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対魔征伐係.62「勉強会②」


「・・・腹減ったな・・・」
休憩も取り終え、勉強に勤しんでいた真司がふと呟く。
窓の外はまだ明るいが、時計を見ればそろそろ夕飯の支度を開始するような時間だった。
「・・・そういえば日比谷クンは今日は何時頃・・・?」
「あぁ~・・・そうだなぁ・・・もう少しで範囲までいきそうだし、そこまで終わったらかな」
久しぶりに自主勉強を頑張り、綾音の手伝いのおかげもあって、テスト範囲までもう少しだった。
「ん~・・・それじゃあ晩御飯はどうするの?」
「まぁ・・・そこら辺のコンビニ辺りで買って・・・」
もう少しとは言っても、世間一般的に夕飯を済ませる時間までには終わりそうも無い。
となると、どうしても合間に夕飯休憩を挟むことになる。
「・・・」
(・・・何で睨まれてるんだ・・・)
特に悪いことは言っていない筈だったが、何故か綾音の視線は厳しいものだ。
「・・・私はちゃんと自炊して夕飯用意するんだけど・・・日比谷クンのも一緒に作ってあげるわよ」
「いや、食費も勿体ないし・・・」
「一人分も二人分も変わらないわよ、ほら、買出し!」
「・・・おう」
綾音の料理の腕は前回来たときに知ったので出来れば遠慮したかったが、そうもいかないようだ。
強引に話を進め、外出の準備をする綾音に続き、真司も支度を済ませる。


・・・・・・


綾音のマンションから歩いて行ける距離にある近所のスーパーへと買出しへやって来た。
「・・・何作るんだ・・・?」
「・・・カレー」
(・・・まだ良かったか・・・)
カゴを持って綾音の後に続いて歩いていた真司は今日の献立を聞く。
無難でありがちなメニューだが、カレーで不味くなるヤツはそうそう居ない。
それを分かってか、得意なだけだったのかは不明だったが、真司としては一安心と言ったところだ。
「えぇと・・・」
「・・・」
野菜、肉とよく見る具材をカゴの中へと次々に入れていく綾音。
これだけ見れば手馴れた料理上手に見える。
「あ、ちょっと欲しいもんあるからこれ少しの間頼むわ」
「・・・?うん・・・?」
ぼけっと綾音の買物風景を眺めていた真司だったが、どうせならと欲しいモノを買いに一端綾音と分かれ、店内へと探しに行く。


(えーっと・・・コレと・・・)
清涼飲料水のコーナーで何時ものように三回飲んだら癖になる炭酸飲料をゲット。
(コレとー・・・)
菓子売り場でスナック菓子をゲット。
(コレもだな)
パン売り場付近で和菓子好きな真司は団子をゲット。
こうして、夕飯後に食べるモノを無事探し当てた真司は綾音の元へ戻る。


「・・・日比谷クン・・・」
「ん・・・?」
肉やら野菜が入っているカゴの中に先ほど物色してきた品物を無造作に入れる。
綾音は呆れ顔で続ける。
「・・・それ、晩御飯の後に食べるの・・・?」
「まぁ、しばらくしたらだけどさ。一応何時まで居るか分からないしな」
「・・・そ、そう・・・」
「・・・?」
何故か急にいそいそと先に早足で会計へと向かってしまう綾音。
「・・・委員長は食後のデザートとかはいらないのか・・・」
夜は甘いものは食べないのかもしれない。
そんな邪推をしながらレジの前で待っている綾音の元へと向かう。


・・・・・・


夏とは言え、日も徐々に暮れ始めてきた帰り道を二人で歩き、綾音の部屋へと戻ってきた。
「それじゃあ私は晩御飯の支度するから日比谷クンはちょっと待ってて?」
「いや、俺も何か・・・」
「いいから、お客さんは大人しくしてる」
「・・・おう」
料理なんて出来ない真司だったが、それでも何かしら手伝おうとしたが、綾音の一喝で大人しくテレビでも見て待つことに変更せざるを得なかった。
椅子に座り、だらっとテレビに映し出されている番組を眺めていた真司の耳には野菜を切る音や鍋を火にかける音などが入ってくる。
「・・・日比谷クンは・・・」
「・・・ん?」
リビングとキッチンは区切られてはおらず、離れてはいるが大声を出さずとも会話は出来るほどの距離だった。
綾音の方を振り向くと調理しながら話しかけているようなので真司もテレビの方へ向き直り会話を続けることにした。
「最近、大変なの・・・?」
「・・・いや、そんなこともないが」
その問いかけと声色から心配してくれるていることは痛感出来たので、嘘を吐いた。
「授業中もそうだけど、さっきも疲れている様子だったから・・・」
「・・・考えすぎだな」
先ほどの休憩中だけではなく、授業中の居眠りまで見られていてはこれ以上適当な理由もつけられなかった。
「・・・そう・・・痛っ・・・」
「どうした?」
先ほどまで耳に入っていた野菜を切る音が途切れ、綾音の驚くような声が聞こえた。
「あ、大丈夫、少し切っちゃっただけだから」
「・・・大丈夫なのか・・・」
綾音は慣れた様子で包丁で切った指先を洗い、消毒し、絆創膏を貼る。
キッチンに絆創膏がある辺りに常習性を感じずには居られない。
そんな様子を見た真司はとりあえず大人しく見守ることにした。
「・・・委員長って・・・不器用だよな」
「・・・そんなこと・・・」


1p472.jpg


その先、言葉が続かないことが答えを示していた。
「まぁ、何でも出来るやつよりも少しくらい苦手なことが合った方がいいけどさ」
「・・・そういうものなの?」
「・・・少なくとも、俺はそう思っているな」
「そう、なんだ・・・」
テレビの音が邪魔で最後の言葉は呟くような声量だった所為でよく聞き取れなかったが、心なしか嬉しそうだった気がする。
取り留めの無い会話は晩御飯が出来上がるまで続いたのだった。

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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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