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対魔征伐係.224「決戦①」


「・・・そろそろ正午になるが・・・復活するって言ってもどうなるんだろうな・・・」
甚平が告げた地上神復活の時刻になる。
だが、神様がこの地上に現れると言われてもどのような状態で現れるのか想像もつかなかった。
真司達は地上神がどれほどのサイズでどのような外見かも知らないのだ。
とりあえずは何時でも出れるように外に待機はしていた一同。
今回は向こうからの行動を待つ側の為、何処へ向かうというアテもなかったのだ。
一体どうなるのか・・・誰もが同じことを考えていた時・・・
「・・・何だ・・・?地震・・・か?」
突如地面が大きく揺れた。
地震大国なので地震そのものはさして珍しいものではない。
揺れはほどなくして治まった。
てっきりタイミングから言って地上神復活と関係があるのかと思っていたが、今のところ特に変化はない。
僅かに肩透かしを食らったように思えたが・・・
「・・・ちょ、ちょっと!ちょっと!!」
「・・・どうした?」
不意に雪菜が騒ぎ出す。
何事かと雪菜が驚愕の顔で指差している先を振り向く一同。
「・・・何だ、アレ・・・?」
真司は率直な感想を述べた。
雪菜が指差した先、鎮守高校がある方角。
そこにハッキリと今まではなかった何かがあった。
ここから鎮守高校まではだいぶ距離がある。
それでもそれがハッキリと見えたのはその物体、浮島のようなものが空に浮いていたからだった。
「・・・あれは・・・学校の裏山じゃないかしら・・・?」
「・・・あー・・・言われて見れば・・・そうだなぁ・・・」
郁に指摘されてよくよく見てみれば確かに何度も修行で使っていたあの学校の裏山に形状はそっくりだった。
浮いている場所から言っても間違いはないだろう。
「・・・あそこに・・・地上神が?」
「そうなるな」
恵理佳の当然の疑問にアスラが断言する。
「・・・そうなるなって・・・あんな場所までどうやって行くんだ・・・ヘリでもレンタルするか?」
真司だけでなく、皆も同じ気持ちだった。
今居る面子の中で空が飛べる者はネクシブだけだ。
真司達人間が空を飛ぶには乗り物が必要だった。
「大丈夫だ、考えてある」
「・・・考え・・・?」
言いつつアスラがネクシブに目で合図をすると、ネクシブは何処かへ飛んで行ってしまった。
何事かと不思議がる一同の下に程なくしてネクシブは戻ってきた。
数人の妖怪、天護と共に。
「・・・まさか・・・考えってのは・・・」
「そうだ、ネクシブや彼らに手伝ってもらう」
アスラが視線を送った先にはネクシブと同じく、大きな翼を持った者が居た。
それらは天護だけではなく、妖怪まで混じっていた。
雰囲気から見ても頼まれて仕方なく。そう感じられる。
だが、頼んで承諾を貰えるということは今の現状は天護も妖怪も関係なくなっているということになる。
この一件が無事に済めば、このニ種族の仲もこれをきっかけに改善されるかもしれない。
「・・・空輸かよ・・・」
正直、不安一杯に呟く真司だったが・・・
「私は・・・はるちゃん専用~♪」
「あぁ・・・分かったからくっつかないで・・・」
ネクシブは何が楽しいのかは謎だったが、笑顔で遥香に抱きついていた。
そんな二人に続き、それぞれが目があった者同士などで運ばれるもの、運ぶもののペアが決まる。
「・・・ん?アスラは来ないのか?」
「あぁ、私とネクシブは地上で地上神の眷属と戦うために残る」
空輸する数とされる数を考えると真司たち係の面子で丁度だった。
「そうか、確かに指揮者は必要だな・・・留守は頼んだぜ?」
「任せておけ。ネクシブたちも一端送り届けたらこちらへ戻ってきてもらう。片付いたら連絡をしてくれ」
「連絡先はネクシブで大丈夫なの?」
「うんうん、待ってるから~」
どうやら遥香とネクシブは携帯で連絡が取れるようだ。
これで行きと帰りの足は確保できた。
「森さんのことも・・・宜しくお願いします」
「引き受けた、安心して成すべきことをしてこい」
いよいよ出発する前・・・恵理佳はアスラに森さんを委ねる。
「んじゃ・・・そろそろ行くかぁ」
真司らしく気合の入っていない掛け声で出陣しようとした時・・・
「真司、私と再戦すると決めたときの心を忘れるな」
「・・・分かってるって、んじゃ・・・ちょっと仕事してくらぁ~」
そういうと一同はそれぞれペアを組んだ者に空輸してもらい、浮き島と化した学校の裏山へと向かう。


