はぢめてのCG集DLサイト様で発売中ですよ(゚∀゚)
【東方CG集(紅魔館編)】
◇お仕事・依頼募集中◇
絵・イラストのお仕事、依頼を随時募集中です。
もしもあればお気軽にメール、メッセなどでお声掛けください。
その他、アイマス、東方、ボカロ、etc…などで企画、1枚絵、挿絵などで描いて欲しいという方が居れば、またはゲスト依頼なんかも上記と同じようにお気軽にご連絡ください。
お待ちしております~(´ω`)
この度、スティッカムに登録をしました。
イラスト製作過程などを配信していきたいと思いますので、宜しかったらお気軽にお越しください(゚∀゚)
⇒
スティッカムマイページ
今更ですが、ピクシブのマイページもおまけにリンク先を明記しておきます。
⇒
pixvマイページ
今までうpしてきたアイマス動画、ニコ動へうpしてきた投稿動画は、コチラのページに公開投稿動画として纏めてありますのでどうぞ~(゚∀゚)
◆アイマス動画、ニコ動公開投稿動画ページへ◆
◇現在→アイマス動画10作品、オリジナル動画8作品。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-紅魔館・真司の部屋-
季節は梅雨。
窓の外は梅雨らしく雨。
室内は梅雨らしくジメジメと不快指数が高くなっていた。
(…暇だな…)
真司は珍しく特に何かをするわけでもなくぼけっと自室のベッドで寝転がっていた。
レミリアとフランは雨の所為か、二人揃って昼寝中である。
咲夜は相変わらずの仕事中。
パチュリーと小悪魔は本の梅雨対策と言って忙しそうだった。
美鈴は雨の中でも相変わらず門番をしている。
館内で手隙なものが居ないからといって、わざわざ雨の中外出する程遊びたいわけでもなかった。
「呼ばれて飛び出て…」
「帰れ」
瞬間、部屋の中央の空間から声と気配がした。
普通ならば驚き、飛び起きるところだが、真司にしてみればこんなことをするやつは一人しか心当たりがなかった。
故に、即答でお帰り願った。
「久しぶりに会いに来たというのに…連れないのね?」
「…お前が来るとロクなことにならないだろう…」
そんな真司の退散要求を聞くわけも無く、紫は淡々と話を続ける。
「そんなことはないわよ?今回は貴方の悩みを解決しに来て上げたのだから」
「…お前が来たことが悩みの種なんだが」
基本、異性は好きな真司。
紫も見た目だけならば、とても美しく、恋人にしたいお姉さんと言えなくもない。
だが、紫は独特の胡散臭い雰囲気と性格の所為で例外的に距離を置こうと思わずには居られなかったのだ。
「雨も無く、湿気も無く、暇もしない…そんな素敵な場所へ案内してあげ…」
「遠慮しておく」
今度は紫が全て言い終わる前に断りを入れた。
煙たがっているのは馬鹿でも分かるほどに露骨だった。
「それでは…ご希望に応えて~」
「…おい、おまッ…!?」
相変わらず人の話を一切聞かない紫は笑顔で手に持った扇子を横に線を切った。
瞬間、真司の身体は浮遊感を感じる。
「って…!?」
次の瞬間、尻に痛みを感じ、尻餅をついたと理解したと共に目を開くと、そこは先ほどまで居た部屋とはまるで景色が違っていた。
「…何処だ…ここ…?」
まず第一に屋内ではなかった。
ズボンに付いた埃を払いながら立ち上がり、周りを見回す。
自分が長い長い石階段の中腹辺りに居ることが分かった。
上を見上げればうっすらと霧の先に大きな屋敷らしきものが見える。
下の方は霧の所為で階段の終わりが見えない状況だった。
(…外の世界…ではない筈だが…)
見たこともない場所だった。
やけに肌に感じる空気がひんやりとしている。
何よりも先ほどまで降っていたはずの雨が止んでいる。
紫ならばその気になれば外の世界へと連れ出すことも可能ではあるが…
紫の性格上、そんなことを安易にするとは考えにくい。
そうなると幻想郷の何処かという事になるが…
「そこのあなた。人間ね?」
「…ん…?」
不意に背後から声を掛けられ、考えを中断して、声のした方を振り向く。
そこには一人の少女がおり、こちらを睨み付けていた。
|
copyright © 2005 試験的なイラストぶろぐ all rights reserved.
Powered by
FC2ブログ.