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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.147「久々のゲーセン①」


(・・・こんなもんでいいか・・・)
放課後、学校の裏山。
郁が遥香の一件依頼色々と動くようになってしまい、以降は自主トレに励んでいる真司。
サボらないだけでもマシではあるが、やはり教えてくれる人が居ると居ないとではその差は大きい。
今日も今日とて、手早く自主トレを切り上げる。
(さて・・・バイトもないけど・・・)
バイトがないので、このまま帰っても暇になってしまう。
だが、自主トレは終わる時間が気分次第だったので友人とも約束などはしていない。
(・・・久しぶりに行くか・・・)
真司は薄っぺらの鞄を持って思いついた場所へと移動を開始することにした。


・・・・・・


学校帰りに丁度良く立ち寄れる場所にあるゲームセンター。
ここは鎮守高校から近いだけあって、真司と同じ制服を着た学生たちが常に屯している場所である。
かく言う真司も入学してからというものここには頻繁にお世話になっている。
そんな通いなれたゲームセンターの扉を開ける。
入った瞬間に肌に感じる冷房と耳に入ってくる機械音。
そして独特の雰囲気。
ゲームセンターが好きで通っている者ならば自ずとテンションが上がってくる場所だ。
(さて・・・とりあえずは・・・と・・・?)
最近はご無沙汰だった真司は一通り店内を回ってみようとしたその矢先。
店の奥に黒い人だかりを見つける。
そこは他と比べて若干広いスペースになっており、対戦台がワンセットのみ置いてある。
その盛り上がりや設置場所を見ても、どうやら最新のゲームが入ったらしいことが分かる。
ただ、気になることは対戦台の片方にしか人が集まっていないことだ。
真司の居るところからは向こう側で誰がやっているのか分からない。
ただ、向こう側に立って見ているようなギャラリーは少ないということだけは分かる。
こちら側、真司から見えている台の周りには大勢のプレイヤーが群がっている。
そしてその大勢はどう見ても身内、知り合いというわけではなさそうだった。
となると答えはひとつ。
あちら側のプレイヤーが勝ち続けており、こちら側の台でリベンジを希望しているプレイヤーが順番待ちをしているのだろう。
(俺もまだやったことはないが・・・)
台に近づくと、ゲーム画面が見える。
真司もやったことはないゲームだが、こういった人だかりがある時間、場所では初めてのプレイが対人戦などということは良くあることだ。
そう思った真司はその人だかりに並び、順調に負けて行く前のプレイヤーたちを見ながら自分の順番を待つ。


・・・・・・


(・・・くそぅ・・・)
それまで何人もの相手を倒してきた相手である。
その時点で既にこのゲームにそれだけ慣れているということになり、それだけでもだいぶ差がついていた。
だが、それでも余りにも惨敗過ぎた。
余り好きではない行為だったが、相手が気になった真司は対戦台の向こう側へ移動することにした。
「・・・・・・」
「・・・ん?もしかしてさっきの雑魚いのはヘタレだったのかしら?」
「・・・お前か・・・」
対戦台でプレイしていたのは真妃だった。
相変わらず真妃には得意の対人格闘ゲームで手も足も出なかったということになる。
「お嬢様、お待たせ・・・あら?」
「お・・・葵さん、ども」
「日比谷さん、こんにちわ」
がっくりと肩を落としていた真司と構わずプレイしていた真妃の元に葵がやって来た。
手には缶ジュースを二つ持っており、買出しに言っていたのだろう。
「葵、人前でその呼び方は止めてって言ってるでしょ・・・?」
「すいません、ついつい・・・」
真妃は葵の方を向いて注意しながらも画面では特に危険そうになる気配もない。
完全に感覚でゲームを覚えていることが分かる。
「まぁいいわ・・・丁度いいし、ヘタレに後は譲るわ」
「・・・は?何でだよ」
「もういい加減疲れちゃったし、休憩」
真妃に言われて画面の右上を見る。
そこには四十八の文字が表示されていた。
「・・・お前、どんだけだよ・・・」
真妃は今まで四十八連勝してきたことになる。
休憩をしたくなるのも納得行く話だった。
「・・・まぁ、折角だが俺はいいわ。何なら捨てゲーでもすればいいんじゃないか?」
「それはそれでちょっとねぇ・・・いいわ、葵がやって頂戴」
「え?私が・・・ですか?」
突然ご指名を受けた葵は戸惑いながらも真妃の命ということもあり、素直に交代をした。
だが・・・


