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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.102「新学期と噂の二人①」


(暑い・・・眠い・・・暑い…眠い・・・)
夏休みも終わり、いよいよ新学期を迎えた鎮守高等学校。
その初日にである始業式の朝・・・
いくら夏休みが終わったとは言え、まだまだ暑さは一向に収まる気配はない。
そんな中、汗を流しながら正門を走りぬける真司の姿があった。
(幾らなんでも初日から遅刻は・・・まずいよなぁ・・・)
遅刻常習犯の真司だったが、始業式くらいはきちんと出ようと思っていた。
何よりも、担任が郁になってしまったので、これで遅刻すれば何をされるか分かったものではない。
そんな思いで先を急ぐ真司の耳に朝のホームルーム開始五分前の予鈴が聞こえてきた。
「・・・ぐぁ・・・っ」
より早く走り、下駄箱から教室へと駆け抜ける。
廊下は走ってはいけませんと言われた記憶があるが、今はそんなことを言っている場合ではなかった。


「・・・おーす・・・」
全身を汗でじっとりとさせ、荒い呼吸を整えながら真司は教室の扉を開けた。
約一ヶ月ぶりとなる変わらぬ喧騒といつもの雰囲気を感じることが出来た。
勉強は嫌いだったが、やはりクラスメイトと会える学校そのものは嫌いではない。
クラスメイトは苦笑いしつつ入って来た真司に対し、同じく苦笑しながら挨拶を返す者、素直に笑顔で返す者、呆れ顔で返す者・・・
対応は様々だったが、皆それぞれ挨拶を返してくれた。
「やーん、しんじぃ~、久しぶり~♪」
「暑い、暑い、暑いわぁッ!!」
夏の暑さの中走ってきた身体を休めようと自分の席へと向かう途中、いつものように雪菜に抱きつかれる。
恒例となって来つつあるこの光景はクラスメイトたちも見慣れたものだった。
「よう、流石に初日は急いだみたいだな?」
「・・・まぁ、流石にな・・・」
雪菜を無理矢理押しのけ、自分の席へ座ると凌空が笑顔で挨拶をしてくる。
凌空もどうやら変わりないようだ。
久しぶりに会ったクラスメイトも居るので、色々と話したいところではあるのだが・・・
今の真司にそんな元気はなく、机へ突っ伏してしまう。
(・・・だるい・・・)


・・・・・・


朝のホームルーム開始のチャイムが鳴り、教室の扉が開く。
その音で目を覚ました真司。
「おー・・・ちゃんと全員揃ってるわね」
教室へ入って来た郁は無事にクラスのメンバーが全員揃っていることを確認する。
やはり休み中や、修行のときとは違い、教師の顔をしているように見える。
何時ものように起立、礼と挨拶を済ませ、ホームルームが始まる。
とは言っても、この後はすぐに体育館へ移動して面倒くさい式が始まるのだが。
「えー、新学期が始まり、気分も新たにしたいところでー・・・」
(・・・ん?)
教壇に立っている郁の思わせぶりな口調に思わず外を眺めていた真司は視線を郁に向ける。
「新学期開始にふさわしく、転入生を紹介したいと思います」
(・・・・・・)
意外すぎる郁の発言に真司は背筋が凍るほど嫌な予感がした。
高校三年のこんな時期に転入してくるなど、普通では考えられないことだ。
そして今までの流れがある。
予感が外れてほしいと願う真司だったが、人間たるもの、嫌な予感ほど良く当たるものである。
「二人とも、入って来て」
郁の指示で教室の扉が開き、二人の少女が入って来た。
(・・・やっぱりかぁーッ!!!)
入って来たのは真妃と葵の二人だった。
二人とも鎮守高校の制服を着ている。
二人を見るや否や、教室中がどっと沸き出す。
男子は当然のようにそれぞれに騒ぎ、女子までも騒ぎ出す始末だ。
「はーい、皆静かに。それじゃ、簡単に挨拶だけ済ませちゃって?」
郁のやんわりとした制止でクラスの騒動は一時的に治まりを見せた。
その隙を縫うように二人に挨拶をするように勧める。
「守随葵と言います、皆様、どうぞよろしくお願いいたします」
とても同年代とは思えない、礼儀正しく透き通るような声でお辞儀をして挨拶をする葵。
そんな葵の挨拶に対してクラス中の皆が大騒ぎで返事をする。
皆それぞれに葵さんや守隋さんなどとさん付けが多い。
(・・・葵さんって同学年だったのか・・・)
真司もまたさん付けだったのだが・・・それはどう見ても葵の方が年上に見えるからである。
とてもではないが、同学年には思えなかった。
(・・・後で確認してみるかな・・・)
にわかには信じられないことだったので後で本人から確認することにした。
「それじゃあ・・・次は白鳥さん」
葵の挨拶の喧騒もほどほどに静まると郁に言われて真妃が挨拶を始めた。
「・・・よろしく」


1p522.jpg


真妃の挨拶は終わったようだ。
(・・・やる気ねぇぇぇッ!!!)
流石の真司も驚かざるを得ないほどのやる気の無い挨拶だった。
名前すら名乗らない自己紹介など聞いたことが無い。
真妃は全身から面倒くさい、かったるいと言った雰囲気を醸し出している。
とてもではないが、好印象とは言えるわけが無い。
だが・・・そんな真司の考えとは対照的にまたもやクラス中が騒がしくなる。
先ほどの葵のときは綺麗や美人といった形容詞が飛び交っていたが、真妃の場合は可愛いなどといった言葉が聞こえる。
(・・・あの一言で性格は分からないのか・・・)
既に真妃の性格は思い知らされている真司は皆のハイテンションぶりにはついていけなかった。
ふと、隣の席の雪菜の方を見てみると、やはりというべきか、呆然としていた。
「・・・しんじ・・・」
「・・・言うな・・・」
ふと雪菜と目が合うと何か訴えかけてきたが、その言葉を途中で制する。
二人とも、今後の学園生活に不安を抱かずには居られなかった。


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Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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