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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.61「勉強会①」


「・・・ぐぁ・・・」
そろそろ夏休み前のテストが近づいてきた頃・・・
休み時間の教室、先ほどの授業で返って来た数学の小テストの答案を見て思わず声が漏れる。
「どうした?余程だったか」
真司の凹み顔を見て凌空が笑いながら話しかけてくる。
「・・・まぁ、かなりな・・・」
「授業中に寝てばかりいるからだな」
元々勉強は得意ではないにしろ、人並みにはこなせていた真司。
少なくとも、どの教科もクラス平均より下回ったことはあまりない。
だが、今回の出来栄えは散々たるものだった。
理由は凌空の言っていた通り、授業中の居眠りが主な原因だと言う事は真司も分かっている。
だが、最近の仕事の多忙化と内容の厳しさが負担になり、どうしても授業中に疲れが出てしまっていた。
係の仕事を言い訳に使うことも出来ず、今回のような結果になってしまったのだ。
「・・・今度の土曜は暇か?」
「悪いな、部活で一日潰れそうなんだ」
自分の席に突っ伏しつつ、凌空に予定を聞くも、アテは外れてしまった。
「くそぅ・・・一人で自主勉強しているとだらけるんだよな・・・」
「ま、気持ちは分かるが・・・今回は諦めてくれ」
凌空は学年でも上位に入るほどの秀才だった。
そんな秀才の親友を持って、誘わない手立てはないのだが・・・今回は諦めざるを得ないようだ。
「・・・どうすっかなぁ・・・」
このクラスでは少なくとも凌空よりも出来る友人は居ない。
真司よりも勉強が出来る知り合いは居るが、それも誘って二人きりで勉強を・・・とまでは親しくなかった。


・・・・・・


-放課後-


「委員長」
「どうしたの、日比谷クン?」
帰り支度をしていた綾音に話しかける。
この後、真司はバイトが無かったのでここでしか誘うチャンスは無かった。
「今度の土曜って暇か?」
「・・・え?それって、どういう・・・」
いきなり用件だけ切り出したのが不味かったのか、驚いた表情の綾音。
「あぁ、悪い悪い、今日返って来た数学の答案がアレだったもんでさ・・・良かったら勉強教えてくれないかなと」
「あ、あぁ・・・うん、いいけど」
「マジで?助かったぜ・・・」
何故かぎこちない様子で答えられたが、無事に土曜は予習復習が出来そうだ。
「それじゃあ・・・場所はどうする?」
「私は何処でも構わないけど・・・図書館とか?」
確かに定番と言えば定番だが、あの堅苦しい雰囲気は出来れば勘弁願いたい。
そして、真司の部屋は・・・恵理佳と森さんが来るのでとても勉強が出来そうな雰囲気ではない。
となると、残りはひとつしかなかった。
「図書館は堅苦しいし・・・委員長の部屋に行って良いなら俺は場所知っているし」
「え、あぁ・・・私は良いけど」
「それじゃあ、今度の土曜の昼頃にお邪魔するよ」
「えぇ、分かったわ」
こうして無事に土曜の勉強会の約束を取り付けることが出来たのだった。



-その週の土曜日-


約束どおり、正午過ぎに綾音の部屋のインターホンを鳴らす真司の姿があった。
手には勉強道具が入ったバックと、来る途中にコンビニで買った品物が入っている袋を持っている。
「いらっしゃい、入って良いわよ」
「お邪魔しま~す」
私服で迎えた綾音の後に続き、真司も部屋の中へ入っていく。
当たり前のことだが、玄関、そしてリビングと前回来た時と変わらない。
心なしかより綺麗に片付けられている気がした。
冷房の効いた心地よい適温のリビングにある椅子に腰掛け、一息つく。
今までうだるような暑さの中をここまで来たので、この差はまさに天国と地獄と言ったところだ。
「そういえば日比谷クンはお昼は済ませてきたの?」
「・・・あぁ、ちゃんと食ってきたよ」
勉強の用意をしながら質問してくる綾音に少しだけ考えてから答える。
出発前に何時ものように恵理佳が作ってくれた朝兼昼飯を食べてきた。
「なら、早速始めましょうか?」
「あぁ、今日はよろしく頼むわ」
「こちらこそ」
こうして二人は対面に座り、数学の勉強から始めたのだった。


・・・・・・


「・・・それで、この二次方程式は・・・」
「・・・」
勉強開始から数時間、今までノンストップで頭が痛くなるような数学の問題を幾つも解いてきた。
無事に教科書十数ページ分ほど進められたのも綾音の指導のおかげなのだが。
流石に集中力も切れかけてきた真司は教科書ではなく、ぼけっと綾音の方を見ていた。
「・・・?どうかした・・・?」
視線に気がついた綾音が不思議そうに問いかける。
「いや、前もそうだったけど・・・委員長って部屋では結構露出多めだよな」
綾音のお堅い性格からすれば服装もキッチリしてそうなイメージがあるが、目の前の綾音の服装はキャミソールに短めのスカートと、かなり肌が良く見える。
「な、夏なんだから、仕方ないでしょ!?」
「・・・怒ることはないだろ・・・」


1p471.jpg


そこまで悪いことは言っていないはずだったが、何故か怒られてしまった。
「怒ってはいないわよ・・・もう・・・休憩にしましょうか?」
「お・・・その意見には賛成だぜ」
丁度良いタイミングでの休憩提案に喜んで賛同する。
「それじゃあ少し待ってて?何か適当に持ってくるから」
「おーう」
言いつつ綾音はパタパタとスリッパの音をたててキッチンの方へと向かっていった。
綾音の姿が見えなくなると久しぶりの勉強での疲れか、目の前の机に突っ伏してしまう真司だった。




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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
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