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【東方CG集(紅魔館編)】
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「やっぱり食後の後は運動しないとね」
食べ放題の店をハシゴした所為で満腹を越えた状態になっていた凌空は郁に連れられ、大きな森林公園へとやってきていた。
「それは賛成ですけど、何を・・・?」
「んー・・・」
車のトランクを開け、なにやら物色している様子の郁。
「今日は人も結構居るみたいだしー・・・」
「・・・」
凌空はしばらく様子を見ている。
確かに郁の言うとおり、公園の駐車場には他にも沢山の車が停められている。
この様子では中も大勢の人が居ることだろう。
「・・・これかしら」
「・・・ばとみんとん・・・?」
「これならどっか飛んでいく心配もないしね」
「・・・確かに」
郁が手にしていたのはバトミントンに使うラケットとシャトルだった。
郁の口調ではどうやらあのトランクの中には他にも色々とスポーツ用品があるようだ。
やはり郁は身体を動かすことが好きらしい。
凌空はこうしてまたひとつ、郁についての知識を得たのだった。
・・・・・・
「・・・ここら辺かしらね」
途中、自動販売機で水分を確保し、適当な場所を散策していた二人。
程なくして丁度良い芝生の空間を見つけた。
周りにも人はおらず、ここなら安心して思い切り遊べそうだ。
「そうですね、賛成です」
「じゃあ、はい」
言いつつ郁からラケットを受け取る。
久しぶりに持ったバトミントンのラケットは非常に軽かった。
軽く素振りをしてみる。
「それじゃあー・・・行くわよー?」
「何時でもどうぞー」
こうして二人はまったりとバトミントンをして夏の午後を過ごそうとしていた。
バトミントンは子供から大人まで幅広く、手軽に楽しめるスポーツである。
プロの放つスマッシュなどはまるで別次元のような速さだが、郁も凌空も素人だった。
素人同士がプレイすれば、そこまで点の取り合いになるような展開は滅多に起きない。
あるとすればどちらかの運動神経がとても良いか、悪いかである。
だが、この二人はどちらも運動には自身があった。
郁は言うに及ばず、運動神経は抜群であり、またとても負けず嫌いだった。
対する凌空も陸上部のエースと言うだけあり、その運動神経はやはり秀でたものがある。
そして郁に対する対抗心、負けず嫌い・・・と言うことはなかったのだが・・・
男としての意地があった。
二人揃って運動神経は良く、負けられない理由がある。
そして技術に関しては素人だった。
こんな二人がプレイするとどうなるのか・・・
・・・・・・
どれほど時間が経ったのだろうか。
既に来るついでに買ってきた飲み物のペットボトルは空だ。
お互いに汗を流し、服は汗の所為で濡れている。
満腹感などとうの昔に消えうせていた。
「・・・なかなか・・・流石にやるわね・・・!」
郁の強打が凌空へ向かって打ち込まれる。
「これでも・・・一応はエースですから・・・っ」
俊敏な動きですぐに反応し、シャトルを返す凌空。
そんな押収が長いこと続いていた。
・・・・・・
二人の傍には空になったペットボトルが何本も置いてある。
どれほどの時間が経過したのか二人も把握していないだろう。
同様にポイントもどちらがどれだけ取ったのか覚えているか怪しいものである。
何時までも続くと思われていたラリーだったが・・・
「・・・ぐ・・・ふぅ・・・」
凌空ががっくりと膝をつき、力なく大地へと手をつく。
当然のように返って来たシャトルは拾うことが出来ず、虚しく芝生の上へと落下して行く。
「・・・ふふ・・・どうやら・・・私の勝ちのようね・・・」
郁は汗を流しながらも笑顔で座り込んでいる凌空に勝ち誇る。
「・・・参りました・・・」
息も絶え絶えで凌空は何とかそう答えるのが精一杯だった。
膝は笑いが止まらず、腕もろくに力が入らない。
たかがバトミントンでここまで消耗するとは誰が思っただろうか。
一方の郁も凌空程ではないが、かなり疲労していた。
「・・・とりあえず・・・しばらく・・・休んでいきましょうか・・・」
「・・・大いに・・・賛成です・・・」
郁は重くなった足を引きずって凌空の傍まで行くとどっと疲れが出たのか、その場に座り込む。
凌空に至っては既に芝生の上で寝転んでいる。
時折吹く風がとても心地良い。
二人は疲れが程よく取れるまで芝生の上で談笑していたのだった。
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