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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.75「陽那と遊ぶ①」


「・・・お・・・?」
何時ものように自室でまったりとした夜を過ごしていた真司の耳に携帯の着信音が聞こえてくる。
電話ではなく、メールのようだ。
早速机の上に置いてあった携帯を手に取り受信メールを確認する。
「・・・陽那か」
メールの差出人は恵理佳の親友でもある陽那からだった。
『明日暇ならプールにでも行かない?』
相変わらず簡潔な内容だった。
余計な絵文字や言葉は一切入れず、内容だけを簡潔に送ってくる。
そしてメールでもタメ口だった。
今までもちょくちょく遊びに誘われたり、誘ったりはしていた。
内容は決まってカラオケやボーリング、ビリヤードなど身体を使うことを互いに提案していた。
陽那と遊んだ日は疲れなかったことがないくらいだ。
今まで一度として室内でまったり過ごしたことなどない。
陽那の性格を考えれば仕方のないことなのだが。
そして今の季節といえばやはり定番のプールになっていた。
(明日・・・まぁ特に予定はないし・・・)
昨日、一昨日と友人と遊び通していたので今日明日はバイト、まったりすると決めていたのだが、誘われたのなら無下に断ることも無いと思い、返信をする。


・・・・・・


翌日、隣町にあるプールへとやって来た。
土日、祝日などは混雑するこのプールも平日である今日は夏休みの学生が多少居る程度で混雑まではしていない様子だ。
「バイトがいきなり新人研修とかで休みになっちゃってさ、丁度暇そうな先輩が居て良かったよ」
「・・・暇そうなは余計だっつー」
入園のチケットを買いつつ陽那とまったりと会話を交わす。
「それじゃ、また後でな」
「オッケー」
チケットを購入し、園内に入ると二人は更衣室前で別れた。


急ぐこともないと思い、だらだらと更衣室で着替えを済ませる。
適当に小銭だけポケットに突っ込み、更衣室から出る。
シャワーを浴び、いざプールサイドへ。


「男の癖に遅いなー」
「・・・お前が早過ぎるんだ・・・」
既にプールサイドには陽那が暇そうに真司を待っていた。
普通に考えれば男の方が着替えは早く済むはずなのだが・・・どれだけ急いで着替えたのかと聞きたくなるところを待たせてしまったので聞くに聞けなかった。
「それじゃ、早く泳ぎに行こうよ」
「・・・うぅむ」


1p490.jpg


性格が出ているのか、陽那の水着は特に飾り気もない、競泳水着だ。
だが、そこはやはり水着。
恵理佳たち三人グループの中では一番のプロポーションをしていることがよく分かる。
真妃といい、陽那といい・・・何故に性格がこうも男らしいやつの方がスタイルがいいのか。
このスタイルが霧月にあれば・・・とは口が裂けても言えない。
そんな馬鹿なことを考えながら二人は流れるプールまでやって来た。


やはりプールへ来たときの最初の定番と言うべきまったりしたコースだ。
久しぶりのプールと言うことも有り、流れに身を任せてだらだらと水の冷たさを心地よく思いながら楽しむ真司。
「あー・・・久しぶりのプールだなぁ・・・って・・・」
陽那に投げかけたつもりの言葉の先には誰も居ない。
周りを見回すと遠くの水面に陽那らしき赤毛が見える。
元気はつらつにクロールで泳いでいる。
(・・・どんだけ元気やねん・・・)
その速さは流れるプールの流れに乗ることによって倍化している。
あっという間に一周して真司の下へ帰ってきた。
「そんなだらけてないで泳がないの?」
「・・・あぁ・・・まぁ、付き合ってやるか・・・」
いきなりそんな全力で泳ぐ気などさらさら無かった真司だったが、やはり陽那と遊びに来て疲れないで楽しむなどとは夢物語だったようだ。
その後は二人でまったり泳いだ。
流石に周りのこともあり、全力でのガチ泳ぎは出来ないでいた。


・・・・・・


「・・・どっちが先に行く?」
「先輩がお先にドウゾ」
「・・・おう」
流れるプールでしばらく泳いだ二人は休む間もなくウォータースライダーまでやってきていた。
列に並び、いよいよ次は二人の番というところで順番を決める。
陽那に言われるがままに真司が先に滑り出す。
程よいスピード感と周りの水が心地よい。
(・・・うぅむ、久しぶりだが快適だぜぇ)
そんな真司の後ろから気配がした。
「やっほー」
「ぐふっ」
素晴らしい速度で滑って追撃してきた陽那の蹴りがそのまま真司の背中に突き刺さる。
それでも陽那の速度は衰えることなく、真司を押しつつ、スライダーを滑り降りていく。
「ちょ、お前・・・このままだと・・・」
この先の展開を危惧した真司だったが、時既に遅く・・・
スライダーの出口で真司が水面へ勢いよく落下。
その上から重なるようにして陽那も落下。
当然のように陽那の下敷きとなる真司。


「・・・死ぬかと・・・」
何とか水から這い出た真司は背中を摩りながら肩で呼吸をしていた。
「それじゃもう一回~」
「・・・」
全く疲れた様子も悪びれた様子もない陽那は元気にまたスライダーへ続く階段を駆け上っていく。
「・・・子供か・・・」
深いため息を付きながらも陽那の後を追った。
この後、リベンジをしようと後ろから陽那の後を追うも失敗したのは言うまでも無い。


・・・・・・


「次は普通のプールで真面目に勝負だね」
「・・・休みませんか、陽那さん」
スライダーを何週かすると、やはり休む間もなく今度は通常の二十五メートルプールで泳ごうと言い出す陽那。
ここまで数時間、ノンストップで泳ぎ、遊び続けているので流石に疲れはある。
だが・・・
「えぇ~・・・男の癖にだらしないなぁ」
「・・・くそぅ・・・分かったよ」
やはりそう言われてしまっては引くに引けない。
陽那の思惑通りに二十五メートルプールでガチ勝負を繰り広げることにした。


こうして真司は休もうとするたびに陽那の策略と挑発によりまた泳ぎへと駆り出され・・・
結局は昼飯すらも取る暇なく、延々夕方近くまで泳ぎ続ける羽目になったのだった。




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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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・けいおんは澪。


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