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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.65「霧月と休日②」


昼食後はまた何度か絶叫マシンに乗りもしたが・・・
流石に飽きが来たのか、その他のアトラクションにもぼちぼちと乗り、園内を見て回る。
そうして園内を歩いていると霧月がふと立ち止まる。
園内に入ってからというもの、移動中は手を繋いでいるので真司も引っ張られるようにして立ち止まることになる。
「・・・どうかしたか?」
「・・・あれは・・・」
珍しいものでも見つけたような表情で霧月が見つめるその先にはコーヒーカップがある。
どこにでもあるような定番の乗り物だ。
この歳になって自ら進んで乗ろうとは思いはしない、そんな乗り物だったが・・・
「・・・」
「・・・乗りたいのか」
「・・・はい」
「・・・行くかぁ・・・」
隣で無言の訴えを受けた真司は渋々ながら行くことにした。


流石に定番とは言え、混むようなアトラクションではないので、並ばずにスムーズに乗ることが出来た。
二人揃ってカップの中へ入り、対面に座る。
何故かこの手の乗り物は椅子が硬質で硬い。
「・・・回してもいいですか・・・?」
「おう、任せるぜ」
珍しく自発的に行動を起こそうとしている霧月を止めることは出来るはずも無く、任せることにした。


ぐるぐるぐる・・・


カップの中央の円を霧月がゆっくりと回し始めるとカップもゆっくりと回り始める。
天井には屋根があるので日陰になっており、カップが回ることにより風も起きる。
夏場のちょっとした休憩には丁度良い乗り物かもしれない。


ぐるぐるぐる・・・


「・・・」
「・・・楽しい・・・」
円を回す霧月の手つきは徐々に早くなり、やはりカップの回る速度も早くなる。
大体友達同士で乗った場合に回す最高速度がこれくらいだろう。


ぐるぐるぐる・・・


(・・・うおおおぉぉぉ・・・これは、キツイぜぇぇ・・・ッ)
「・・・」
カップの回る速度はまだ早くなる。
霧月は淡々と回す手を動かしている。
その表情、手つきからして本人は全くなんとも無いのだろう。
真司は既に軽く限界が見え始めている。
(・・・く、だが・・・負けるわけにはいかんぜぇッ!!)
「・・・」
先輩として、男として先に根をあげるわけにはいかなかった。
確実に悪くなってきている気分を気合で堪える。
霧月は相変わらず普段と変わらない表情だ。
恐るべき平衡感覚である。


・・・・・・


「・・・すいません・・・」
「いや、霧月ちゃんが謝ることじゃないさ」
回転地獄を味わうことしばらく・・・結局真司が勘弁してくださいとなり、解放されることになった。
やはり霧月はなんともなかったらしく、あの回転地獄も心地良かったらしい。
真司は既に歩む足もふらふらである。
「・・・少し休みましょうか?」
「・・・そうだな・・・」
辺りを見回すと綺麗な芝生が目に付いた。
広場のようになっており、シートを敷いて休憩している人の姿もある。
近くの自動販売機で飲み物を買うと、二人は広場の中へと入り、芝生の上に腰を下ろす。
「ふー」
どっかりと腰を下ろす。
それだけでも気持ちの悪さは幾分は楽になる。
隣に霧月が居なくて一人だけだったなら、間違いなくトイレへ駆け込みアウトになっていた。
そんな体調だった。
あのカップ内で強がって我慢したことが仇になった。
「・・・少し横になったらどうですか?」
「・・・あー・・・まぁ、少しだけな・・・」
強がっても意味はないことは先ほど痛感したので、お言葉に甘えて芝生の上に寝転ぶ。
流石に横になるとただ座っているだけとは段違いの快適さを覚える。
頭にこびり付いていた気持ちの悪いモノがどんどん削がれていく感覚だ。
夏の日差しが暑かったが、それでも十分に気分は良くなる。


ぽんぽん


「・・・ん?」
不意に耳の近くで音がする。
音源、霧月の方を見ると自分の太股辺りを叩いている霧月の姿がある。
「・・・使いますか?」
「・・・」
思わず一思考が停止した。
(・・・冗談なのか、本気なのか・・・?)
相変わらず霧月の表情は無表情だったのでその真意は掴みきれない。


ぽんぽん


「・・・どうぞ」
「・・・」
まさに、カムカムと言わんばかりの勢いで太股を叩いて誘っている。
ある種、危険性すら感じる。
「・・・まぁ、折角だけどお気持ちだけで・・・」
もしも冗談だった場合のことも考え、当たり障りのない答えをしておいた。
「・・・」
「・・・」
一瞬だけ、眉間に皺がよったように見えた。
気のせいだったかもしれないが。
「・・・と、思ったけど・・・折角なので・・・」
「はい、どうぞ」
半ば脅されるようにして霧月に膝枕をされる格好を取る。


後頭部に柔らかくも張りのある霧月の太股の感触が感じられる。
「・・・どうですか?」
「・・・いや、なんと言うか・・・よいかんじです・・・」
目を開けると当然のようにこちらを向いている霧月と目が合う。
このままではアレだと思い、顔の向きを霧月から背けるようにして横にする。
「・・・」
「・・・」
今度は顔の側面に感触だけではなく、その体温すら感じることが出来る。
頬に当っている薄い布一枚隔てた下は霧月の生足である。
(・・・ぐぁ・・・これは・・・いかん・・・)
「・・・?」
この状態では色々と想像、妄想してしまう。
そんな邪な考えを捨て去るようにして目を瞑る。
やはり気分は高揚していても体調は悪いのか、日ごろの疲れの所為なのか・・・そう経たないうちに真司は眠りについた。
「・・・先輩?」
「・・・」
寝汗を掻きつつも真司は完全に夢の中だ。
「・・・また、誘って欲しいです」


1p476.jpg


真司には聞こえるはずもないような、呟くような声でそっとお願いをする。


・・・・・・・


結局夕方近くまで寝ていた真司はその後、少しだけ園内を回り、帰路へ着いた。
道中、何度と無く侘びを入れていた真司だったが、地元へ戻り、別れ際・・・霧月は笑顔で一礼をして去って行ったのだった。

コメント

ごめん
超かわいい(´・ω・`)
【2007/05/11 00:32】 URL | ダガー #-[ 編集]
・・・(´・ω・`)
描くんだ。
描いてくr(ry

【2007/05/11 00:48】 URL | シンヤ #-[ 編集]

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プロフィール

シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
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・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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