と閑流は別にするべき・・・真妃と葵は同じチームにするべきだし・・・そうなると、ね?」
「・・・うぅ・・・」
郁の正論にぐぅの音も出せずに黙り込んでしまう雪菜。
「なるほど・・・って・・・師匠は高みの見物かよッ?」
「・・・雪菜と同じようなことを聞くんじゃないわよ・・・ちゃんと私だって働くわ」
真司の突っ込みに呆れたように溜息を吐きながら答える郁。
「連日災忌達が集まっているって話だったし・・・真司達が内部で戦っている時に次から次へと、外から増援が来たらあんた達が挟み撃ちにされちゃうでしょ?」
「・・・まぁ・・・そりゃ確かに・・・」
「だから・・・私は外に残って、増援が入れないように工場を結界で囲むから。そして外からの増援を見つけ次第、私が殲滅させていくわ」
「・・・ちょ、ちょっと待ってくれ、囲むって・・・あの工場をか!?」
「そうよ」
「・・・」
今から向かう廃工場はちょっとしたアウトレットモール並のサイズはある。
真司は今までいいとこ、ヒグマとか、そこら辺のサイズの災忌を囲ったことがあるくらいだった。
郁が囲うと言っている工場とはモノが違う。
囲うべきモノが大きければ大きいほど、それだけ霊力も使うし、張るために集中力も必要になる。
数えるほどしか居ない結界術師、ましてやこれほどのサイズの物を囲える者など片手程度ではないのだろうか。
「何なら真司と代わろうかしら?」
「・・・謹んで遠慮しておくぜ・・・」
結界術で囲うこともそうだが・・・
外からの増援がいったいどれほど来るのかは全くの未知数である。
運がよければ一匹も来ないかもしれない。
だが、逆を言えば次から次へと無数に来るかもしれない。
そんな可能性がある中、一人で残って応戦するなどと、普通ならば任せようともしない。
今居る面子、真司が知りえる中でもこんなことを黙って頼める、任せられるのは郁しか居なかった。
「それじゃ・・・そろそろ着くけど・・・到着したらすぐに先ほどのチームで行動を開始して頂戴」
「あぁ」
「屋上まで行って、一段落したら連絡を頂戴。帰る際に結界を施して仕事は終了って流れになるわ」
「分かった」
最後に行動開始から終了までの大まかな最終確認を行う。
そしていよいよ、真司達は戦いの舞台となる夜の廃工場へとやって来たのだった。



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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
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