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対魔征伐係.111「雪菜と保健室」


ある日の水泳の授業中。
体育全般に言えることだが、特に水泳などは生徒がしっかり効率よく動くと時間が余ってしまうことが多々ある。
水泳では余った場合、自由時間となり、思う存分夏のプールで遊べるとあって、生徒たちもそれ目当てで必死で早く片付けようとするのだった。
それは今日も例外ではなく、やはり授業終了の少し前にはやるべきことは全て終わっていた。
郁の許可が出ると、堅苦しい決められた泳ぎなどから解放された生徒たちは一斉に騒ぎ出す。
そんな時・・・


「郁~・・・」
「・・・ん・・・?どうしたの?」
自由時間になり、自分も思う存分遊ぶ準備をしていた郁の元に雪菜が情けない声を出しながら歩み寄ってきた。
「さっきそこで転んじゃって・・・」
「・・・プールサイドは走らないって教えたでしょ・・・」
見ると雪菜の右ひざの辺りが赤く滲んでいる。
見るからに思い切り転んで擦り剥いたような傷だ。
言わずもがな、郁にはどうしてこうなったかの経緯は想像が出来ていた。
「・・・舐めとけば治るって傷でもないわね・・・保健室行って消毒してきなさい」
「・・・ほけんしつ?」
傷口からは出血こそしていなかったが、かすり傷と呼べるほど軽いものでもなかった。
どの道この傷ではプールに入らせるわけには行かなかったので保健室へ行かせることにしたのだが・・・
「・・・教えて無かったわね・・・」
保健室などとは全く無縁だった雪菜。
その場所はおろか、保健室がどういったところなのかも分かっていなかった。
そこで困った郁は助っ人を呼ぶことにした。


「・・・それで、俺が呼ばれたのか・・・」
他のクラスメイト同様、自由時間を思う存分楽しんでいた真司は郁の命によって招集された。
「んなもん、保険委員にでも頼めばいいだろ?」
「考えなさいな、保健室連れて行って、ここが保健室って言うところなんだ~的なこと雪菜が言ったら怪しまれるでしょ?」
「・・・まぁ、それはそうだが・・・」
「どうせもう少しで授業は終わるし、先に着替えて雪菜を連れて行って頂戴」
一応は反論をした真司だったが、郁の説得により、一足に先に授業を抜けることになったのだった。
「はぁ・・・分かったよ・・・じゃあ更衣室を出たところでな」
「は~い」
溜息と共に真司は雪菜に落ち合う場所を告げると着替えへ向かったのだった。


・・・・・・


保健室へ向かう途中、そこがどういったところなのかを簡単に説明しておくことにした。
そんな話をしていると保健室前へと到着したのだった。
「失礼します」
軽くドアをノックし、中へ入る。
独特の匂いと雰囲気が感じられる。
中には人の気配はなく、ベッドで寝ている生徒も、保険医もどうやら不在のようだ。
この学校の保険医はあまり真面目に仕事をしないことで有名でもある。
故にこのような状況になるであろうことは真司としては予想の範疇だった。
「・・・んじゃ、雪菜はそこの椅子にでも座っててくれ」
「分かった~」
保険医の前に学生が座る用の簡素な椅子に雪菜を座らせ、真司は戸棚から適当な消毒液やその他必要なものを探し出す。
この学校に三年間も通っていれば何度かはこの保健室を利用することもあった。
おかげで学生が来て、応急処置が出来るように置いてある医療箱の場所などは把握済みである。
「んじゃ、これで消毒してこいつで拭いてだ」
「・・・どうやるの?」
「・・・」
雪菜に消毒液とガーゼ、絆創膏などを渡そうとした真司だったが、それすらも初めて見るのか、不思議そうな顔をしていた。
「・・・仕方ないな・・・俺がやるぞ?」
「うん、お願い~」
一応は雪菜の承諾を得て、真司は雪菜の前で中腰になる。
「・・・あ」
「・・・何だよ・・・?」
「ううん、何でも・・・」
「・・・」


1p533.jpg


雪菜の足に手を添え、傷口を消毒しようとしたとき、不意に雪菜が声をあげた。
真司としては、風呂にまで一緒に入っているのでこんな程度で何かあるわけでもない。
そう考えていたのだが・・・
(・・・何だ、この何とも言えない雰囲気は・・・)
無人の保健室にこうしていると何とも言えない雰囲気になっているような気がしてならない。
心なしか妙に雪菜が照れているように思えるのは気のせいということにしておいた。
(・・・さっさっと終わすか・・・)
何時人が来るかも分からなかったのでサクッと片付けることにした。
消毒液を傷口に垂らす。
「いったぁーぃッ!!!」
「ぶっ」
予想以上に沁みたのか、過敏に反応するように右足を大きく振り上げる雪菜。
全く無防備だった真司の顎を的確に捉えたのだった。
「お、お前な・・・動くなよ!!」
「だ、だって~!」
余程だったのか、涙ぐんでいる雪菜の足を無理矢理掴んで、無理矢理消毒する。
暴れる雪菜に抑える真司。
ここに第三者が入ってくれば誤解されること間違い無しの現場になっていた。




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