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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.124「酔っ払い雪菜②」


(・・・何か・・・嫌な予感がするな・・・)
夕飯も食べ終え、まったりと寛いでいた真司は何の根拠もない不穏な気配を感じていた。
人間というものは嫌な予感ほど良く当たると言われている。
そして・・・
「ん・・・?」
インターホンの音が室内に響く。
こんな時間に来るものは限られている。
またもや陽那でも来たのかと思ったが、陽那はインターホンすら押さずに入ってくる。
「誰だ・・・?」
呟くように問いかけながら玄関のドアを開く。
「いやっほーう♪」
「・・・・・・」
玄関の先にはえらく上機嫌な雪菜がいた。
その上機嫌ぶりは真司が言葉を失うほどのものだった。
「・・・何でこんな時間に・・・っつか・・・酒くせぇな、オイ」
「んー・・・とりあえずぅ・・・暑いし、中入れて~」
真司の問いかけには答えず、そういうと勝手に靴を脱ぎ部屋の中へ入っていく雪菜。
真司は玄関を閉め、雪菜を追ってリビングへと戻る。


「・・・まさか本当に来るとはな」
「言ったじゃない~・・・?行くって」
(・・・来るとは聞いていないが・・・)
雪菜は先ほどまで真司が座っていたソファーに横になりながら話している。
どう見ても、酔っ払いにしか見えなかった。
こうして郁を振り切ってここまで来たことを考えるとこの状態の理由はおおよそ察しがつく。
「・・・んで、何しに来たんだ・・・?」
「何って・・・遊びに来たに決まってるじゃない」
「・・・いや、そんな状態じゃ何も出来ないだろ・・・?」
「何言ってるの・・・出来るできるできるって~」
雪菜は笑顔で根拠のない見栄を張る。
誰がどう見ても満足に何か出来るような状態ではない。
そもそも部屋に上がったときに千鳥足だったことを真司はしっかりと見ていた。
そして今ではこうして座っていることもままならず、ソファーでぐったり横になっている。
「・・・んなこと言ってもな・・・そんな泥酔状態で何するって言うんだ・・・?」
ここはとりあえず本人の意思を聞いてみることにした。
「・・・真司はどうしてそんなに私に冷たいの~・・・?」
「・・・何?」
真司としては至って当然の対応をしてきたつもりだが、何を勘違いしたのか、冷たくあしらわれたと思っているようだ。
「なんか・・・さっきから邪魔者扱いされてる気がするし・・・」
「いや、そんなことはないが・・・」
「・・・が・・・何よぅ?」
「・・・いや、それは言葉の綾というか・・・」
すっかり雪菜は機嫌を損ねてしまったようだ。
ことあるごとに突っかかってくる。
「あーあー・・・真司に嫌われちゃったぁ・・・」
不機嫌そうな雰囲気から一変。
今度は酷く落ち込んだ様子でソファーに横になったまま目を瞑ってしまう。
このまま放置しておけば寝て済みそうだが、流石に勘違いされたままでは後味が悪い。
「・・・いや、だからな・・・?俺は別に雪菜のことが嫌いとかないから」
「・・・じゃあ・・・好き?」
真司の一言に過敏に反応し、上半身を起こしながら質問を投げかけてくる。
こんな質問を今まで何度かされてきた経験がある。
返しも同じく返事をすることにした。
「あぁ、好きか嫌いかで答えるなら、好きだな」
これで満足して機嫌が元に戻ってくれればいいのだが・・・
「・・・それじゃあ・・・証明して?」
「・・・は?」
いつもは満足して終了の流れだったのだが・・・泥酔状態なのが原因なのか、今日の雪菜は一味違っていた。
「証明って・・・何だよ?」
「だからー・・・言葉だけじゃ何とでも言えるじゃない?」
「・・・まぁ・・・な」
「・・・だからー・・・」
言いつつ雪菜はソファーからふらふらと立ち上がると真司の元へ近づいてくる。
嫌な予感がしてならない。
「・・・まぁ、待て」
「・・・えぇ~・・・?」
真司の元までやってくると座っていた真司に体重を預けるようにその場に座り込む雪菜。
その頬は酒の所為だと思いたいが、紅く染まっている。
この流れで行き着く先はひとつしかない。
「・・・流石に酒の勢いでってのは・・・アレじゃないか?」
「・・・やっぱり・・・嫌いなんじゃない~!」
真司が否定的な対応をすると、雪菜は文句を声高らかに叫ぶ。
「いや、待て、そうじゃなくてだな・・・?」
真司は必死に宥めるが、一向に雪菜が大人しくなる気配はない。
この夜中にマンションでこんな声を出され続けては誰に勘違いされるか分かったものではない。
「・・・分かった!分かったから落ち着け!」
「・・・本当?」
半ば投げやり気味に肯定すると雪菜はぴたりと大人しくなる。
「・・・それじゃあー・・・・」
雪菜は言いつつそっと目を瞑ると真司へと顔を近づける。
(・・・本意ではないが・・・まぁ・・・なぁ・・・)
酒の勢いなどでは望むべくことではないのだが・・・
真司も健全な男子である。
そして最近ではすっかり縁遠くなっていた所為もあり、誘惑にばっちり負けていた。
「・・・ん」
そっと雪菜の唇と自分の唇を重ね合わせる。
久々のキスの味はとてもアルコール臭かった。
だが、それでも十分に気分は高揚する。
少し触れ合う程度の軽いキスではなく、ずっと離れないディープなキスになっていった。
「・・・んぅ」


