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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.91「陽那&霧月がやってきた①」


「・・・ん?」
久しぶりに仕事も無くバイトもない平日。
平日といえど今はまだ夏休み中なので昼間から自宅でごろごろしていた真司の耳に携帯の着信音が聞こえてきた。
折角の予定が無い日だったので今日一日くらいは家で日ごろの疲れを癒したいと思っていた真司は面倒そうにソファーから上体を起こすとテーブルの上に置いてあった携帯を手に取る。
「・・・陽那か・・・」
電話の相手は携帯の液晶に名前が映し出されていた。
相手を確認してから電話を取る。
「・・・どうした?」
『あ、先輩?実は偶々近くまで来たんだけど、今からそっち行くね?』
「・・・既に決定済みかよ・・・家に居るとは限らないだろ」
『まぁ、ついでだから、居なかったらそれはそれで~』
「・・・じゃあ、居ない」
『じゃあ、よろしく~』
「・・・」
途中から明らかに会話が咬み合っていなかったが、反論しようにも途中で陽那は電話を切ってしまった。
わざわざ来るなとこちらから電話をしなおすのも億劫である。
家まで来てくれるのなら、現状と変わらずだらだらしつつ話し相手が増えると考えれば良いのかもしれない。
そう思った矢先・・・
「・・・狙ってたな・・・」
電話を切って数秒、インターホンが鳴る。
どうやら電話をしていた時点で既に玄関先に居たようだ。
とんだ暇人である。
心地よい室温と日ごろの疲れの所為で重たくなった身体を動かそうとしていると、玄関先から物音が聞こえる。
「おっ邪魔しまーす」
「・・・お邪魔します」
こんな暑い日に元気はつらつに挨拶をする陽那に続いて控えめな挨拶が聞こえた。
(霧月ちゃんも一緒なのか・・・って、陽那のやつ・・・勝手に・・・)
どうやら霧月も一緒のようだ。
二人で遊んでいて近くを通ったのかもしれない。
そんなことを考えていると二人が家主の許可なくリビングへと入って来た。
「やっほーい、元気にだらけてるねぇ~」
「・・・すいません、勝手に・・・」
相も変わらず二人は対照的な挨拶をする。
「まぁ、陽那が勝手なのは何時ものことだし・・・霧月ちゃんは気にしないでくれ」
下手な男よりも色々な意味で男らしい陽那は今までも何度もこうして不法侵入紛いなことをしている経歴があった。
以前に真司が昼寝している時、隣で陽那がテレビを見て大笑いしてその声で起こされたこともあったほどだ。
「そう言わないでさ、こうして手土産も買ってきたし~」
「お・・・珍しく気が効くな」
既に手馴れたものでまるで自分の部屋のように座布団を引っ張り腰を下ろす陽那。
続いて霧月も遠慮がちに隅に座る。
少しは霧月の謙虚さを見習って欲しいものだ。
そんな陽那は手に持っていたスーパーの袋を目の前のテーブルの上へ置いた。
中には様々な菓子類や飲み物が大量に入っている。
陽那はバイトをしている所為もあってか、こうして皆で集まるときには率先して色々と買出しを進める。
こうした金の使い方もまた、ある意味男らしい。


「・・・んで、今日は何しに来たんだ」
「何って・・・別に?」
「・・・」
どうやら本当に電話で言っていたとおり、偶々立ち寄ったようだ。
「じゃあ、早速対戦しようか、対戦」
「・・・お前な・・・そして勝手に出すな、繋げるな」
陽那は言いつつ、テレビの横に置いてあったゲーム機を引っ張り出すと手馴れた手つきで配線を繋いで行く。
手早く準備を終了させ、ゲームを起動させる。
「・・・霧月ちゃんは良いのか・・・?」
「はい、陽那の場合は見ていても飽きませんし」
「・・・それは分かる気がするが・・・」
陽那と対戦をするとその間、霧月が手持ち無沙汰になるんじゃないかと危惧した真司だったが、確かに霧月の言う事は分かる。
対戦で熱が入ると陽那の言動は身振り手振りで大げさにリアクションをするので対戦しているこちらも気になってしまうほどだ。
それを知ってか多少離れたところから見守っている霧月。
あの距離ならば日那が暴れたても影響はないだろう。
そうこうしていると準備万端のようで、真司の元にコントローラーが投げられてくる。
流石にソファーに座ったままでは見づらかったので見えやすい位置に移動する。
真司も陽那も負けず嫌いだった。
互いに見やすい絶好のポジション。
テレビの正面から程よく離れたところに隣り合って座る。
これで見づらかったという言い逃れは出来ない。
「先輩と対戦するのも久しぶりだね」
「まぁな・・・今日も俺の勝ち越しだろうけど」
「今日は私の勝ち越しで終わりにしますよ?」
ゲームの腕前の程はどっちもどっち。
今起動している対戦格闘ゲームでも勝率は五分と言ったところだ。
前回日那が来たときには真司の勝ち越しで終わっている。
そして本日の対戦が始まる。


・・・・・・


どれほど対戦していたのか、既に陽那は熱が入り身振り手振り抗議したり、悔しがったりしている。
「あぁー、しまったぁっ!!」
「おま、妨害工作してくるなっつーの!!」
ゲーム内での失敗をフォローしようと真司の肩に勢いよく肩をぶつけてくる陽那。
おかげでチャンスを逃してしまう。
「あーッ!!?」
「馬鹿め、俺の勝ちだな!」
妨害に成功し、勝ちを焦った陽那は痛恨のコンボミス。
その隙に反撃をする真司。
「まだまだッ!!」
「ッ・・・!?・・・うははは!おま、擽るなって!!」
今度は真司の腰の辺りを程よい力加減で擽ってくる。
思わず身体をくねらせ、コンボどころではない真司は結果的に負けてしまった。
「お前な・・・妨害すんなっつー!」
「再戦なら何度でもー」
こうして子供の喧嘩のような対戦が続いていた。
そんな時・・・
「・・・陽那」
「・・・霧月?」


1p509.jpg


陽那の服の端を霧月が握って引っ張っていた。
「どうかした?」
「・・・変わって」
「・・・霧月が?やるの?」
「・・・」
陽那は驚きを隠せないで居る。
それは真司も同じだった。
霧月がゲームをやる姿は余り想像出来ない。
それは陽那の驚き加減で事実だと分かる。
「オッケー、私が教えてあげるわ」
「ありがと」
「それじゃ、最初は練習した方がいいな」
陽那は言いつつ霧月と席を入れ替え、コントローラーを渡す。
こうした時にすぐに気持ちの良い対応をする辺りが陽那のいいところだと素直に思った。
一端対戦画面を抜け、練習用のモードへ移行させる。
陽那に任せておけばいいのだが、折角なので真司も陽那が持ってきた手土産を頂きながら霧月に手ほどきをすることにした。
こうして霧月をセンターに置き、日那と真司でゲームのレクチャーを続けていったのだった。





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Author:シンヤ(nanpP
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