・・・


空を飛ぶという滅多に味わえない体験をしながら空輸されていく道中。
眼下には何体か地上神の眷属を見ることが出来た。
周辺には既に民間人は居ないらしく、眷属たちは辺りを見回し、人間を探しているように見えた。
閑散とした住宅街の中を異形が歩く姿は真司達にやる気と若干の焦りを感じさせたのだった。


「それじゃ・・・私達は一端戻るから・・・頑張ってね」
「あぁ、助かったぜ、ありがとな」
ネクシブたちに無事に送り届けてもらった一同。
それぞれが世話になった者に感謝の言葉を伝え、見送った。
「・・・しかし・・・裏山にあんなアンティークな建造物あったっけか・・・?」
「・・・趣味なんじゃないの・・・?」
空へと浮いていたのは学校の裏山部分だったのだが・・・
そこへ降り立った真司は見慣れた筈の裏山の光景の中に違和感を感じた。
山の頂上付近に見たこともない、テレビや本などでしか見たことの無いような神殿のような建造物が出来ていたのだ。
思わず呟いた真司の言葉に苦笑しながら答える真妃。
「さて・・・ここからは言わば敵さんの本拠地なんだし・・・十分に気をつけて進むわよ?」
「分かってるって」
郁に言われ、一同に緊張が生まれる。
「・・・んじゃ、神様とやらを拝みに行くかぁ」
言いつつ真司を先頭に一同は山道を登り、神殿へと向かうのだった。


・・・


「・・・やけに・・・すんなりだったな・・・」
「・・・ちょっと拍子抜けしちゃうよね」
素直な感想を述べる真司と雪菜。
既に一同は神殿の内部へと歩を進めている。
当然のように、地上に現れた眷属やその他の手先・・・更には罠の類など・・・
あらゆる可能性を危惧していたのだが・・・
そんなものは一切無く、極々スムーズにここまでやって来てこれてしまったのだった。
「・・・この場合は・・・」
「そうね、どちらかと言えば招待されてるって考える方が妥当かしら」
遥香の言葉の続きを郁が補足する。
「まぁ、そっちのほうが俺らも楽でいいしな」
言いつつ真司は目の前に一際大きな扉を発見する。
大きいと言っても人間サイズであり、巨人サイズなどではない。
この分では先に居る神様というのも案外普通な見た目をしているのではないだろうか。
そんなことを考えながらその扉を開く。


「・・・ようこそ、待っていたわ」
「・・・これはこれは・・・」
扉を開いた先は驚くほど広い空間になっており、そこには大きな椅子があった。
そんな椅子に座っていたのは二十台後半と言った感じの女性だった。
見た目だけで言えば、至って普通の人間である。
だが・・・
「アンタが神様か・・・思ってたよりも普通なんだな?」
「わざわざこの格好にしたのよ?悪くないでしょう?」
その女性から感じるのは頗る気分が悪くなるような何とも表現しがたい空気だった。
女性が言いつつ頬を吊り上げるとそれだけで背筋に薄ら寒いものを感じる。
一般人ならこれだけで動けなくなってしまいそうな圧迫感を感じる。
「そうだな、中々の美人だが・・・生憎だが俺のタイプじゃあない」
「ふふ・・・流石にそこの女一人の為に世界を危険に晒した男・・・言うわね」
「・・・!」
「・・・何・・・?」
女の言葉に恵理佳と真司は驚きを隠せない。
「驚くこともないでしょう?私は既にあの時、この地上に呼ばれていたんだから・・・どんな人間か話してみたかったんだけれど・・・」
「・・・それは光栄だな」
いちいち女が発言するたびに嫌な汗を掻く。
澄ました顔をして何気ない言葉を投げてくるが、その端々にはそれだけで毒されそうな殺気を感じる。
「想像以上で嬉しいわ・・・こうして私と対等に話せるなんてね」
「・・・もっと嬉しいことに話すだけじゃなく倒してやるぜ?」
真司は言いつつ鞘から刀を抜く。
それを合図にするかのように皆も臨戦態勢に入る。
真司が構えたから・・・ではなく、女の目つきが変わったのが原因だった。
「・・・お前達がここに来たということは・・・お前達が今の世界での希望・・・楽しませて頂戴」
「・・・釣りが出るくらいにな」


1p663.jpg


女は言いつつ立ち上がる。
何の構えも取っては居ないが、油断すればすぐに首と身体がお別れしそうな嫌な予感をひしひしと感じる。
こうしていざ対峙すると相手が神様だと言う事を痛感させられる。
今まで感じたこともないような圧迫感と底の見えない力を感じる。
だが、これが正真正銘最後の戦いとなる。
自らが撒いた種とも言える。
自分で撒いた種を自分で刈り取るため・・・最後の戦いへと挑むのだった。


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プロフィール

シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


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