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対魔征伐係.172「恵理佳と閑流」


金曜の夜。
バイトの帰り道、いつも通り途中まで凌空と帰り、今は凌空とも分かれて一人帰路へついている真司。
そしていつも通りに携帯が鳴る。
「おう・・・あぁ、明日もいつも通りでいいぞ」
電話の相手は出る前から分かっていたがやはり恵理佳からだった。
これまたいつも通りに何時もの決め文句を言って電話を切る。
ここまではいつも通りだった。
だが・・・
(・・・あ・・・今は閑流が居るんだったな・・・)
閑流と同居を始めてから数日。
徐々にそんな環境にも慣れつつあったがまだ所々で何時もの癖で閑流のことを考えずに応対してしまうことがあった。
(・・・今から返事するのもなんだし・・・閑流にだけ明日のことを伝えておけばいいか・・・)
既に夜の遅い時間であり、先ほど電話を切ったばかりではあるが、寝る前に電話をしてくるケースもあった。
それほど重要視もしていなかった真司は閑流にだけ明朝に恵理佳が来るとだけ伝えておくことにした。


・・・・・・


翌朝。
身体を揺さぶられる感覚を覚える。
コレは過去に何度と無く経験したことのある感覚であり、起きろという合図である。
だが、今の真司はそんなことは分かっていても起きたくはないと思うほどに眠い。
眠いというよりも起きたくないと言った方が正しい気もするが。
そんな真司の考えを他所に身体は揺さぶられ続けている。
「・・・起きないと蹴っちゃうよ・・・?」
「おはよう」
静かな脅し文句が聞こえた刹那、自分でも驚くほどの早さで返事をしていた。
考えるよりも先に身体が反応していた。
一種の反射というやつだろうか。
「・・・おはようございます」
「・・・おはようさん」
真司が起きたことに気がついた閑流も朝の挨拶をしてくる。
森さんに顔を涎だらけにされなかっただけまだ健やかな起こされ方だったと言えるかもしれない。
その森さんは閑流に興味があるのか、閑流の傍に引っ付いていた。


・・・


閑流と恵理佳で共同して作ったという朝食を食べ終え、食後のお茶を飲む。
閑流が気を利かせて淹れてくれたものだ。
そんなお茶を淹れた本人は食器洗いに勤しんでいた。
恵理佳は勿論のこと、真司も手伝うと申し出たのだが、断固として拒否されてしまった。
森さんも何が楽しいのか、閑流の横で座ってはその様子を眺めている。
おかげで久しぶりに恵理佳とゆっくり話す機会が出来たのだった。


「・・・まったく・・・部屋から閑流ちゃんが出てきたときは本当に驚いたんだからね?」
「あぁ、いや、昨日はついつい言いそびれてな」
恵理佳は真司が寝ている間に閑流と色々と話をしていたらしい。
二人で朝食の準備をしながら互いの自己紹介や閑流の現状に至るまでの経緯などについて話していたとのことだ。
閑流には恵理佳のことは話してあったし、恵理佳も理解力があった為、さほど問題もなかったようだった。
「それにしても、閑流ちゃんって本当にしっかりしてるね」
「・・・まぁなぁ・・・色々と歳不相応だな・・・外見以外は」
恵理佳もしっかりしている方ではあるが、流石に閑流の年齢の時はあそこまでしっかりはしていなかった。
閑流がどこまで自分のことを話したのかは不明ではあったが、真司から閑流の家庭事情まで話すようなこともないと思い、そこは伏せておくことにした。
「身体は・・・まだまだこれから成長するだろうし・・・料理も上手だし、礼儀もしっかりしてるし」
「・・・まぁ・・・正直なところ、大いに助かっているなぁ」
閑流が来てからというもの、部屋は何時でも整理整頓されており、洗濯物も溜まるようなことはない。
毎日の食事も栄養バランスが良く、味も美味しい。
歳が歳ならばまさに良妻である。
そこは恐らく恵理佳も感じているのだろう、言葉の端々にそう感じられる節があった。
「それは分かるな~・・・私も閑流ちゃんみたいな子が妹で居たらきっと家事とかやらなくなっちゃうと思うし」
「・・・まぁな」
恵理佳は笑っておどけているが、その表情が僅かに翳っていることに気がつく。
そしてその理由は察しがつく。
「・・・まぁ、そんな閑流にも困ったことがあるんだがな」
「・・・困ったこと・・・?」
真司の意外な発言にきょとんとした顔でオウム返しをする恵理佳。
「今までずっと和食しか作ってなかったらしくてな・・・今まで朝晩はずっと和食なんだよなぁ・・・」
「・・・そう、なんだ・・・?」
恵理佳は驚きつつも納得という様子で何かを考えている。
「まぁ・・・そのうち他の料理も覚えるとは言っていたが・・・偶には洋食や中華も食いたくなるってもんだよな」
「・・・今日の晩御飯はカレーでも作ろうか・・・?」
真司のぼやきに答える恵理佳。
「そうだな、週に一度くらいは和食以外の手料理も食いたいしな」
「・・・ん、分かった」


1p609.jpg


恵理佳の笑顔を見て心の中で軽く安堵の溜息を吐く真司。
その後は妙に閑流に懐いた森さん共々、三人+一匹で平和な時間を過ごした。
夜には恵理佳の作った夕飯のカレーに感銘を受けた閑流が恵理佳を料理上での師匠と仰ぐことになった。
これにより、三人の上下関係がある意味で出来上がってしまったのだった。
・・・もとからの力関係と変わらないという話もあるのだが。


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