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東方夢幻能RE/第6話「真司とフラン」


-紅魔館・真司の部屋-


深夜。
どちらかと言えば明け方に近い時間。
朝日と共に就寝をする真司の生活からすれば、そろそろ軽く眠気が襲ってくる時間帯である。
流石に今の時間に遊びまわるということはせず、自室のベッドの上でごろりと横になって読書をしていた。


(…ん…?)


静かな館内。
だが、遠くの方から騒がしい足音が近づいてきていた。
紅魔館でこのような足音を立てるものは二人しか居ない。
そのうちの一人は今頃門の前で転寝をしている筈なので、自ずと一人に絞られた。


「おにいちゃーん!」
「・・・おう」


真司が今から来るであろう来訪者を予想していた最中に、部屋の扉は勢い良く開き、思い描いていた通りの来訪者が勢い良く入ってきた。
来訪者、フランは勢いそのままにベッドの上で寝転んでいた真司に上から覆いかぶさってきた。
何時ものことなので、真司は驚くことも無く、本を潰されないように枕元へ避けて、フランを受け止めた。


「…妹様、余り我侭を仰らないでください…」
「お…咲夜さん、お疲れさま」


すぐにフランの後を追うようにして咲夜が小走りで部屋に入ってきた。
咲夜には珍しく疲れた顔をしている。
フランの相手をしていたのだから、納得の様子だった。


「もう…本当に咲夜はうるさいんだから…別に毎日入らなくってもいいじゃない!」
「そうは仰っても…毎日入浴をするということはお嬢様も誰もが行っていることです」


上半身だけ起こし、ベッドの上に座っている真司の背中越しに咲夜に文句を言うフラン。
咲夜もめげずに説得を試みる。


(…風呂のことか…)


フランが自由になってからは、レミリア同様に咲夜が基本的に世話をしている。
だが、その手間の掛かりようはレミリアの比ではなく、とても苦労していた。
入浴もそのひとつであり、何日かすれば自ずと入るのだが、毎日となると面倒くさがって中々言うことを聞いてくれない。
いくら人工的なもの、お湯であれ、水は水なので、長い間外も知らずに暮らしてきたフランにとっては苦手だという理由もあるのかもしれないが。
それは真司、咲夜も考えてか、無理強いにすることは出来ずに居たのだった。


「それじゃあ…おにいちゃんも一緒に入って?」
「「…え?」」


フランの予想外の呟きに珍しくハモる真司と咲夜。


「…しかし…流石に…まぁ、平気だと思いますし…分かりましたわ」
「…今、思い切り失敬なことを危惧していなかったか…?」
「それでは妹様は真司さんに任せますので…着替えは置いておきますから」
「・・・」


咲夜はそれだけ言うと部屋から静かに出て行った。
そんな咲夜の後を目で追っていた真司だったが、こうなった以上は仕方がないのでフランを連れて入浴することを決意したのだった。


-紅魔館・浴場-


紅魔館の中にある大きな浴場。
床も壁も綺麗に掃除が行き届いており、基本的に何時でも入ることが出来る。
男は真司だけなので、基本的には混浴と呼べる。
だが、咲夜や美鈴と一緒になってしまうと、咲夜に殺されかけたり、レミリアに殺されかけたりするので、自然と入る時間は分けられているのが現状だった。


そんな浴場にフランを連れてやってきた真司は身体を洗っていた。
フランもすぐ隣で同じように身体を洗っている。


風呂へ入る際、真司は考えることがあった。
手ぬぐいなどで前は隠すべきかどうか。
レミリア相手ならそんな必要は皆無である。
逆に咲夜や美鈴なら必須である。
そうなるとフランはどうしたらよいか。
悩んだ末に導き出した答えは…必要なし、だった。
変に隠したりした場合、この手のことは全くの無知であるフラン相手だと変に勘ぐられる危険性があったのだ。
ならば自然体で包み隠さずと…
フランもまた包み隠さずなのだが。


フランは真司からすればだいぶ年下である。
実年齢以外は。
そして恋人の妹である。
そんな相手にどうこうするわけは…なくもなかった。
厳密には、するかどうかではなく、反応してしまうかどうかの問題だった。
つるつるぺったんのフランを見てもそこまで…ではないが、全く何も感じないわけではない。
おかげで風呂場へ入るなり、とりあえず真司はフランに大人しく身体を洗うことを指示した。


「ねぇねぇ~」
「ん…?」


隣で身体を洗っていたフランが不意に話しかけてきた。


「背中洗って?」
「…仕方ないな…」


本当は断りたかった真司だが、やはり変に断ってややこしくなりよりは…そう考えて渋々承諾をした。


・・・・・・
・・・


「誰かに背中を洗ってもらうのって気持ちいいね~♪」
「…そうか…?」



フランの柔らかい肌をスポンジ越しに感じながら、余り考えないようにさっさっと背中を洗っていく真司。
返事も適当に…していたことが不味かった。


「そうそう、私がお返しに洗ってあげるから~!」
「…いや、待て、それはいい」


何故か楽しそうにフランが真司に迫ってくる。
断りはした真司だが、こうなってしまっては避けようがない。
悲しいことに腕力ではフランに勝てない。
ここは大人しく背中だけ洗ってもらい、下手なことをして下手な場所まで手をださせないようにすることだけを考えた。
後は理性との戦いである。
そう決意した矢先…


「シンジ~!」
「・・・」


浴場の扉を勢い良く開けて姉が入ってきた。
咲夜から話を聞いたのはすぐに予想が出来た。
微妙にフランに迫られているような位置関係。
しかもお互いに全裸。
流石に風呂ではあるが…


「お姉様、邪魔しないでよ!」
「ちょっと…邪魔ってなによ?」
(…あぁ…)


フランの余計な一言が話を余計にややこしくするのだった。


この場合、揉めたとしたら身の危険が。
よしんば、揉めずに済んだとしても理性の危険があった。


風呂は命の、心の洗濯と言うが…
神経を削る入浴となってしまったのだった。





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Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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