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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.167「雛森閑流①」


「・・・剣の修行・・・?」
学園祭の片付けの最中、郁に屋上へと呼ばれた真司は郁から意外な提案をされた。
「えぇ、今まで真司は私と主に術や霊力関係の基本的なことを修行してきたけど・・・アンタの場合は基本的に刀でのゴリ押しだからね」
「・・・いや、まぁ・・・そりゃそうだが・・・」
郁の言わんとすることは理解しつつもイマイチ乗り気な様子ではない真司。
「例え俺が日本一とか世界一の剣の腕前を得ても、人の力を超えている災忌には余り意味がないんじゃないか・・・?」
「んー・・・それは確かに一理あるにはるけど・・・」
「それだったらもっと伸ばせる術や霊力関係に重きをおいた方がいいと思うんだが」
「・・・珍しく真司にしては正論だけど・・・基本的な元の動きがいいに越したことはないでしょ?」
真司の言い分は珍しく正論だったが、郁の言うこともまた正論だった。
「丁度今、私の知り合いの剣の先生が土野市に来ているからこの機械を逃すことはないと思ってね」
「・・・なるほど、そういうことなら・・・折角だし見てもらうか・・・」
あまり乗り気ではなかった真司だが、そういうことならば折角だと承諾したのだった。
「決まりね、それじゃあ明日の昼頃に学校の前で」
「了解、折角の振り替え休日がな・・・」
こうして真司は振り替え休日を修行に費やすことになったのだった。


・・・・・・


翌日、真司は郁の車に乗せられて土野市内でも人気のない森の中の公園に連れて来られた。
そこでは一人の男性が二人を待っていた。
年の頃は五十台程だろうか、髪はまだまだ黒々としており、顔も身体も余り老けては見えない。
何よりもその体つきは剣道着のような服の上から見え隠れする無駄のない筋肉をしており、非情に若々しい。
ただ、顔の皺やその醸し出す雰囲気で何と無しに歳が分かる程度だ。
「ご無沙汰しています」
「数年ぶりかな、郁嬢も変わらない様子で何より」
郁とその男性は軽く挨拶を交わす。
どうやら二人は旧知の仲のようだ。
「・・・それでは、こちらの少年が・・・」
「あ、どうも、日比谷真司と言います」
男性の視線が自分に向けられたのでとりあえず自己紹介だけを済ませる。
「ふむふむ・・・郁嬢から聞いているが・・・何でも我流らしいね?」
「えぇ・・・まぁ、一応は昔部活や道場は行っていましたが・・・」
早速剣のことに関して質問をされる。
「私も我流でね、型とかは教えられないんだ。だから・・・」
「・・・っと・・・?」
言いつつ男性から傍の木に立てかけていた木刀を投げられる。
「実戦で早々に役立たせるためにはやはり実戦練習が一番・・・これで少年の実力も測れるしね」
「・・・分かりました」
真司としても細々とした稽古などはつまらないし勘弁願いたかった。
「・・・では、早速始めようか・・・?遠慮や加減はいらないよ」
「・・・それでは、お言葉に甘えて」
こうして真司は久しぶりに剣対剣の実戦を開始するのだった。


・・・・・・


「・・・ぐっは・・・無理・・・です・・・」
男性と模擬戦闘を始めてしばらく。
体中に青アザを作った真司はその場に座り込む。
これでも今まで災忌との実践の中で剣の腕前も向上していると思っていた真司。
だが、そんな考えは粉々に打ち砕かれたのだった。
「あはは、やはり全然ダメだね」
「・・・ぐ・・・」
男性の言葉が突き刺さるが、嫌味でもなく真実だけになんとも言い返せない。
「一番の練習方法は実戦とは言っても・・・こうも差があっては練習にもならない」
「・・・それは、確かに・・・」
「そこで私の孫を代わりに相手として紹介するよ」
「・・・孫・・・?」
男性は自分の代わりに孫を真司の相手として紹介するという。
「物心ついた時から剣を握らせているから・・・私よりは全然だが、相当のものさ」
「・・・へぇ・・・」
言いつつ男性は森の奥へと消えていった。
孫というくらいだから森の中で遊んででも居るのだろうか。
(・・・しかし、物心ついたときからって・・・どんな侍小僧が・・・)
今から来るであろう孫を色々と想像していると男性が戻ってきた。
「お待たせ、紹介するよ、この子が私の孫で・・・」
「・・・雛森閑流です、手合わせ、よろしくお願いします」
「・・・・・・」


1p600.jpg


男性の孫というのは年端もいかないような幼い少女だった。
緑の髪に横で結わえているポニーテールと、腰に差したその体躯には不釣合いな大きさの日本刀が印象的だった。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!幾らなんでもこんな子と・・・」
「いやいや、大丈夫。遠慮しないで打ち合ってもきっと少年じゃ勝てないと思うよ」
「・・・」
「実際に少年と手合わせした私が言うのだから間違いないよ」
「・・・そりゃ・・・そうかもしれないけど・・・」
流石にこんな少女とやりあう気にはなれなかったが、男性の言葉は最もだった。
「さて、それじゃあ私は・・・郁嬢、久々にお相手願えるかな?」
「はい、私で宜しければ」
男性は喜々とした様子で郁と模擬戦闘をさっさっと始めてしまう。
どうやら最初からこれが楽しみだったようだ。


「・・・」
「日比谷殿」
二人の様子を立ち尽くして眺めていると背中から声を掛けられる。
「・・・殿って・・・あぁ、俺のことか・・・?」
聞きなれない言葉に気づくのが遅れたが自分のことだと理解し、少女のほうへ振り返る。
「こちらも早速始めましょう」
「・・・その、いいのか・・・?」
少女の様子に不安や心配といった感情は微塵も出ていない。
「はい、おじいちゃん以外の人との手合わせは久しいので楽しみです」
「・・・仕方ないな・・・」
乗り気ではなかったが、真司が全く手も足も出なかった男性のお墨付きの少女である。
少しはマシだろうと思い、少女との手合わせを加減しつつ始める真司だった。

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Author:シンヤ(nanpP
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