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対魔征伐係.157「お呼び出ない人①」


放課後。
学校での生活を半分以上は寝て過ごした真司はしっかりと学校の裏山で自主トレに励んでいた。
だがそうは言っても根が真面目とは言えない真司。
自主トレは一時間程度が限界だった。
(・・・バイトまで何時ものゲーセンでも行くか・・・)
まだバイトの入り時間までは猶予があるため、途中にあるゲームセンターで時間を潰すことにした。
今日は何のゲームに金を費やすかなどと考えながら薄っぺらな鞄を手に、商店街へ歩き出した真司。


・・・・・・


しばらく歩くと商店街の入り口へと到着する。
ここまで来ると、周りは真司と同じ制服を着た学生たちが大勢見受けられるようになる。
その他にも夕方というだけあって、買物帰りの主婦たちなども混じり、大変混雑していた。
基本的に人ごみはあまり好きな方ではないが、コレもゲーセンの為と思い、人ごみを掻き分けて一路向かう。


左右に見える様々な店を流し見しながらぶらぶらと向かっていると、向かい側から見知った人影がこちらへやってくるのを見つける。
(・・・ん・・・?)
だがまだまだ遠めの為、人違いかと思った。
寧ろ、思いたかった。
(・・・マジか・・・)
そんな淡い期待も徐々に狭まる距離で脆くも打ち砕かれることになる。
相手が人違いではないと確信した真司は変に挙動不審にならないように、なるべく目線を合わせないようにしながらすれ違うことにした。
周りの人ごみを隠れ蓑にするようにすれ違う真司。
相手のことを見ては居ないが、お互いのペースを考えれば既にすれ違った筈だ。
(・・・何とかなったか・・・?)
そう思った矢先。
「日比谷真司さん」
「・・・・・・」
背中から声を掛けられる。
可愛い声で普段ならば喜んで振り返るところだが・・・
(・・・仕方が無いな・・・)
溜息混じりに諦め顔で声のした方へ振り向く真司。
「こんにちわ」
「・・・まさか、こんな時間にこんな場所で会うなんてな・・・」
振り向いた真司の前には遥香が笑顔で立っていた。
「随分な言い様ですね・・・?私だって普通の人間なんですよ?」
「・・・それは失礼を・・・」
傍の他人から見れば可愛い後輩に見えるかもしれないが、真司にとっては先の記憶がある。
笑顔で襲ってきても何ら可笑しくない相手である。
自然と身体も身構えてしまう。
「姉さんはまだ学校なのかしら・・・?」
「・・・」
相変わらずの笑顔で問いかけてくる遥香だったが、その質問には答えられなかった。
答えることで何をしでかすか分かったものではないからだ。
(・・・こいつ、どういうつもりだ・・・?)
わざわざ郁の場所を知っていながら聞いてくるということは、無理矢理学校に侵入したりする気はないということなのだろうか。
そう考えると意外にも常識というか、そこまで性格が破綻していると言う訳ではないように思えてくる。
「・・・しょうがないかぁ・・・それじゃあ、丁度いいから・・・」
「・・・ん?」
そんな考え事をしていると、目の前の遥香の雰囲気が変わったことに気がつく。
「退屈してたし、暇つぶしに付き合ってもらいますね?」
「・・・暇つぶしって・・・おいおい・・・」
その遥香が放つ雰囲気は以前にも感じたことがある。
初めて会ったあの夜、いきなり襲い掛かってきた時に感じたものと同じだった。
こんな人ごみの中でいきなり襲ってくるなど普通では考えられないことだが・・・
「こんな場所でなんて冗談だろ?」
「まさか、場所なんて関係ないじゃないですか?」


1p583.jpg


真司の問いかけに笑顔で答える遥香。
遥香の答えを聞いたとき、やはりこいつは駄目だと思わずにはいられなかった真司だった。
「それじゃ・・・」
「っと・・・待てぇッ!!」
どうするかと考えていた真司に向けて遠慮なく遥香の拳が飛んできた。
寸でのところで避けると、文句を言いつつそのままその場を走り出す真司。
突如少女に殴りかかられる男性。
そんな現場を見てしまった周りの一般人の視線が突き刺さる。
中には同じ学校に通う学生も居たかもしれない。
奇異の視線から逃げるようにその場を立ち去り、少しでも人目の少ないところを目指して走り出す真司。
(くそッ・・・場所と時間を弁えるだけ、災忌の方が可愛く見えるぜ・・・)
舌打ちをしながら何処へ行くかと考えつつ商店街を抜け出す真司だった。

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Author:シンヤ(nanpP
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