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試験的なイラストぶろぐ
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東方夢幻能RE/第23話「迷って三途の川②」


「…全く貴方と来たら…」
「・・・」


突如現れて小町に一撃を叩き込んだ女性、少女は真司の問いかけには答えずに小言を呟きながら静かに着地した。


「只でさえあんなに待たせているというのに…言うに事欠いてこの場を離れるなんて」
「…あの、すいません」


見るからにご立腹の様子の少女は口を尖らせながら小町の下へ歩み寄っていく。
だが、説教をされている小町は先ほどの一撃でノックダウンしたままである。
聞こえているはずもない。
それを知ってか知らずか、少女は説教をやめることはなかった。
見た目とは裏腹に、何処かの会社の口煩い上司のような性格に思えた。
正直余り話しかけたくはない性格に思えたが、頼みの綱の小町がアレな以上、他に聞ける者は居なかった。


「…此処は貴方のような人間が来るところではありませんよ?」
「…はぁ、まぁ…そうなんですが…」


その漂わせる雰囲気と口調の厳しさの所為で自然と敬語になってしまっていた。
そんな少女は長かった説教を止めると、真司の方へと半ば睨むような目つきで話しかけてきた。
多少はたじろぎながらも事のいきさつを話し、何とか帰り道を教えてもらうように頼むことにした。


・・・・・・
・・・・
・・


「…なるほど…それで小町が貴方を案内するという口実でサボろうとしていたというわけですか」
「まぁ…サボる為だけってわけじゃあないとは思うけどさ」


一応は案内を申し出てくれた小町をフォローしておく。


「ところで、映姫は…」


ガツンッ


「痛ッ!?」


少女、映姫に話しかけようとした矢先、後頭部に何か硬いものが当たった衝撃を感じた。
咄嗟に後ろを見るも、そこには何も無く、誰も居なかった。


「貴方、私を誰だと思っているんですか」
「いや、だからそのことで聞こうと思ってたんだが…えい…閻魔様は閻魔様なのか?」


映姫の様子から察するに先ほどの痛み、攻撃は映姫のものだと思われた。
レミリアなどとは違い、後ろからというものだったが、ツッコミという意味では同じだった。
後ろを見た際に石もそれらしい物体も無かったことからやはり何らかの弾だったのだろう。


「先ほども言ったとおりです、その通りですよ」
「へぇ…てっきりもっと厳ついおっさんみたいなヤツがやっているものだとばかり…」


真司の頭の中には昔話などに出てくる典型的な鬼のような見た目をした閻魔像が浮かんでいた。


「閻魔と言っても私だけではありませんし、容姿などもそれぞれです」
「なるほど…それと…」


相変わらず無表情に淡々と答える映姫にもうひとつだけ気になっていたことを聞くことにした。


「閻魔様って…天狗か何かなのか?」
「…貴方は何を言っているんですか」


最もな返事だった。


「…それじゃあ、風を操れるとか」
「それも同じ意味でしょう」


やはり、最もな返事である。
仕方ないのでストレートに聞くことにした。


「…いや、だってそのスカートの丈じゃ…飛んだらばっちり見えるんじゃないか?」
「・・・」


そう、映姫のスカートの丈は文といい勝負だった。
フリルがない分、映姫の方が見える率は高そうに思える。


「それは」


がんッ


「貴方が」


がつんっ


「邪な心を」


ごつっ


「持っているから」


ごすっ


「です」


ごつんッ


映姫は呟きながらも間髪いれずに五連続で仕掛けてきた。
レミリアと違い、全くのノーモーションで放たれる攻撃。
しかも、後方からの攻撃。
避けれる筈も無かった。
真司は全ての攻撃を全て後頭部に直撃され、完全に撃沈された。


日頃からこのようなことには慣れているとはいえ、後方からの攻撃には免疫がなかった。
場所が場所ということもあり、緑生い茂る地面に完全に倒れる結果になってしまったのだった。


「・・・」
「・・・あ」


地面に突っ伏す形で倒れて返事がない真司を見て、映姫も少しやり過ぎたと感じたのだろうか、軽く声をあげた。


「…少し…やりすぎました…?」





以前返事がない真司を心配してか、屈んで様子を見てくる。
だが、その姿勢はやはりスカートの所為で危険だった。


「白…か…」
「・・・」


辺り一面に木霊するほどの痛烈な衝撃音がした。


・・・・・・
・・・・
・・


「とりあえず…事情はわかりましたので…帰りたければ私が案内しましょう」
「それは…助かります」


真司は頭に五連のたんこぶを作りながら敬語で感謝の気持ちを表した。


「ただし、条件があります」
「条件?」


映姫から思いがけない言葉が出た。


「私はまだ今日中に片付けなければいけない仕事が山ほどあります。それをそのままにして出かけることは出来ません」
(…小町のところへは何故来たんだ…?)


素直な疑問が出た真司だったが、またこぶを増やすのも機嫌を損ねるのも遠慮願いたかったので黙っておくことにした。


「そこで、貴方には私の仕事を手伝ってもらいます。それが片付き次第帰り道を案内しましょう」
「…いやぁ…それなら…」
「小町なら目が覚めたとしても仕事をきちんを再開してもらいますので」
「・・・」


顔に面倒くさいと出ていたのだろうか。
言う前に映姫に突っ込まれてしまった。


「それでも嫌だというならばそれでも構いません」
「…手伝います」


正直、ここまで来たのも適当だった真司。
これ以上進んでより深みにはまらないという保証はない。
誰かに会えるという保証もない。


ならば、確実にいつかは帰れるだろう映姫に着いていくのが妥当だと思った。
よもや、閻魔様が嘘を吐くとも思えない。
未だに気絶しているのかただ寝ているだけなのか定かではない小町を横目に真司は映姫の後についてその場を離れるのだった。





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Author:シンヤ(nanpP
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