2ntブログ
試験的なイラストぶろぐ
試験的な何か。のイラスト、漫画専用ブログです。 知り合いからお前のHPは絵の感想が書きづらい。 と言われ、ブログ形式に移行。

はぢめてのCG集DLサイト様で発売中ですよ(゚∀゚)
【東方CG集(紅魔館編)】DLsite.com直リンク


◇お仕事・依頼募集中◇

絵・イラストのお仕事、依頼を随時募集中です。
もしもあればお気軽にメール、メッセなどでお声掛けください。

その他、アイマス、東方、ボカロ、etc…などで企画、1枚絵、挿絵などで描いて欲しいという方が居れば、またはゲスト依頼なんかも上記と同じようにお気軽にご連絡ください。
お待ちしております~(´ω`)


この度、スティッカムに登録をしました。
イラスト製作過程などを配信していきたいと思いますので、宜しかったらお気軽にお越しください(゚∀゚)
スティッカムマイページ
今更ですが、ピクシブのマイページもおまけにリンク先を明記しておきます。
pixvマイページ

今までうpしてきたアイマス動画、ニコ動へうpしてきた投稿動画は、コチラのページに公開投稿動画として纏めてありますのでどうぞ~(゚∀゚)
◆アイマス動画、ニコ動公開投稿動画ページへ◆
◇現在→アイマス動画10作品、オリジナル動画8作品。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

対魔征伐係.96「綾音と宿題①」


「あぁー・・・面倒臭ぇ・・・」
夏休みもいよいよ残すところあと僅かとなったある日の真司の部屋。
疲れた様子でソファーへもたれる真司。
目の前には数種類の参考書とノート、筆記用具が散乱している。
夏期休暇課題をこの休み終了直前で片付けようとしていた真司だったが、真司は勉強が得意ではない。
出来ないわけではないが、人並みである。
当然のように分からない問題も多数ある。
そんなときは参考書を開き、ノートを開き・・・頭を抱えながら解いていくのだが・・・
面倒くさがりの真司。
そして時間もない。
そんなイライラがつのり、開始数時間でサジを投げてしまった。
「・・・」
ふと何かを考え始めた真司は携帯を手に取る。
そしてメモリーから凌空の名前を見つけると、電話をかけた。
『よう、どうした?』
「今日は時間あるか?」
『あー、悪い。今、郁先生と待ち合わせしているところでさ』
「・・・なるほど、いや、邪魔したな。頑張れよ」
『おう、ありがとな』
「あぁ、じゃあまたな」
電話を切るとまたソファーへもたれる。
(・・・さてどうするか・・・)
凌空と郁の進展を望んでいる真司としては邪魔をするわけにもいかない。
かと言って後日に回せるほど時間的猶予はない。
バイトもあり、係の仕事が何時入ってくるかも分からないのだ。
片付けられる時に片付けなければいけない。
凌空のほかに頼りになる秀才と言えば・・・
「・・・頼んでばかりな気もするが・・・」
言いつつ真司は携帯を再び開く。


・・・・・・・


呼び鈴を鳴らすと、ドアの向こうから小走りしてくる足音が聞こえた。
そしてすぐに真司の前の扉は開く。
「いらっしゃい、どうぞ」
「お邪魔します」
家主の綾音に言われるまま室内へと入る。
もう何度目かになる綾音の家のリビングへと入ると、何時ものように手荷物を置き、何時もの席に座る。
「悪いな、わざわざ」
「いいのよ、それよりちゃんと勉強道具は持って来た?」
「勿論」
カバンから参考書やらノートやらを机の上に並べる。
「ん、それじゃあ・・・何から始めましょうか」
「そうだなぁ・・・一番厄介なやつからだな・・・」
「・・・数学?」
「数学」
最も頭を使い、解いていてストレスの溜まる数学を先に片付けることにした。
一教科どれほど掛かるのか分からないので自分が分からないものから片付けることにしたのだ。
こうして真司は綾音に分からないところは教えてもらいつつ、課題を片付けて行く。
教えてもらうと言っても、そこは綾音。
解き方、ヒントなどは教えてくれるが、答えだけを教えてもらうことは出来なかった。
それでも流石というべきか、教えなれているのか。
稀にある全く分からない、覚えていない数式でも割とすんなり解くことが出来る。
綾音は家庭教師のバイトでもするといいのではないか、そんな馬鹿なことも考えた。


