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試験的なイラストぶろぐ
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東方夢幻能RE/第10話「妖精①」


何故このキャラ選択だったのか・・・(´ω`)
それは思いついてしまったからです。
何時でも思いつきSS。
それが試験的SS。


-紅魔館近く・湖-


日付変更間際。
陽が落ちても変わらず汗ばむ気温だった。
冷房機器など存在しない幻想郷では涼む方法といえば魔法の類かマジックアイテム、或いは自然任せである。
真司は前者に関しては全く知識も何も無かったので、自然と後者の選択しかなくなる。
頼みの綱であるパチュリーや魔理沙に頼ろうにもこの時間帯では流石に気が引けた。
そんなわけで、今日も今日とてレミリアと共に夏の夜空をふらふらと散歩(?)していたのだった。


暑いといっても緑豊かな森の近く、更に水辺となれば、その気温はぐっと低くなる。
おかげで今までパチュリーや魔理沙に頼らなくて済んでいたという訳でもあった。


この湖周辺は紅魔館が近いということもあってか、余り物騒ではない。
人間に煙たがられている紅魔館だが、妖怪などにもまた遠ざかれていた。
その結果、紅魔館周辺はある意味で治安が良いと言える状態になっていた。


下手に暴れようものなら物好きで退屈している館の主が飛んでくる事を皆が熟知していたからである。
それが主の主な行動時間帯である夜ともなれば尚更である。


「…ん?」
「…?どうかした?」


取り留めのない会話を楽しみながら湖周辺をまったりとレミリアと歩いていた真司がふと足を止める。


「いや…ちょっとな」
「?」


怪訝そうな表情で真司は湖に背を向け、森の中へ足を踏み入れていく。
しばらく歩いていくと森の中に動く影があった。
暗闇ではっきりとは見えなかったが、複数何者かがいるようである。
話し声のようなものも聞こえる。
真司はこの声を聞き取り、ここまでやってきたのだった。


「…あれは…人間だよな?それと…羽のあるやつは…妖精か?」
「そうね、この森は妖怪よりも妖精の方が多いみたいだし」


更に人影に近づき、木陰から様子を伺いながら真司は今の状況を考えていた。
目の前では数人の男に妖精が襲われそうになっている。
相手が人間の女性で、外の世界であれば間違いなく警察沙汰になるシチュエーションだった。
しかし、ここは幻想郷であり、相手が妖精ということもあって考えなしに行動するのも躊躇された。


「…これは…助けに入った方がいいのか…?」
「別にいいんじゃないの?どうせあの妖精が悪戯でもしてあいつらに捕まったってところでしょ?よくあることよ」


レミリアは冷静に答える。
レミリアの言うとおり、妖精は大小さまざまな悪戯を頻繁に行っていると聞く。
そして中には人間に見つかり、手痛い仕返しをされるものも居るらしい。
悪戯の度合いにもよるのだろうが、自業自得と言えばそれまでである。


もしも目の前の妖精があの男たちの命に関わるような悪戯でも仕掛けたのならば今からされるであろう仕返しも止むなしといえる。
だが…


「…どうも…あいつはやってないらしいが…」
「捕まったときの言い逃れじゃないの?気にしなくてもいいんじゃない?」


目の前の妖精は必死に自分は何もしていないと男たちに主張していた。
だが、そんな主張を真っ向から否定している男たち。
確かに言い逃れに見えなくもない。


「…うぅむ…」


しばらく真司はその場で頭を悩ませていた。
そうこうしているうちに、男たちの手は妖精の衣服にまで届いていた。
妖精の少女は涙を零しながら必死に抵抗していた。




「取り込み中悪いんだけど」






真司は男たちの前にさも偶然通りがかったように現れた。
男たちは一瞬、びくりとし、驚いた様子を見せたが、真司が人間だと分かるとまた落ち着きを取り戻した。


「何してるんだ?こんなとこで」


真司が問いかけると、男たちは口の端を上げながら愉しそうに見れば分かるだろと口々に言ってきた。
やはりレミリアの言ったとおり、これは仕返しなんだとも付け加えてきた。
だが、男たちがそう言った途端、妖精の少女は自分は何もしていないと必死に訴えてきた。


