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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.74「深夜のゲーセン②」


駅前のゲーセンから目と鼻の先にある二十四時間営業のファーストフード店。
ここは昔からワンコインで滞在出来ることもあり、ゲーセン休憩などで多くの同種の仲間たちが出入りしている店である。
だが、流石に時間が時間だけあり、今では寝床代わりに利用している客が数人居る程度で起きている人は三人以外は見かけない。


「すいません、私まで・・・」
「いえ、負けたのは俺ですし、気にしないでください」
より人目がない二階席に真妃と葵、そして対面には真司が座っている。
それぞれ違うメニューをトレーに乗せ、既に手を付け始めているが、葵だけはまだ手はつけていなかった。
言動だけでなく、雰囲気まで申し訳ないという感じを醸し出している葵だが、真司からすれば一人も二人も大差ないことだ。
「そうそう、わざわざ安いトコで済ませてあげているんだから遠慮なんかする必要ないわよ」
(・・・このヤロウ・・・)
自分で気にするなとは言いつつもこう言われてはやはり腹が立つ。
「・・・それでは、お言葉に甘えて・・・ご馳走になりますね」
「はい」
真妃に急かされる様にして遅れて葵も夜食を食べ始める。


「・・・葵さんは何時もその・・・メイドみたいな服装で?」
初めて見たときから気になっていたことを遂に話題振りの意味も兼ねて聞いてみた。
「はい、私はお嬢様のメイドですから」
「・・・なるほど」
笑顔で即答されてしまった。
本人にしてみればごくごく自然なことなのだろう。
ならばこれ以上聞くことは出来ない。
「今日はあのでかいバックはないんですね」
「はい、流石にあのような大きな物を常に携帯することは・・・」
苦笑しつつ笑顔で答える葵。
確かにあのような身の丈ほどあるバックはそれ単品でも目立つ。
それをメイドさんが背負っていては目立つ効果は数倍になりそうだった。
「・・・」
葵と取り留めのない会話を交わしている最中も隣では真妃が黙々と食事を進めている。
本当ならば真妃にも聞きたいことは山ほどあるのだが、どうにも話しかけやすさというものが葵と差が有りすぎるのだ。
葵は誰にでも優しく親切に対応してくれそうな雰囲気だ。
対して真妃は誰にでもトゲのある対応しかしなそうな雰囲気だった。
実際に真司は真妃から毒のある言葉しか言われた記憶が無い。
だが・・・こうして隣に居る以上は葵にばかり話しかけるのもやはり気が引ける。
毒を吐かれる前提で話しかけることにした。


「・・・真妃は葵さんもそうだけど・・・プロポーションいいよな」
仕事柄なのか、程よく引き締まった四肢と・・・大き目のバストをしている。
葵の方が良いのかも知れないが、服装の関係で真妃の方が目立っていた。
これで性格が好みのタイプならば間違いなく彼女にしたい少女に立候補されている。
「変態」
「・・・」
想像を超えた返答だった。
たった一言で切って捨てられてしまった。
流石にこれ以上は話題を振ることは色々な意味で難しくなってしまった。
「そうですよね!お嬢様はやっぱり素晴らしい体つきをしていますわ~」
「ちょ、はしゃがないでよ!!」
会話を隣で聞いていた葵はいきなりスイッチが入ったようにハイになっていた。
(・・・流石はメイドさん・・・なのか・・・?)
主人のことで態度が変わるのはやはり従者としては仕方のないことなのかもしれない。
「これも一重に私の毎日の努力・・・」
「あぁー!!五月蝿い!黙れっ!!」
葵の言葉を途中で強引に口を塞ぎ止めさせる真妃。
(・・・努力・・・?)
途中だった所為もあって会話の意味がよく理解出来ないでいた。
「あ・・・お嬢様、そんなに慌てるからお口の周りが・・・」
言いつつポケットティッシュを取り出し真妃の口を拭く葵。
「ちょっと!そんなの自分で・・・」


1p489.jpg


「遠慮なさらなくてもいいですよ」
「遠慮じゃなくて恥ずかしいって言ってるのよッ!!」
「もう、そんな恥ずかしがりやさんなところも素敵ですわ~」
「あぁっ、もうぅッ!!」
真司の目の前ではめくるめく百合の世界(?)が展開されている。
葵もそうだが、何よりも真妃の態度の違いに驚かされる。
口を開けば毒ばかりだと思っていたがどうやらそれは自分にだけだったらしい。
(・・・それはそれで悲しいが・・・まぁ・・・)
「・・・ちょっと、何笑ってるのよ・・・」
ひと悶着終えた真妃は真司を睨みつける。
だが、つい先ほどの光景が脳裏にある以上はその睨みも効果はない。
「いや、なかなかどうして・・・意外と可愛いところもあるんだなと」
「っ・・・」
思わず言葉を無くす真妃。
そこに・・・
「意外なんかじゃないですよ!お嬢様は普通に至ってごく自然に可愛いんですから~」
「ああぁ、もういいからッ!!」
またもやスイッチの入った葵は真妃へと凭れ掛かるようにしてべったりとくっ付く。
そしてまた展開される百合世界。
(・・・意外な一面が見れただけでも奢った価値はあったか・・・なぁ)
少しだけ真妃とも親しくなれた(気がした)真司は偶には深夜のゲーセンにも行ってみるものだと思わずにはいられなかった。




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Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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