・・・・・・


「・・・ぐふ・・・終わった・・・」
「お疲れ様、キリもいいし、少し休憩しましょうか」
「大賛成だぜ・・・」
課題を始めてからしばらく。
やっとの思いで数学は片付いた。
だが、流石に綾音に教えてもらっているだけあって想像よりも遥かに早く終わった。
それでもやはりどっと疲れた真司は机に突っ伏してしまう。
一方の綾音はそんな真司とは対照的に疲れた様子も見せず、キッチンへ向かっていった。
「日比谷クンは珈琲派だったかしら?」
「・・・その通り」
真司の横に水滴滴るグラスが置かれる。
中には氷と褐色の飲み物、アイス珈琲が入れられている。
また真司の対面に座った綾音が持っているグラスの中の色からするにあちらはアイスティーだろうか。
「・・・あー、生き返るぜ・・・」
重くだるくなっていた頭が良く冷えたアイス珈琲のおかげで少しだけ冷めた気がした。
「・・・そういえば、委員長って・・・」
「・・・?」
「髪長いよな」
「え?そう・・・ね、結構伸ばしてるかも」
勉強していたおかげでテレビなどは点けていなかったので、何となしに綾音を見ていた真司はふと思ったことを呟いた。
「・・・日比谷クンは短い方が好きなの?」
「ん?いや、そういうわけじゃないぞ?短くても長くても好きになるときはなるさ」
「・・・らしいわね」
「そうか?」
何故か苦笑している綾音をさらに観察。
「・・・いつもその髪型だよな?」
「そうね~・・・一番手っ取り早くまとめられるし・・・」
「・・・成る程」
綾音は余りファッションやアクセサリーに拘りは持っていないように思えた。
むしろ、今までネックレスなどの装飾品をつけていたところを見たことが無い。
髪型も今まで基本的にポニーテールのみだ。
「・・・でもそれだけ長ければ色々出来そうだよな」
「そうね、確かにその気になれば出来るでしょうけど・・・」
「・・・」
「・・・何、その顔は・・・」
綾音の一言に思わず二やける。
「いやぁ・・・偶には違う髪形の委員長も見て見たいなぁ・・・と」
「・・・違うって・・・」
「・・・そうだなぁ・・・何時もはポニテだから・・・ツインテールとか?」
「嫌」
即答された。
しかもこれでもかと言うほどにきっぱりと。
「何でさ、似合うと思うけど」
「嫌なものは嫌、私にツインテなんて似合うわけないでしょ?」
「そんなものはやってみないと分からないだろ?」
「兎に角、いーや」
「・・・」
綾音は思った以上に頑なだった。
だが、人間たるもの、見れないものほど見たくなるのが性というもの。
最初は軽い気持ちで提案した真司だったが、こうまで断られては意地でも見たくなってきた。
「・・・見せてくれないと今夜は帰らないぜ」
「「・・・・・・」」
「・・・もう・・・仕方の無い人ね・・・」
「お・・・?」
綾音は深いため息と共に席を立つ。
棚の上にある小物入れの前まで移動した綾音は何やら探している。
(・・・リボンか)
ツインテールをするためにはもうひとつ止める何かが必要だ。
綾音の目的が分かった真司は捻っていた身体を元に戻し、グラスを手に取る。


「・・・日比谷クン」
「ん、出来たか・・・?」
綾音に呼ばれたので、準備完了と判断し、今一度振り向く。
「「・・・・・・」」


1p516.jpg


そこには想像した通り、ツインテールにした綾音が居た。
金髪に黒のリボンが映える。
髪型を変えただけでもやはり受けるイメージはだいぶ変わることを実感した。
「・・・やっぱり、変、でしょ?」
「いやいや、んなことはないぞ?可愛い」
髪型の所為か、何時もよりも綺麗さに比べ、可愛さが勝っているような気がした。
「・・・そう・・・?」
「そうそう、これで学校行けば少しはつんつんした雰囲気も和らぐんじゃないか?」
「・・・」
(・・・薮蛇だった・・・か・・・?)
「もう、やっぱり止め!元に戻す!」
(・・・あぁ・・・)
やはり一言多かったのか、綾音はすぐにリボンを取ると、元の髪型に戻してしまった。
口は災いの元、そんな格言が身に染みて実感出来た真司だった。




コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

スティッカムで簡単ライブ動画配信

プロフィール

シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


◇mixi(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1342834 )
◇メッセ(nanp728あっとhotmail.com)
◇ついったー(https://twitter.com/nanp00)
◇スカイプ(nanp00)
お気軽に登録してやってください(゜∀゜)


<近況報告>
ひたすら描き続ける時期に入ってます(゚∀゚)

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

FC2カウンター

FC2ブログランキング