「…そいつはそう言っているが…いったいあんた等に何をしたんだ?」


真司が問いかけると男たちは僅かの間、押し黙ってしまう。
しばらくするとアレをしたコレをしたと言い始めた。
様々な悪戯を挙げるが、仮にそれが全て本当だったとしてもこの仕返しではどう考えても過剰である。
そもそも、男たちの言動からそれが単なる言いがかりであることは明白だった。


妖精であるという立場を利用して難癖つけては欲望のはけ口にしようとしいた。
そんなところだろう。


真司が男たちの話を信じてない様子だと分かると、今度は真司を一緒にどうだと誘ってきた。
そこまで欲求不満に見えるのかと軽くショックも受けたが、それ以上に不機嫌になってきた。


「大の大人が寄ってたかってすることじゃないだろ?今日の所は大人しく帰ったらどうだ?」


真司はなるべく穏便に済まそうと男たちを促した。
だが、それを面白く思わなかったのか、男たちから敵意が向き出しになっていくのが分かる。
このままではひと悶着起きそうである。
男たちは複数だが、特に武器も持っていない、何か格闘の心得があるような体つきもしていない。
そんなやつ等にはどうこうされる覚えはなかった。
最悪、結界にでも閉じ込めて一晩反省してもらおうとも考えた。


だが…


「こんな夜中に出歩くなんて物騒だとは思わないのかしら?」


背後からレミリアの声がした。


瞬間、男たちの顔色が一気に青ざめていくのが闇夜でも良く分かった。
次の瞬間、男たちは声にならない叫び声を上げながら闇夜へと走り去っていった。


「…そういえば、恐がられてたんだったなぁ…」
「夜の王だからね」


男たちが走り去って行った方を眺めながら呟く真司に少し誇らしげに答えるレミリア。
そんな二人を呆然としながら眺めている妖精の少女。


「あの、あ、ありがとうございました」
「おう、なんともなかったか?」


少女は破かれた服を手で押さえながらも立ち上がり、律儀にお辞儀をして御礼を言った。


「…そのままってのもアレだな。汗臭いとか言うなよ?」
「え?」


真司は自分の着ていたシャツを少女に差し出した。
上半身裸になってしまったが、夏の夜、これくらいで丁度いいとも言える。
家がすぐそこということもあった。


「ちょっと、シンジ!」
「…このままってのも可愛そうだろ?それともレミリアが脱ぐか?それならそれが一番…」


森の中に鈍い音が響いた。


「あ、あの…本当に、ありがとうございました!」
「はは…気にするなって」
「・・・」


少女は何度も二人にお礼を言いながら森の中へ帰っていった。
良い事をしたということで良い気分ではあった。
顔面を痛打したことによる痛みと、隣でとても機嫌が斜めになってしまった彼女を気にしてすぐにそれどころではなくなってしまったのだが。






コメント

大ちゃんに何事も無くてよかった・・・
真司君いい仕事しました!

まぁとりあえず大ちゃんに何事かしくさそうとしたクズどもは俺が×しておきますね(^^)
【2008/07/20 00:31】 URL | 大ちゃん大好きな名無し #sFkuDBeA[ 編集]
初めてキャラ好きだからと名乗りを上げてくれた方が大妖精スキーだとは・・・(゚∀゚)
東方恐ろしい。
まぁ、そんな自分も小悪魔とか、大好きですが。
大妖精は外見年齢が悩みますねぇ・・・(´ω`)
【2008/07/20 23:24】 URL | nanpP #-[ 編集]

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プロフィール

シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
・アイマスでは千早一筋。
・けいおんは澪。


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