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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.98「郁と凌空①」


(・・・真司には悪いけど、今回ばかりはなぁ・・・)
携帯を切り、ポケットへと戻す凌空。
郁との待ち合わせ時間まで後少しだった。
待ち合わせ場所に指定された学校前で待つこと数分・・・約束の時間よりも数分早く郁がやってきた。
「ちょっと仕事が中々片付かなくてね、待たせちゃったかしら?」
「いえ、少し前に着いたばかりですから」
郁が校内からやってきたところを見ると今まで仕事中だったようだ。
ここに来たのはだいぶ前だったが、それは単に凌空が待ちきれなかっただけなので、適当な嘘を吐いた。
「ちゃんとお腹は空かせてあるかしら?」
「はい、まだ昼食は食べてませんし、今の時点でだいぶ空腹ですよ」
凌空は事前に言われたとおり、食事を抜いてやってきていた。
今の時刻は正午過ぎ。
本来ならば昼食を取り終わっていてもおかしくない時間である。
「よっし、それじゃあ・・・早速行きましょうか~」
「はい」
郁に連れられ、校内の職員専用駐車場まで案内される。
真司たちと違い、車が使える郁は遊ぶときの移動のフットワークが比べ物にならないほど素晴らしい。
特に夏や冬などはその恩恵を感じずにいられない。
今回もまた、郁の車で昼食を食べに行くことになっていた。


・・・・・・


「夏といえば・・・焼肉よね~♪」
「一時間でこの値段は・・・安いですね」
郁に連れられてやってきた店は焼肉屋だった。
その入り口にある看板には一時間食べ放題の値段が記入してある。
学生の身分でも十分に払えるリーズナブルな値段だ。
店内は流石に安いだけあって沢山の客で混みあっていた。
運良く空席があったので待つことなく二人は席へと案内される。
「折角の食べ放題なんだからどんどん食べるのよ?」
「はい、こう見えても結構いきますよ」
「うんうん、それでこそ男の子よね~」
手始めに頼んだ肉と野菜が運ばれてくる。
それらを次々と網の上へと置いていく。
「郁先生は良く食べ放題とか行くんですか?」
「そうねぇ~、基本的に食べることが好きだからね」
良い感じに焼き色がついた肉をどんどん皿へ乗せ、食べ始める二人。


・・・・・・


「・・・久しぶりの焼肉だったこともあって・・・食いすぎた・・・かも」
焼肉屋から出ると夏のうだるような暑い空気が肌に纏わりついてくる。
だが、そんなことも気にならないほどに今の凌空は満腹だった。
郁の手前と言うこともあり、素晴らしい勢いで食べ進めていたのが災いした。
膨れた腹を手で摩る凌空。
「それじゃあ、次のお店へ行きましょうか」
会計を済ませた郁と共に車へと戻る。
食事の後はやはり買物なのだろうか。
事前のやり取りでは昼食を一緒にとるくらいしか具体的には決めていた無かった。


・・・・・・


「・・・ここは・・・」
「ここも安いのよね~♪」
郁に案内されやってきたのはお洒落な外観の店の前。
だが、そこはどう見ても飲食店、スィーツの店だった。
しかもまたもや食べ放題の張り紙が目に付く。
凌空の胃袋は先ほどの店で使い切っている。
だが、ここで断ることも出来ず、店内へと足を踏み入れる。
どうやらバイキング形式らしく、各々がトレーの上に食べられる分だけ乗せていく。
幾ら満腹とは言え、何も食べないわけにも行かない。
多少は時間も経っているし、今度は甘いものなので少しはまだ入るかもしれない。
そんな淡い期待をしてケーキを数個、トレーへ乗せた。


「・・・それだけで足りるの?」
「・・・いえ、とりあえずは様子見で・・・」
席へ戻ると郁のトレーの上には凌空の倍近くのケーキがあった。
男の凌空でも現状ではあんな量は食べられないと思える。
食べ始めると、流石に先ほど食べた焼肉とは味が全く違うだけあって美味しく食べ進められていたが・・・
しばらくすると徐々にきつくなってきた。
最初に持って来た分を片付ける頃には既に限界は超えていた。
そんな凌空とは対照的に郁は二回目の選別を終え、席へと戻ってきた。
「・・・もしかして、もういっぱいだったりする?」
「・・・なんというか・・・実は・・・結構・・・」
まだ入店して三十分も経過していない。
食べ放題が終了するまで半分はある。
そんな時間で満腹で食べられないことを恥ずかしく思った凌空は返事も曖昧だった。
「やっぱり甘いものは別腹って言うのは女性限定なのかしらね」
「はは・・・そうかも知れませんね」
何とか腹に余裕が出来るようにと摩ったりと試行錯誤をしている凌空。
そんな時・・・
「これ、食べる?」
「・・・え?」
凌空の目の前に一切れのケーキが差し出される。
「折角来たんだし、一口ずつでも味わっていったら?」
「・・・え、えぇ・・・そう、ですね」
郁の最もな意見に思わず頷く凌空だったが、その表情は困惑していた。
このままでは郁のフォークで、郁に食べさせてもらう形になってしまう。
凌空にして見れば願っても無いようなことなのだが・・・
だからこそ緊張してしまう。
「・・・ん?・・・無理に食べることはないのよ・・・?」
凌空の表情を勘違いした郁が気遣ってくる。
「い、いえいえ!喜んで頂きます!」
慌てて返事をする凌空。
「そう?なら・・・はい、あーん」
「・・・う・・・」
自分では分からないが、きっと郁から見れば今の自分はどれだけ赤くなっていることか・・・
そう思うとより恥ずかしさが増す凌空だった。
「いらないのかしら?」
「う・・・」


1p518.jpg


郁に煽られ、意を決してケーキを口にする。
「どう?美味しいでしょ?」
「・・・はい」
口ではそう答えた凌空だったが、今の凌空に味を確認する余裕など無かった。
「それじゃあ・・・次は・・・っと・・・」
(・・・あぁ・・・これが幸せな苦悩と言うやつか・・・ッ)
やはり凌空の赤面が見ていて楽しいのか、笑顔で次にあげるケーキを選ぶ郁。
そんな準備中の郁を見て期待と恥ずかしさの間で葛藤を繰り広げる凌空だった。


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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


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