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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.77「霧月と遊ぶ①」


「・・・お・・・?」
最近は真妃たちが頑張っているおかげか、まったりと出来る日が多い。
今日もバイトが終わり、ゆっくりとした夜を過ごしていた。
そんな真司の耳にテレビから映画の宣伝が聞こえてきた。
以前映画館まで見に行って、気に入ったタイトルの続編のようだ。
そういえば夏に公開予定とずっと前に何処かで見かけた気がした。
テレビシーエムによるとどうやらつい先日公開したようだ。
(・・・早速明日にでも見に行くかな・・・)
仕事の関係上、行ける時に行っておかなくては機会を逃してしまう場合がある。
そして明日は特に予定はない。
そろそろ郁たちと海へと出かける日が迫ってきているのでその準備でもしようと考えていたのだ。
(・・・流石に一人では行きたくないな・・・だが・・・)
一人ではアレだと思ったが、だからと言って同性と行くなら異性と見に行きたいと思うのは至って当たり前の思考である。
(・・・さて・・・誰がいいか・・・)
ふと頭の中で丁度よさそうな異性を思い浮かべる。
見に行くのはサイコホラー、オカルト・・・大きな括りで言えばホラー作品だ。


恵理佳・・・ジャンル的にアウト。
雪菜・・・落ち着いて映画が見れない。
師匠・・・奢らされそう。
真妃・・・問題外。
陽那・・・大人しくしてなさそう。
綾音・・・いけるかも。
霧月・・・同上。


(委員長か霧月ちゃんだな・・・委員長とは海旅行で会えるし・・・最近会ってなかった霧月ちゃんでも誘うか・・・)
学校が休みになってからと言うもの、霧月と会う機会がなく、ここ最近は全く会っていなかった。
丁度良い機会だと思い、早速メールで連絡を取ってみる。


・・・・・・


翌日、真司は霧月と共に地元の映画館に居た。
新作と言うこともあり、混雑する前にと早めにやって来ていた。
「今日はわざわざ付き合って貰って悪いな」
「いえ、今日は特に予定も無かったですし・・・」
共にチケットを購入し、館内へと入る。
とりあえずは飲み物だけ購入し、座席を確保するため移動する。
早く来たことが幸いし、鑑賞するには丁度良いポジションの座席を確保することが出来た。
「霧月ちゃんは映画館とかはよく?」
「そうですね・・・偶に見たいモノがある時は・・・」
上映まで数分の間、適当に喋りながら時間を潰すことにした。
どうやら霧月は頻繁にこそ来ないものの、嫌い、苦手というわけではないようだ。
そうならこうしてここまでやってきては居ないのだろうが。
「昨日メールにも書いたけど・・・ジャンル的に大丈夫か?」
「・・・はい、問題ありません」
今回の作品は年齢制限が掛けられているほど過激なシーンがあるホラー作品だ。
とても食事の際には見られないようなシーンの連続だと思われる。
男で苦手という者も少なからずいるとは思うが・・・女ならば尚更だ。
前回は絶叫マシン大好きだったということもあって、この手の作品も平気そうではある。
恐いのベクトルが全く違うのだが。
「・・・お?」
しばらく霧月と会話をしているとブザー音と共に館内の灯りが薄暗くなる。
いよいよ上映開始時間になったようだ。


・・・・・・


流石に序盤は平和なものである。
特に人が死ぬようなこともそんな片鱗も見えない。
だが、この時点で登場人物は絞られ、誰が殺され、誰が生き残るのか・・・
そんなことを考えたりもする。
(・・・主人公とヒロインだけか・・・はたまたバッドエンドか・・・)
「・・・」
真司は流石に自分が見たいと言うだけあり、真剣に映画に見入っていた。
隣の霧月もまた、しっかりと見入っていた。


・・・・・・


時間的にも話的にも中盤になり、いよいよ物語りは大きく動き始める。
正体不明の犯人に一人、また一人と惨殺されていく登場人物たち。
叫び声と、混乱、助けを求める声が館内に響き渡る。
その殺し方も言葉は悪いが、実にパターン豊富で予想外の場所、タイミングで殺され、驚かされる。
(確かにこれは子供には見せられないよなぁ・・・)
赤い画面を見ながら、年齢制限は伊達じゃないと言うことを思い知らされる真司。
実際に生死の境界で戦闘を行っている真司からすれば目の前で行われているフィクションはやはり単なる作り話でしかなく、微塵も恐怖は感じない。
そのストーリー展開、予想の斜め上を行く驚き、展開を楽しんでいる。
(・・・そういえば、霧月ちゃんもしっかり見入って・・・)
今まで夢中になっていた所為ですっかり失念していたが、隣で座っている霧月のことを思い出し、様子を伺ってみる。
「・・・・・・」
しっかりと画面に見入っていた。
(うぅむ・・・やはり強いぜ・・・)
真司の危惧は取り越し苦労で終わりそうだった。
そしてまた画面では新たな犠牲者が出る。
徐々にその手口も残忍なものになっており、今回はまた凄惨な画面になっていた。
「・・・・・・」
(・・・ん・・・?)
画面が赤くなり、館内に叫び声が響く中、霧月の眉が一瞬険しくなったような気がした。
薄暗い所為もあって、いつもと変わらないような表情ではあるのだが・・・
何となく、本当に何となくではあるが・・・
(・・・もしかして恐いとか・・・いや、んなことはないと思うが・・・)
しっかりと画面を見つめ、声を出さない霧月が恐がっているとは思えないが・・・
画面ではいよいよ佳境になってきたストーリーに沿って次々と驚きと凄惨な場面が繰り広げられる。
「・・・?」
不意に身体に違和感を感じた。
何かに引っ張られるような感覚だ。
その力が掛かっていると思われる場所を探してみる。
「・・・霧月ちゃん?」
見れば真司のシャツの端をしっかりと霧月が握っていた。
そして映画のシーンに反応するように引っ張られていた。
「・・・あ、す、すいません・・・」
今まで意識せずに握っていたのか、言われて気がついた霧月は慌てて手を離す。
余程力が入っていたのか、握られていた部分はすっかり伸びている。
(・・・苦手だったのか・・・)
霧月にどういった意図があって苦手な映画に付き合ってくれたのかは定かではなかったが、やはりここは付き合わせてしまった真司が出来ることをすべきだと判断した。
退出ということも考えたが、ここまで付き合って貰って今更出ても良いとは言えない。
言われて意識しているのか、霧月はしっかりと両手を膝の上で固く握り締めている。
「霧月ちゃん」
「・・・あ・・・はい・・・」


1p493.jpg


そっと霧月の前へ手を差し出す。
霧月もすぐに意図を理解してくれたのか、ゆっくりと手を重ねてくれた。
細く華奢な指がしっかりと絡んでくるのが分かる。
その手の反応で何処で恐くなり、何処で反応しているのかがよく分かる。
(・・・霧月ちゃんには悪いけど・・・)
本人には言えないことだが、ダイレクトに伝わるその反応は少し楽しくもあった。
霧月としては我慢して頑張って見ているのだから口が裂けても言えないが。
素直にそんな霧月を可愛いと思う真司だった。



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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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・けいおんは澪。


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