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夏休みも折り返し地点を過ぎた。
早期に課題を片付けた学生からすればここからは遊び放題と言える時期になる。
逆に最後にまとめて片付けようとする学生からすればここが最後の遊べる全盛期と言える。
どちらのタイプにしてもこの時期が最も気兼ねなく遊べる時期である。
最後に片付けてしまおうと言う真司もまた例外では無かった。
そしてそんな時期に夏休み中での最大のイベントである、二泊三日の海旅行が敢行された。
午前中、ファミレス・ピアチューレ駐車場。
旅行の参加者たちが集まっていた。
予定通りの面子が揃っている。
真司、凌空、恵理佳、雪菜、綾音、森さん・・・
「・・・し・・・先生が最後か・・・」
何時もの癖で師匠と言いそうになるところを寸でのところで堪える真司。
「車も友達から借りるとか言ってたし、色々あるんだろ」
すかさず郁の援護をする凌空。
夏の日差しはまだ天辺では無かったが、十分に暑い。
そんな中、五人と一匹は駐車場で旅行の引率者であり、ドライバーでもある郁の到着を待っていた。
集合時間丁度を迎えようとした頃・・・
駐車場に一台のミニバンがやってきた。
「いや~、ギリギリセーフってところかしら」
「・・・まさにギリギリだな・・・」
車から笑って誤魔化しながら郁が降りて来た。
「それじゃ大きい荷物は後ろへ積んじゃって」
郁の指示で各々の着替えなどが入っている大きめのバックなどは車の後ろへと詰め込まれた。
そして荷物に続き、真司達も車内へと搭乗する。
・・・・・・
暑い中立ち話もアレなので、すぐさま車内へ入り、移動を開始した。
郁の話では宿泊先の宿までは車で数時間らしい。
昼ごろにはつけるとのことだったのでニ、三時間と言ったところか。
決して短くはないがそこまで長い時間でもない。
何より先ほど起きたばかりの真司は車内で眠ることは難しいと想像はしていた。
そして、そんな車内はと言うと・・・
「悪いわね~、まだ正確には道順覚えてなくてね」
「いえいえ、バッチリ任せてください!」
当然のように運転席には郁が座っている。
助手席には本人の猛烈な挙手とアピールによってナビ役の凌空が座っていた。
既にこの時点で凌空は頗るハッピーそうだ。
授業中以外はそう話せる機会は無かった郁とじっくり隣に座って話せるのだから当然なのかもしれないが。
既に凌空の郁へのお近づき作戦は開始されているのだ。
そんな調子で二人(主に凌空)は楽しそうに会話をしながらドライブを満喫しているようだ。
「今日は二人とも水着とかちゃんと持って来たの~?」
「えぇ、今年に入って新しいの買ったから」
「私もちゃんと持ってきてるわよ」
運転席、助手席の後ろ・・・最も車内でも広いと思われるスペースには女子三人が座っていた。
恵理佳、雪菜、綾音の席順である。
綾音とは何度かバイト先のファミレスで面識はあったものの、まともに会話をするのは今回が初めてだった二人だが・・・
恵理佳はその人付き合いの上手さですぐに馴染むことが出来た。
性格が似ていることも幸いしたのかもしれない。
雪菜に至っては言うに及ばず。
相変わらずの砕けた人付き合いの仕方ですぐに綾音とも打ち解けたようだ。
一応は学年で言えば年下になるのだが、そんなことには拘らない綾音の性格もあって同学年の友人のようになっている。
流石は女子が揃っただけあって会話内容も今から向かう海辺でのことや水着のことなど・・・
真司からすれば突っ込みづらい会話内容で和気藹々と盛り上がっていた。
そして・・・そんな真司はと言うと・・・
「「・・・・・・」」
「・・・森さんよ・・・重いって」
『・・・』
後部座席で森さんと仲良く(?)座っていた。
席数と人員配置を考えれば消去法でこうなってしまうのだが・・・本人たちは納得している様子ではない。
冷房の効いている車内でも森さんと接している部分は非常に暖かい。
むしろ、暑い。
いくら災忌とは言え、会話が出来るわけでもなく、芸が出来るわけでもない。
仕方ないので適当に窓の外に流れる景色でも見て過ごすしかなかった。
「・・・ガムでも食うか?」
『・・・!』
暇つぶしも兼ねて口に放り込んだガムを森さんにも勧める。
何か食べ物だと言う事は気がつき、顔を上げ反応を示す森さん。
「・・・冗談だよ・・・」
『・・・』
流石に犬(?)にガムを与えるわけもなく、取り出していたガムを無造作にポケットへ突っ込む。
森さんは完全に期待を裏切られた形になってしまった。
がっ
「いだだだだだッ!?だぁッ!!悪かったって、軽いジョークだろうがッ」
『・・・』
顎を乗せていた真司の足をかぶりと噛む。
当然のように躾も行き届いている森さんだ。
甘噛み、加減はしているが、コイツは噛んでも良いと言うことも判断出来るようだ。
「・・・何しているの、兄さん・・・」
「二人とも何だかんだで仲よさそうだよねぇ・・・」
「・・・あの子・・・随分珍しい犬種よね」
そんな馬鹿な様子を女子三人は眺めていた。
「・・・はい、雑種なので・・・」
綾音の当然の疑問に恵理佳が答える。
「雑種?何の犬種との子なのかしら・・・何処と無く顔つきは狼のようにも見えるけど・・・」
まさか災忌の子とは言える筈もなく・・・だがすぐには適当な犬種は思い浮かばなかった。
「・・・えぇ・・・実は拾った子なので・・・」
「・・・そうだったのね」
怪しまれない程度の間隔で答えることに成功した恵理佳。
綾音も疑問には思っておらず、納得している様子だ。
(・・・口達者・・・)
真ん中に挟まれ、二人の会話を聞いていた雪菜は素直な感想を心の中で思っていた。
郁は事前に森さんと面通しをしていたので今回初めて会う凌空と綾音にも上手いこと言ってくれることだろう。
凌空の方には真司から事前に説明済みである。
森さん本人にも恵理佳のキッチリとした躾が行き届いており、通常の犬の動き以上は制限されている。
これでこの旅では怪しまれることはそう無いはずである。
そんな六人と一匹を乗せた車は一路海の見える旅館を目指して快適に飛ばして行く。
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