2ntブログ
試験的なイラストぶろぐ
試験的な何か。のイラスト、漫画専用ブログです。 知り合いからお前のHPは絵の感想が書きづらい。 と言われ、ブログ形式に移行。

はぢめてのCG集DLサイト様で発売中ですよ(゚∀゚)
【東方CG集(紅魔館編)】DLsite.com直リンク


◇お仕事・依頼募集中◇

絵・イラストのお仕事、依頼を随時募集中です。
もしもあればお気軽にメール、メッセなどでお声掛けください。

その他、アイマス、東方、ボカロ、etc…などで企画、1枚絵、挿絵などで描いて欲しいという方が居れば、またはゲスト依頼なんかも上記と同じようにお気軽にご連絡ください。
お待ちしております~(´ω`)


この度、スティッカムに登録をしました。
イラスト製作過程などを配信していきたいと思いますので、宜しかったらお気軽にお越しください(゚∀゚)
スティッカムマイページ
今更ですが、ピクシブのマイページもおまけにリンク先を明記しておきます。
pixvマイページ

今までうpしてきたアイマス動画、ニコ動へうpしてきた投稿動画は、コチラのページに公開投稿動画として纏めてありますのでどうぞ~(゚∀゚)
◆アイマス動画、ニコ動公開投稿動画ページへ◆
◇現在→アイマス動画10作品、オリジナル動画8作品。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

対魔征伐係.136「綾音リトライ②」


泣く子も黙る丑三つ時、綾音のマンション。
コトを済ませた時には既に深夜もいいところだったので真司は綾音を送り届けることにしたのだった。
こうしてマンションの玄関に入ってしまえば何か危険があるとは考えにくいのだが、昨今ではエレベーター内で犯罪が起こる時代である。
一応は部屋に入るまで送った方がいいだろうと言う事でエレベーターを使い綾音の部屋まで向かう。


「・・・なぁ」
「・・・何?」
二人きりのエレベーター内で次々と階層が表示されていく画面を見ながら真司はふと思ったことを呟く。
「・・・今日泊めてくれないか?」
「・・・一応、聞いておくけど・・・何で?」
「いや、もうこんな時間だし、ここから家まで歩いて帰るのが面倒になってきてな・・・?」
「・・・そんなことだろうと思ったわよ・・・」
既に時刻はあと少しで深夜と言うのも怪しくなる時間帯だ。
先ほどまで身体を動かしていた疲れと眠気でここから自宅まで歩いて帰る気力が全くない真司。
「・・・まぁ、別にいいけど・・・その代わり・・・」
「・・・その代わり?」
エレベーターを出て、何度目かになる綾音の部屋を目指す。
「後数時間後には登校しなくちゃいけないんだから、シャワー浴びたらすぐに寝るからね?」
綾音の言うとおり、今から最低限の事として風呂だけ済ませてすぐに寝たとしても六時間も眠れない。
徹夜には慣れている真司ならば峠さえ超えれば何とかなりそうだが、常日頃から規則正しい生活をしている綾音に取っては死活問題になりかねない。
「・・・いや、まぁ・・・了解したが・・・何でそんなことをわざわざ?」
「・・・別に、何となくよ・・・」
平常を装って質問した真司だったが、その顔は微妙ににやついてたかもしれない。
綾音がそっぽを向いたまま答えてくれたのが幸いした。


・・・・・・


翌朝。
登校している生徒の姿もまばらな校内を走り抜けている真司と綾音の姿があった。
「あぁ・・・もうこんな時間・・・」
「大丈夫だって、俺は何時もこれくらいだから」
既に朝のホームルームが始まるまで残り数分と言った危険な時間帯だった。
まだまだ余裕の真司に対して滅多にこんな経験はないのか、余裕が全くない綾音。
「日比谷クンはそうかもしれないけど、私はもっと余裕を持って登校してるんだから!」
「んなこと言ってもなぁ・・・起きたらあんな時間だったんだし、仕方ないだろ?」
下駄箱で靴から上履きに履き替え、一路教室を目指す。
「し、仕方ないって・・・日比谷クンが朝まで・・・その、寝かせてくれないから悪いんじゃない!」
「何言ってるんだ、ちゃんと明け方寝ただろ?」
「あれは寝たとは言わないの!気がついたら寝ちゃってただけじゃない!」
階段を駆け上がりつつも綾音は真司に意義申し入れをする。
二人は明け方というよりも、早朝に気がついたら一時間程度寝落ちしていたのだった。
そして目が覚めたときには時計の針は・・・という流れである。
「あぁ、悪かった悪かったって・・・ほら、もっと急がないと本気で間に合わなくなるぞ?」
真司の後ろから綾音はついてくるが、その速度はどうにも全速力とは言えない様子である。
この調子では計算外で間に合うかどうか怪しいところだ。
「そんなこと言っても・・・誰かさんの所為で走りにくいのよ!」
「・・・なるほど・・・って、そうも言ってられないからな」
綾音の最もな理由に納得しつつもこのまま遅刻するわけにはいかず、綾音の手を握って強引に加速させる。


朝のホームルームが始まるその直前。
真司は滑り込みで教室の扉を開け放った。
時間も時間だったことでクラスの視線が自ずと二人に集まる。
「・・・何とか・・・間に合ったな・・・」
「・・・あはは・・・その、おはよう・・・」


1p561.jpg


こんな状況は慣れっこの真司は何時ものように笑って誤魔化しながら席へと向かう。
綾音もそんな真司の様子を今まで同じクラスメイトと言うことで見てきていたので、それに習って苦笑いで挨拶をする。
だが、クラスメイトたちは真司は何時ものことと処理していたが、綾音がこの時間に来ることは珍しいことであり、綾音は席へ向かう途中にすれ違う皆から質問攻めに会ってしまう。
(・・・もう・・・眠いし、腰も痛いし・・・最悪・・・)
皆からの質問攻めを何とか回避しつつ着席する。
そして腰の辺りを摩りながらふと数時間前のことを思い出す。
(・・・最悪・・・では、ない・・・かな?)
自分で自分にフォローを入れる形になった。
(・・・って、私は何を・・・)
ふと自分が考えていることを冷静に考え直すと思わず頭を抱えて机に突っ伏してしまう。
そんな綾音の様子を見て他のクラスメイトたちが心配してきてくれたのは言うまでもない。
そして、この日一日は綾音にとって色々と気苦労が耐えない一日となったこともまた、言うまでもないことだった。


コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

スティッカムで簡単ライブ動画配信

プロフィール

シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


◇mixi(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1342834 )
◇メッセ(nanp728あっとhotmail.com)
◇ついったー(https://twitter.com/nanp00)
◇スカイプ(nanp00)
お気軽に登録してやってください(゜∀゜)


<近況報告>
ひたすら描き続ける時期に入ってます(゚∀゚)

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

FC2カウンター

FC2ブログランキング