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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.47「酒と休日③」


「・・・とりあえず呑むか・・・」
郁が自分用に買って来た酒はほぼ空になっているが、真司が選んで買って来た酒缶はまだまだある。
郁は熟睡中で起きる気配は当分無い。
ならば起きるのを待ちつつ郁の奢りで買ってもらった酒を呑み切ってしまうことにした。
くだらないバラエティ番組を流しつつ、新発売と銘打ってあった酒缶を少しずつ空けて行く。


・・・・・・


「・・・とりあえず・・・空けたか・・・」
目の前では先ほどとは違う番組が流れている。
テーブルの上には酒の空き缶が無造作に山積みにされている。
酒に弱いわけではなかったが、流石に一人でこれほどの量を呑むと酔わないわけがない。
更に久しぶりの飲酒と言うことも重なり、自覚出来るほどに酔っ払っていた。
(・・・いかんな・・・顔でも洗って水でも飲もう・・・)
思考がだいぶ緩くなっていることを危惧し、少しでもスッキリさせるべく席を立つ。


その時だった。


「ただいま~」
「ん・・・?」
玄関から元気のいい声が聞こえてきた。
軽快な足音はそのままリビングにまで近づいてくる。
ドアが開き、雪菜がこちらの様子を伺うように顔だけ覗かせていた。
「・・・師匠はもう泥酔して熟睡中だぜ」
「・・・よかったぁ~」
ソファーで熟睡中の郁を確認した雪菜は安堵の表情と共にリビングへと入って来た。
「・・・お前、知ってたろ・・・」
「あはは・・・ごめんねぇ♪」
笑って誤魔化す雪菜に問い詰めたかったが、最早過ぎたことを言っても仕方が無いのでこれ以上の言及はしないでおいた。
「しんじは無事だった~?」
「・・・なんとかな・・・」
いつものように腕に抱きつきながら無事を心配する雪菜。
郁が酔うと絡むということも当然のように知っていたようだ。
「っと・・・」
「わっ・・・!?」
郁からは逃れられた真司だったが、酒は既に全身に回っており泥酔と言っても過言ではない状態だった。
雪菜の体重を支えきれずそのまま床に尻餅をついてしまう。
「本当に、大丈夫~?」
腕に抱きついていた雪菜もそのまま縺れるように倒れてしまったが、すぐに起き上がり真司の顔を覗きこむように心配してくる。
「・・・」
「・・・?やっぱり呑みすぎちゃった?」
常々雪菜とは密着して話したり接していたが、今は何時もとは若干違和感を覚える。
目と鼻の先にはこちらを心配そうに伺う雪菜の顔がある。
何時もの天真爛漫な表情とは違い、その心配そうな表情はとても健気で愛しく思えてしまう。
「・・・しんじ?」
先ほどの郁に中途半端に攻められた燻りが未だに鎮火せずに残っていた。
そして思考と共に理性も緩んでいたのが不味かった。
「・・・」
「・・・」


1p453.jpg


無言のまま雪菜を床へと押し倒す。
しばらく呆然としていた雪菜だったが、次第に状況を飲み込んで行く。
叫び声でも上げられるかと緩んだ思考ながら危惧したが、雪菜はそのままぎゅっと目を瞑ってしまった。
「・・・雪菜」
「・・・」
無言の承諾と見なし、そのまま互いの顔の距離を詰めて行く。
近づくにつれて、雪菜の体が強張って、緊張しているのが確認できた。
「・・・ぐぁー!!ちがーうぅッ!!」
何かに弾かれるように飛び起きる真司。
すぐさま立ち上がり、雪菜の傍を離れる。
「ど、どうしたの・・・?」
雪菜は当然の質問を投げかける。
「・・・悪い、今のは忘れてくれ・・・帰る。速攻で帰るわ」
「え?し、しんじ!?」
真司は机の上にあった財布と携帯だけを持ち、ポケットへ入れることすらせずにそのまま玄関へと向かう。
後ろからは雪菜の声が聞こえた気がしたが振り返ることはなくそのまま郁の部屋を出る。


(・・・くそぅ・・・ダメだ、頭が回らん・・・)
既に心身ともに酒が回りきっており、足元も覚束無い。
郁の部屋から逃げるように出てきたがとても階段では下りられない状態だったので大人しくエレベーターで外へと出ることにした。
既に日は沈んでおり、街灯の灯りの下、周りの景色を確認する。
今まで来た事のない場所ではあるが、ここに来るまでに車内で道順は見てきたつもりなので、それを頼りに帰ることにした。
歩きでは相当時間が掛かりそうだが正直自転車すらも乗れるかどうか怪しい。
何よりも徒歩以外に手段が無かった。
(酔いを醒ますついでだな・・・)
そう自分に言い聞かせ、見知らぬ夜道を一人歩いていく真司だった。

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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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