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-紅魔館・ヴワル魔法図書館-
何時もの暇つぶしにと図書館へとやってきていた真司。
「お…いたいた」
「あ、シンジさん、こんにちわ」
何時もの薄暗い図書館の中には何時もの司書が本の整理をしていた。
ここの司書であり、パチュリーの世話係でもある小悪魔である。
真司の声に気がついた小悪魔は律儀に会釈をして挨拶をしてくる。
「悪いんだが、また頼めるか?」
「はい、私にお手伝い出来ることでしたら」
真司が何時ものように頼みごとをすると笑顔で快諾してくれた。
美鈴も笑顔の似合う明るく礼儀正しい少女ではあるが、小悪魔もその立場がそうさせるのか、とても礼儀正しく明るい少女だった。
美鈴との差は落ち着きがあり、物腰も丁寧なところだろうか。
「えぇと…今回は…」
真司は小悪魔に自分が読みたい内容の本を伝える。
「はい、少々お待ちください~」
それを聞いた小悪魔は背中の羽でぱたぱたと図書館の中を飛んでいく。
真司はその後を歩いて着いていく。
こうして小悪魔に本を探してもらうのが習慣になっていた。
それには立派な理由がある。
まず、ここはとても広い。
横に広いだけではなく、縦幅も相当である。
見上げれば上のほうの本は霞んで見えそうもない程の高さがある本棚が数え切れないほど乱立されている。
しかし、ここには梯子や足場になるようなものはない。
ここの主であるパチュリーは走るどころか、歩くことすらしない。
日頃から移動はふよふよと浮いて移動している。
いろいろな意味で流石は魔女である。
司書の小悪魔も背中の羽でごくごく自然に浮遊できる。
しかし、真司は呼吸をするかのごとく自然に浮遊をすることなどは出来なかった。
まだまだ飛ぶには相応の集中力と神経を磨り減らす覚悟が必要だったのだ。
更にもうひとつ。
この巨大な空間には巨大な本棚がびっしりと陳列されている。
そんな膨大な本棚の中から何処に何があるのかなど知るものは幻想郷広しと言え、パチュリーと小悪魔くらいだった。
それ故に真司は小悪魔にこうして読みたい本の内容を伝えては探してもらっていたのだ。
「この辺りの本がそうだと思いますー」
「おー、適当に何冊か持ってきてくれー」
真司の上空で小悪魔が本棚を指差しながら教えてくれた。
真司の読みたい本の内容は当然ながらアバウトである。
本のタイトルも作者も書かれた年月日なども…詳細な情報などは分かる筈も無かった。
故に毎回、小悪魔は真司が伝えた内容に当てはまりそうな本を何冊か適当に選んでは渡していたのだった。
「はいー」
「…多いな」
真司が下から眺めていると、小悪魔は次々と本棚から本を選んでは腕の中へ収めていく。
最終的には辞書ほどの分厚さがある本を二桁は持ってしまった。
「…それは、持ちすぎじゃないのか?」
「いえー、そんなことはー…」
頑張り屋な性格が出たのか、小悪魔は持てるだけの本を頑張って下まで運んでいた。
そして、明らかに飛び方がへろへろと頼りのないものになっていた。
どう考えても持ちすぎであり、重そうである。
何よりも、本が顔の前にあり、アレでは前が見えて居なさそうである。
(・・・)
基本的に頭はいいと思われる小悪魔だが、どこかしらが抜けている気がしてならなかった。
そして思わず突っ込みを入れたかった真司だが、やっとの思いで持ち出し、下まで向かってきているこの段階で横槍を入れるのも気が引けた。
「すいません、お待たせ…」
「お…!」
やっとの思いで接地出来た…その瞬間。
本の重さとバランスの悪さで着地で姿勢を崩してしまった小悪魔。
目の前で倒れそうになるのを棒立ちで見ていられるはずも無く、真司は駆け寄る。
・・・・・・
・・・
・
「す、すいません…!大丈夫ですか…?」
「あ、あぁ…」
気がつけば真司の前には素敵な光景が写っていた。
どうやら、小悪魔と床の緩衝材にはなれたようである。
「あの、何処かお怪我などは…」
「い、いや、本当になんとも…」
小悪魔は心配そうに真司の顔を覗き込んでくる。
腰を後ろに引き、顔を前に出す。
一言で言えば、騎乗位のような位置関係になった。
「そう、ですか?」
「…いや、まぁ…強いて言うなら…このままだと、ヤバくなりそうな部位はあるんだが」
先ほど見られた幸運な光景。
そして今の体位。
いい感じに下腹部に感じる小悪魔の体重。
目の前にある心配そうな小悪魔の顔。
性欲の発散はしている筈だったが、このままでは危険がピンチである。
「・・・?」
「いや…うん、何でもないから…とりあえず…そこをどいてくれると助かります…」
真司に言われて小悪魔は慌ててその場を飛び退く。
男なら一度は純真純朴な少女に夢を見るものだが…
余りにも度が過ぎていると現実は辛いということを痛感した真司だった。
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