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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.80「海へ行こう②/海辺の二人」


青い空、青い海・・・照りつける夏の日差し。
まさに海水浴日和。
そんな日の一番暑いとされる正午過ぎに到着した一行。
既にこんなこともあろうかと昼食は途中のパーキングエリアで済ませてある。
急く気持ちを抑え、宿へチェックインし、荷物を部屋へ置き・・・
遂に念願の海へとやって来たのだった。


それぞれ水着に着替え、海辺へと集合する。
流石に海水浴シーズン真っ只中というだけあり、他にも沢山の海水浴客が見受けられる。
だが、混雑して快適に過ごせない・・・と言う程ではない。
家族連れやカップル、友達同士・・・様々な人が居るが、閑散としているよりもまだ多少活気のあるこちらの方が良い気はする。
「海~!はじめての~海~!!」
雪女の雪菜は当然のように海に来るのは初めてだった。
おかげで人一倍テンションが高い。
暑さには弱いが、テンションのおかげでそんなことは忘れているようだ。
病は気からとはよく言ったものである。
「雪菜ちゃん、準備運動してから入るのよ?」
「・・・高嶺さん・・・雪菜ちゃんとどっちが先輩か分からないわね」
一人突っ走る雪菜に恵理佳が釘を刺す。
そんな二人を見ていた綾音が素直な感想を呟く。
「うぅ・・・面倒・・・」
恵理佳に釘を刺された雪菜はぼやきながらも手早く準備運動を光速で済ませる。
文句を言いつつ、素直に従う辺りは雪菜らしい。
「・・・一応、雪菜ちゃんの方が年上なんですけどね・・・」
「・・・一応、ね・・・」
そんな子供のような雪菜をやや離れたところからゆっくりと準備運動をしている二人が見守っていた。
こちらは歳相応と言ったところで、特に焦ることも無く、二人会話をかわしつつ準備をこなしていく。


「・・・これで大丈夫ですかね」
「えぇ、わざわざ悪いわね」
三人娘を離れたところから眺めていた郁に凌空が話しかける。
郁は浜辺にシートを敷いて、ゆっくりと寛いでいた。
今の今まで長い間運転をしていたので、一息付きたいと思っても何ら不思議なことではない。
「いえ、今まで運転していたんですから、これくらいは」
そんな郁を気遣って凌空は荷物を代わりに持ってあげたり、パラソルを建ててあげたりと好感度アップに励んでいた。
そんな凌空の頑張りのおかげでまったりと寛げる準備は完成したのである。
そして、頑張った凌空にお礼とも言える出来事が起きるのだった。
「ちょっと悪いんだけど・・・手伝いついでにもうひとつだけ手伝ってもらえるかしら・・・?」
「はい、俺に出来ることでしたら」
郁の頼みは素直に頷く凌空。
真司とは大違いである。
「えぇと・・・これこれ」
「・・・?」
郁は言いつつ傍にあった自分のバックから褐色の瓶を取り出す。
「この日焼け止めオイルを背中に塗って欲しいのよ」
「・・・お、俺でいいんですかッ・・・?」
郁からの予想外の申し出に思わず言葉に詰まる凌空。
「えぇ、あの子達をわざわざ呼び戻すのもアレだしね。お願いできるかしら?」
「わ、分かりました!」
凌空にしてみれば願ってもないことだったので、当然のように威勢良く承諾する。


「・・・で、では・・・し、失礼します・・・」
「どうぞどうぞ~」
パラソルで出来た日陰の下、シートの上にうつ伏せで寝転がっている郁。
凌空の眼下には女性らしい木目細やかな白い肌がある。
ルックスは並以上で、成績は学年でも上位に入るほど優秀。
更に陸上部ではエースと、モテない要素がまるでない凌空だが・・・
年上のお姉さまにしか異性を感じられないという性癖の所為で、未だに女性にはあまり免疫がない。
おかげでこんなシュチュエーションにも慣れていなかった。
(・・・お、落ち着け・・・単に日焼け防止の為に塗るだけだ・・・日焼け防止、日焼け防止・・・)
自分で自分に言い聞かせ、恐る恐るオイルを塗っていく。
「・・・そ、その・・・少し立ち入ったこと聞いても良いですか・・・?」
このまま黙々と作業を進めていくと、いらない考えばかりが浮かびそうなので、丁度良い機会と思い、質問をしてみた。
「ん~?私に答えられることなら何でも聞いていいわよ~」
そんな凌空の心境を知ってか知らずか、郁はまったりと暢気に答える。
「その・・・先生は・・・今、恋人とか・・・居るんですか?」
「あはは、残念ながらだいぶ前からフリーね~」
凌空からすれば崖から飛び降りる覚悟で聞いた質問だ。
それだけ覚悟して質問した甲斐あって、凌空の望んだ答えが返って来た。
「そ、その・・・好きなタイプとか・・・年上とか年下とか・・・」
「そうねぇ・・・別に年齢には拘らないわね~」
一度覚悟を決めて切り出した質問である、勢いに任せて更に質問を続ける。
(・・・やった・・・!俺にもチャンスは・・・)
この段階で年下は除外などと言われた日には立ち直れる自信がなくなっていただろう。
「・・・えぇと・・・なら、どんな男が・・・?」
「余り細かいことは気にしないけど・・・あるとすればひとつだけね」
「・・・」
「私より強い男がいいわねぇ~」
郁が提示してきた条件はたったひとつだけだった。
だが、そのひとつは何よりも重いものだった。
「・・・そ、そうですよね・・・男は強い方が・・・」
何とか不自然にならないようにすぐに返事をする凌空。
だが、内心はとても平静ではいられる状態ではなかった。
校内でも上位に入るほどの猛者である真司の従兄弟、恵理佳と郁が試合を行ったことは真司から聞いていた。
そしてその結果も当然ながら聞いている。
陸上競技でなら良い勝負、勝てる自信はある。
だが、強さ、格闘技などでは到底勝てる見込みはない。
郁どころか、恵理佳、同学年の格闘技関係の部活に入っている同性にも勝つのは難しいだろう。
それが至って普通、当たり前のことなのだが。
それが今まで郁が長い間フリーだった理由でもある。


「・・・ん?どうした・・・?」
「い、いえ・・・」
バレないようにしていた凌空だが、流石に心底衝撃を受けたことは隠し切れず、郁に勘ぐられる。
「えぇと・・・大体背中は・・・」
話題を逸らすように、オイルを塗り終えたことを告げる。
「あ、ちょっと待ってて」
「・・・?」
オイルに蓋をし、戻そうと思った矢先・・・郁から制止される。
何事かと思っていた凌空の目に水着の背中部分のホックを外す郁の姿が映る。
「・・・・・・」
思わず郁の一糸纏わぬ背中に釘付けになる凌空。
「悪いんだけどー・・・もう少しだけお願い出来るかしら?」
「・・・あ、は、はい・・・」


1p497.jpg


また瓶を持ち、オイルを塗っていく凌空。
うつ伏せになっているおかげで、豊満な郁の胸は押しつぶされるような形で後ろからでも見えてしまう。
そして、位置の関係上、少しでも手を前の方へ滑らせれば用意に触れることも可能である。
(・・・俺、生きてて良かったぁ・・・!!!)
先ほどまで失意のどん底に居た人間とは思えないほどに今度は心底ハッピーになっていた。
凌空の郁へのアプローチはまだ始まったばかりである。



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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


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