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九月に入り、徐々に夏の茹だるような暑さも引いてきたある日。
本来ならば体育の授業がある時間割に真司達は教室で大人しく席に座っていた。
鎮守高等学校は九月末日に学園祭がある。
その学園祭での出し物を決めるために貴重な体育の時間を割いてホームルームに当てたのだ。
「それでは・・・以上の候補の中から無記名投票による多数決で決めたいと思います」
壇上では綾音が委員長としてしっかりと指揮を取っている。
真司達のクラスではこのような決め事の際にはいつも綾音が仕切っていた。
仕切り癖があるからということも理由の一環ではあるのだが・・・
担任の郁が面倒くさがって綾音に丸投げするのが本当の理由である。
今も郁は壇上の横で椅子に座って起きているか寝ているかさえも定かではない。
だが、そんな情けない担任のことなどは完全に置いておいて順調に話は進んでいる。
「ねぇねぇ、しんじはどれにするの~?」
「ん?」
隣の席から雪菜が小さな紙切れのような投票用紙とペンを持って話しかけてきた。
言われて黒板に目を移す。
いくつかの候補が挙がっているが、真司は特に迷う様子も無く、即答した。
「あの中だったら・・・喫茶店か」
「喫茶店って・・・なんで~?」
このようなイベントに参加することなど当然のように初めての雪菜は当たり前のように疑問を投げかけてきた。
本来ならば面倒くさがって答えないのだが、相手が相手だけに無下にはせず、真司なりの理由を聞かせる事にした。
「いいか?まず第一に、面倒な下準備がいらないってことだ」
「準備?」
「あぁ、下手な出し物でも選ぼうものなら、何のイベントもない平日の放課後に毎日残されて準備させられるからな」
「うぇ~・・・それは確かに嫌かも・・・」
雪菜は真司の理由にとても納得した様子だ。
「次に・・・当日も多分だが・・・楽だろうからな」
「そうなの?」
「何も好き好んで学園祭に来てまでわざわざ列を成して茶を飲みたいなんて思わないだろ」
「・・・それは、そうかも知れないけど」
「で、だ・・・・どれだけ手間をかけるかは分からないが・・・少なくとも俺みたいな料理もロクに出来ない人材はいいとこ接客か力仕事、買出しってところだろう」
「ふんふん」
「それでそんなに人も来なければ、適当にまったり喋って時間過ごしてればいいってことになる」
「なるほど~」
最もらしい真司の口ぶりにすっかりそそのかされている。
「オマケに・・・学園祭のときに校内を回って・・・休憩をしにクラスへ戻れば飲み食い出来るなんて最高じゃないか?」
「おぉ~・・・最高だね!」
こうして完全に雪菜は真司の言い分にすっかり乗せられ、その一票を喫茶店と記入したのだった。
皆が皆、真司のような理由ではないにしろ、結果的には真司たちのクラスは学園祭の出し物として、喫茶店を出すことにした。
この時の真司はそれこそあってないような気楽な一日になるという甘い考えを抱いていたのだった・・・
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