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「・・・くぁ・・・」
欠伸をしつつ、校内から屋上へと続く鉄の扉を開く。
他の扉とは違う、独特の軋むような音がする。
屋上特有の強い風が頬に当たり、涼しく感じる。
おかげで今までよりも僅かに眠気が覚めるが、秋晴れの本日。
日向に入るとまたぽかぽか陽気で眠さが蘇ってくる。
今現在行われている授業が終わるまではまだまだ時間はある。
何時ものように梯子を上った上にある、お気に入りの昼寝スペースへ行くため、梯子に手を掛ける真司。
だが、そんな時・・・先ほど真司が開けた鉄の扉がまた開いていくことに気がつく。
(・・・ん?サボリ仲間か・・・?)
今から梯子を登り始めると半端な体勢で見られてしまうことになる。
折角ならばここで誰が来るのかを確認してからその後はどうするべきか考えることにした。
「・・・こんにちわ」
「・・・」
扉の向こうから現れたのは真司の予想外の人物だった。
一人の少女が現れたのだが、その少女に真司は大きな二つの違和感を感じていた。
ひとつは少女が校内だと言うのに制服ではないこと。
だからと言って、教師にはとても見えない。
今が授業中でなければ、大いに目立つ格好である。
もうひとつは、少女の持つ雰囲気である。
災忌や、妖怪の類のように嫌な感じこそしなかったが、明らかに一般人とは違う異質を感じる。
(・・・こいつ、同業者か・・・?)
それならば、私服でいることや、この感じる違和感も説明出来なくもない。
何よりも、目の前に居る金髪の少女はその表情から真司を知っている風に見える。
「・・・ふぅん・・・思ってたよりも・・・そこそこじゃない」
少女は真司をつま先から頭のてっぺんまで一通り観察した後、一言呟いた。
「・・・お前・・・何だ?」
何者、何様、何の用件・・・色々と言いたいことをひとつにまとめた結果の言葉だった。
「何だって言われてもー・・・今回は好奇心からの様子見と言うか・・・挨拶に来ただけだから」
「・・・」
少女は真司の問いには答えることはなく、半端にはぐらかしながら話をする。
「そんな恐い顔しないで、挨拶代わりと言ってはなんだけど・・・」
「・・・何・・・ッ・・・!?」
少女は一歩真司へと近づくと、半歩後ろへ下がった真司へと密着し、そのまま後ろにあった壁へと押し付ける。
そしてその唇は言葉言いかけの真司の唇を塞いでいた。
ほんの挨拶代わりの軽い口付け・・・などとは呼べるものではなく、思い切り舌を絡ませてくるディープなキスだった。
それこそ何度もキスは体験している真司でも驚くほどの上手さだった。
ねっとりとした少女の舌が自分の口内を探るように刺激してくる。
(・・・こいつ・・・)
オマケに少女の片手は真司の下腹部から股間の辺りにあった。
こちらも慣れた手つきで細い指がズボン越しに絡み付いてくる。
「・・・お前、何のつもりだ・・・?」
半ば唖然としていた真司が少女を引き離し、口に溜まっていた唾を吐き捨てながら問いかける。
「だからー・・・言ったじゃない?挨拶だって」
少女の顔は屋上に来たときから変わらずの笑顔だった。
あれほどのキスをしながら、手付きをしながらも少女の顔には一点の艶っぽさも加わっていない。
少女からすればあのような行為は平時で行われていると言うことなのだろうか。
「・・・お前は・・・そもそも誰・・・」
「もっと色々と話したり、楽しみたいんだけどー・・・」
真司の質問の途中に少女は勝手に話をまとめ始める。
「今回は、はるちゃんとの待ち合わせ時間のついでに来ただけだから・・・また次に会う日を楽しみにしているわね?」
「おい、次って・・・」
少女は言いつつ屋上から出て行こうとする。
「・・・そう遠くないうちに・・・そうね、週末くらいまでにはまた会えると思うから」
「・・・どういうことだ?」
「それじゃね」
「おい・・・!」
真司の質問には最後まで無視し続けた少女は扉を開けて校内へと戻ってしまう。
急いで後を追った真司だが・・・扉を開けた先には少女の姿も気配も無かった。
「・・・何なんだ・・・」
結局、最後まで何が何だか分からないまま終わってしまった謎の少女との遭遇。
だが、少女が持っていた異質とあの雰囲気を真司は忘れることは出来なかったのだった。
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