1p547.jpg


呼吸の問題で一端唇が離れる。
(・・・くぁ・・・久々過ぎて・・・我慢が・・・)
真司がそう思った矢先・・・
「ん~・・・しんじぃ~♪」
目の前にあった雪菜の頭は真司の胸に当たり、そのまま倒れてしまう。
「・・・そりゃないぜ・・・」
そしてすぐに可愛い寝息が聞こえてきた。
安心したのか、元々酷く眠たかったのか・・・今では熟睡している。
だが、真司の胸の高鳴りも、高揚もそのままで行き場を失っている。
「・・・はぁ・・・」
近年まれに見る、深い深いため息をつく。
(この様子じゃ・・・起きたら覚えてねぇだろうしなぁ・・・)
自分の胸元で可愛い寝顔を披露している雪菜の髪を撫でる。
流石に自分の欲望のままにこのまま襲うなどは出来るはずが無かった。
「・・・後で・・・一人虚しくか・・・」
またもや深いため息をつく。
雪菜を抱きかかえ、ベッドまで運ぶと真司は一人寂しくリビングへと戻っていったのだった。


そして朝になり起床した雪菜は何事も無かったように学校の準備があるため、二日酔いに悩まされながらも郁のマンションへと戻っていった。

コメント

兄さんどーも、お久しぶりですね。

諸事情によりハンドルネームを変更しました。

月影 夜葬、改め

ルファイト・ガーディア・スカーレットです。
変わらずよろしくお願いします。



くっ、雪菜のエロシーンだと思ったのに……
シンヤ兄さんは焦らしを覚えた。

前から聞きたかったんですが……

真紀(漢字でないorz)=レミリア
葵=咲夜さん

に近いなぁ、と私は感じましたが実際どうなんでしょう?
【2007/07/16 00:06】 URL | ルファイト・ガーディア・スカーレット #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2007/07/16 14:56】 | #[ 編集]
おおう、最初は誰かと思ったよ(´ω`)
ヨロシク(゜∀゜)
エロシーンは・・・もう少し後で!
真妃&葵の主従関係は確かにそうかも。
けど、オフィシャルの二人とは違うかなぁ。
二次設定の二人には近いものがあるかもしれない(´ω`)
一応、意図して作った関係ではないのです。
とだけ。
レミィ好きとして気づけばなっていたと言うことで。
【2007/07/16 22:16】 URL | シンヤ #-[ 編集]

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プロフィール

シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


◇mixi(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1342834 )
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