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試験的なイラストぶろぐ
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東方夢幻能RE/第12話「毎度お馴染み射命丸」


-紅魔館・真司の部屋-


何時ものように自室のベッドでまったりしている真司。
そろそろ夕食の支度が始まる頃合である。
レミリアに声を掛けに行くついでに今夜の献立でも聞いてこようとベッドから立ち上がろうとした矢先だった。


「こんばんわ」
「うぉ…ッ!?」


不意に声を掛けられ思わず声が出てしまった。
声のした方…窓へと目を向けると窓際に一人の少女が立っていた。
どうやら窓から侵入してきたようである。
いったい何のための門番なのかと一瞬美鈴の顔が頭をよぎった。


数少ない窓を開け放っている真司も悪いのかもしれないが、この季節に窓を閉めておくことは自殺行為に等しい。


「どうも、毎度お馴染み射命丸です」
「…窓から入って来るのは魔理沙くらいだと思っていたが…」


窓から侵入してきた割には丁寧に笑顔で自己紹介を済ませる少女。
しかし、真司からすれば毎度でもなんでもない。
面識など無かった上に、名前にも聞き覚えがなかった。


「貴方が外の世界から来た人間で、しかもあの紅魔館の主である吸血鬼と恋仲になってしまったという貴重な人間ですね?」
「…貴重かどうかは知らないが…まぁ、そうなるな」


少女は何故かテンション高めで真司に詰め寄ってくる。
彼女を見ていると子供が遊園地に始めて来た様な雰囲気を感じずには居られなかった。


「その前に…射命丸…とか言ったっけ…?一体何者でここに何の用件で来たんだ?」


極々当然の疑問を投げかける。


「私は幻想郷最速のブン屋、射命丸文と申します。文でいいですよ」
「ぶん…?…あぁ…新聞屋みたいなことか?」


初めて聞く単語だったが、彼女…文が手に持っていた使い込まれた様子の手帳とペンを見て察した真司。
それならば文が真司に対して好奇心旺盛に接してくるのも納得であった。


「はい、それでは…私の素性も分かってもらえたところで…早速取材に移らせてもらってもいいですか?」
「取材ってもな…その前に、ひとつだけ気になったことを聞いていいか?」
「…?どうぞ」


真司は文を見たときから気になっていたことがあった。


「最速とかさっき言ってたが…ここらじゃ珍しいそんな短いスカートで飛び回ったりしたら見えないのか?」
「・・・」
「・・・」


ぽかんとあっけに取られている様子の文。
気になったことを率直に聞いてみたのだが、もしや当たり前のことだったりしたのだろうか。


「…私は風を操れるので、そんな問題は問題のうちに入らないんです」
「…風を…なるほどなぁ…」


具体的には説明されなかったが、イメージでなんとなく見えなさそうに思えた。


「…どれ」
「…っ!?」




徐に真司は文の真正面からスカートを捲ってみた。
予想外に、普通にスカートは捲れ、清楚な白い下着が見えてしまった。


「な、なな…何をするんですかッ!!?」
「…いや、本当なのかなと…」


慌ててスカートを抑える文に冷静に先ほどの行動理由を告げる真司。


「貴方、馬鹿じゃないですか!?馬鹿でしょう!?そーいう意味で言ったんじゃないんです!」
「…マジで?てっきりどんな時でも鉄壁の守りなのかと…」


丁寧な口調で随分な言われようだった。
しかし、自然な流れで見れたので寧ろ得した気分でさえあった。


「…何してるのかしら?貴方たち」
「「・・・」」


声がした。
今度は窓からなどではなく、部屋の入り口からである。
その声はよくよく知っていた声であり、とても機嫌の悪そうな声だった。


「随分と楽しそうじゃなかった?私も混ぜて欲しいものだわ」
「…いや、違うんだ。これは単に文の能力がどんなものなのかってのを…」


修羅場の空気を纏ったままレミリアが一歩一歩真司に近づいてくる。
蛇に睨まれた蛙のようになった真司は何とか頭だけ文の方へ向き直り、助けを請う。


「って…居ねぇし…」
「…人の所為にするのはよくないわね?」


流石は最速である。
既に危険を察知した最速のブン屋はその場から姿を消していた。
悪魔から悪魔らしからぬ正論を言われて止めを刺された真司。


今日も今日とて館内には鈍い音が木霊するのだった。


・・・・・・
・・・
・・


「今回はとりあえずいったん退避は止むなしとして…貸しひとつと言うことで次は根掘り葉掘り聞いてみますか~♪」


お先に撤退していた文は手帳にしっかりと真司に対する貸しをメモし、次の取材を思い、笑顔で空を飛んでいたのだった。





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・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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