「・・・葵さんは至って普通だったんだな・・・」
葵と交代したその試合で当然のように負けてしまった。
腕前の程は素人に毛が生えた程度である。
凄腕の友人は・・・というわけではないようだった。
「まぁ・・・葵はこっちじゃないしね」
「・・・こっち?」
言いつつ真妃と葵は場所を変えて、少しジャンルの違う台が集まる場所へやって来た。
特に理由も無く何となく二人の後を着いてきた真司。
すると葵がひとつの台の前で椅子に座った。
「それじゃ、葵の実力を見せてやりなさいな」
「・・・では、一回だけ・・・やらせてもらいます」
真妃は台の横で葵がコインを入れ、ゲームをプレイする様子を眺めている。
真司も後ろから邪魔にならないようにその様子を見守ることにした。
「・・・これか・・・」
葵がプレイしたのはシューティングゲーム。
所謂縦シューというやつだ。
ゲームセンターに通っているものならシューターではなくとも名前くらいは知っているほど有名なものだ。
真司も何度かやったことはあるが、いいとこ三、四ステージが関の山だった。


・・・・・・


「・・・すいません、何時ものところまでしか・・・」
「ううん、私からすれば流石って感じだわ」
「・・・」
ゲーム画面にはゲームオーバーの表示がされている。
葵は席を立つと申し訳無さそうに真妃に詫びている。
真司はそんな二人の様子を信じられないと言った様子で眺めていた。
「・・・何時もって・・・何時も二週目の最後まで行くのか・・・」
葵の腕前は相当、寧ろ凄腕だった。
少なくともゲーセンに通っていた真司が知っている中でも最も上手い。
一週目を軽々とクリアーし、二週目までも最後までたどり着くとは思ってもいなかった。
(・・・なんつー二人だ・・・)
ジャンルは違えど、二人とも素晴らしい腕前を持つプレイヤーだと言う事を実感した真司だった。


「・・・アクション?」
「そう、新作なんだけど・・・葵は出来ないし、一人じゃノーコンクリアーは厳しくてね」
二人の腕前に驚いていた真司に珍しく真妃からお誘いがあった。
だが、それは好意ではなく、戦闘要員としての誘いだったのだ。
「・・・いや、俺も人並みくらいだぞ・・・?」
「それでも居ないよりはマシだし、いいからこっちよ」
「・・・へいへい」
普段は滅多に誘うことはない真妃だが、誘ったら誘ったで強引だった。
真司は抵抗することも無駄に思え、素直に後を着いていくことにした。
だが、それが間違いだった。


「・・・お前、だから少しはフォローしろって!」
「馬鹿言わないでよ、アンタが前に出すぎなんでしょう!」


1p572.jpg


アクションゲームを二人同時プレイする場合はクリアーの秘訣はその協力性にあると言っても過言ではない。
アイテムを取る順番、相方のフォローやサポート。
そういった相手への気配りがあってこそ、一人では無理な難易度でもクリアー出来るというものなのだ。
だが・・・真司と真妃の間にはそんな協力性などは微塵も無かった。
どちらかと言えば互いに足を引っ張っているようにも見える。
だが、そこはお互いにゲームの腕前は相応にある者同士。
何とか進めていくが、その結果はどうなったのか・・・言うまでもなかったのだった。



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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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