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学園祭の振り替え休日も終わり、また平穏な平日の朝を迎えた真司の部屋。
既に時間は普通の高校生ならば起きて朝の支度をしている時間である。
だがそこは何時まで経っても遅刻常習犯の真司、未だにベッドの中で深い夢の中だった。
そんな真司にゆっくりと人影が近づく。
そして、部屋中に鈍い音が響いた。
「いってぇッ・・・!!?」
突然頭に鈍痛を覚えた真司は慌ててベッドから飛び起きる。
「・・・おはようございます、いい加減に起きてください」
「・・・・・・」
目の前には襷掛けをした閑流が両手にそれぞれ木刀と大根を持って立っていた。
「・・・おう・・・おはよう・・・」
未だにイマイチ実感が沸かない閑流との同居生活に戸惑いつつもふと部屋中に漂う良い匂いに気がつく。
「・・・あれ、閑流ちゃ・・・閑流は料理とか出来るのか・・・?」
「・・・冷蔵庫の中が酷い有様だったので、有り物ですが」
「・・・マジか・・・」
今まであの男性と二人で暮らして来たのだから炊事洗濯は出来ても何ら不思議はない。
やはり両親が居ないと・・・などと一瞬だけ真面目になってしまいそうになるところを考えを切り替える。
「えぇと・・・ありがたいんだが、そんなことをしなくてもいいぞ・・・?」
「・・・いえ、師匠とは言え、私は居候のみですから・・・コレくらいはさせてもらいます」
「・・・そうか・・・」
「起きたなら早く顔を洗ってきてください」
「・・・はい」
下手な母親よりもしっかりしている閑流に急かされて顔を洗いに洗面所へ向かう。
一応はレディということで、脱衣所で着替えを済ませ、真司としては異例の時間に学校の支度が終わる。
・・・
「閑流は俺が学校に言っている間はどうするんだ・・・?」
「そうですね・・・基本的には剣の修行と家事でしょうか」
朝食後、率先して食器を洗い始めた閑流の横に立って真司も手伝う。
幾ら真司とは言え、流石にこんな少女が頑張っている様子をただ眺めては居られなかった。
「・・・いや、幾らなんでも家事全般をやることは・・・」
「・・・一応・・・これから私も生活していくことになる部屋ですから・・・流石に今のままでは・・・」
「・・・」
閑流に言われてふと部屋を見回す。
男の独り暮らしにしてはマシな方だとは思うが、それでもお世辞にも綺麗とは言えない。
「・・・真司、ひとつお願いをしてもいいですか?」
「・・・ん?あぁ、どうした・・・?」
ふと閑流から話しかけられた。
何か足りないもの、欲しいものでもあるのだろうか。
そこまで高級なものでなければ買ってあげようとは思っていた。
「・・・人の多いところは苦手で、帰ってきたら夕飯の買物に付き合って貰えませんか?」
「・・・いや、買出しくらいは俺が行くぞ・・・?」
予想外のお願いをされたが、炊事や掃除をされた上に買出しにまで行かれては真司の立つ瀬がなくなってしまう。
実際には既にないも同然なのだが。
「・・・質のいいお野菜とか、分かりますか・・・?」
「・・・・・・」
「では、夕方にお願いします」
「・・・おう」
反論をすることも出来ず、真司は従うのみだった。
こうして真司は閑流との同居生活が始まったことを実感しつつ、学校への準備を進めるのだった。
炊事洗濯、家事全般が出来る上に剣術を向上させる上での相手にもなる。
その上礼儀はしっかりしており、物腰も静かで落ち着いている。
(・・・後数年早く生まれてればな・・・)
閑流ともう少し歳が近ければもうひとつ楽しみが増えていたことだろう。
「・・・さて・・・んじゃ、そろそろ行ってくるわ」
馬鹿な想像を中断させ、玄関に向かい部屋を出る。
「・・・はい、いってらっしゃい」
「あぁ」
一人暮らしを始めてそこそこ経つ真司。
誰かに見送られて家を出るということが改めて良いものだと確認するのだった。
(・・・アレで笑顔だったらなぁ・・・)
閑流の唯一の不満なところと言えば物静か過ぎて感情の起伏が余りないところだろうか。
だが、コレは追々接していけばきっと解消されるだろうと思っていたのだった。
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