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東方夢幻能RE/第2話「真司と咲夜」


もったり続くよ東方SS2夜目(´ω`)


正午過ぎ。
基本的にゆったりとした生活を送っている幻想郷の住人たちも流石に本日二度目の食事をしている頃合。
紅魔館在住の真司は未だベッドの中だった。


-紅魔館・真司の部屋-


ゆっさゆっさ…


体が揺らされていることを気がつくと同時に、自分が起きたということを自覚する。
だが、未だに酷い眠気が残っているために重い瞼を開くことが出来ない。


「真司さん、起きてください」
「うーん…」


よく聞きなれた澄んだ声で促されるも、口から出るのは何語か解らない声のみだった。


ゆっさゆっさ…ゆっさゆっさ…


「もう正午も過ぎていますし、妹様も食堂でお待ちですよ」
「…まだ眠い…あと五…いや、二時間くらい寝かせてくれ…」


咲夜の声も徐々に鮮明に聞こえてくるものの、未だに瞼は開けずにベッドに埋もれている真司。
基本的にこの幻想郷では学校も仕事もない。
駄目な人間ならばすぐに自堕落な生活を送ってしまうだろう。
しかし、真司がそうならなかったのは…


カツンッ


「・・・」
「・・・」


真司の耳元のすぐ横に風切り音がしたと思った刹那、鋭い音が部屋に響いた。
すぐさま眠気などは消し飛び、変わりに冷や汗が滲んできた。


「おはようございます」
「はい」





気がつけば上半身はしっかりと起こしており、姿勢正しくベッドの上に鎮座していた。
真司の朝(昼)の挨拶を笑顔で返す咲夜。
上半身を起こすときに枕元にナイフが見えたのは気のせいだと思った。


「それでは、着替えはここに置いておきますね」
「あぁ…そういえば、レミリアは…?」


咲夜がチェストの上に真司の着替えを置いているところに先ほどの咲夜の言葉を思い出して質問をした。


「お嬢様はこれから起こしに行きますわ」
「なるほど」


聞いてみれば別段変わった答えが返ってきたわけでもなく、生返事をする。


「…ちなみに、時間の掛かる順番ですので。効率的に」
「・・・」


真司の着替えを綺麗に置き、部屋を出ようとしていた咲夜が呟いた。
その言葉に真司は引っかからずには居られなかった。


「…それはつまり…俺の方がレミリアよりも手間が掛かるということか…」
「はい、妹様よりは幾分アレですが」
「・・・」


実年齢は置いておいて。
精神年齢は圧倒的に姉妹よりも上だと確信していた真司。
フランにおいては言うに及ばずなので、この際外すとして…
レミリアよりも手間の掛かるヤツだったという事実がショッキングだった。


「…明日からは早起きするわ…」
「そうして下さると助かりますわ」


部屋を出る間際、振り返り、笑顔で話す咲夜を見てしてやられたと思うも既に後の祭り。
一度口に出してしまったことを今更訂正するなどは、ばつが悪過ぎた。


「…もう少し隙があった方が可愛く見えると思うぜ…」
「善処しておきますわ」


このまま黙って負けを認めるのも悔しかったので、苦し紛れに一言告げるも、大人の対応で綺麗に捌かれてしまった。


「それでは、支度が済んだら食堂へお急ぎください」
「…おう」


咲夜は静かにドアを閉めて部屋を出て行った。


実年齢は以前に聞いたことがあるが、結局教えてもらえなかった。
見た目だけを見れば真司よりも年下だとは思っていた。
だが…
その言動と醸し出す雰囲気がとても同年代だとは思えなくしていたのだった。


「…着替えるか…」


誰に言うわけでもなく、呟きながら咲夜が置いておった着替えに袖を通す。
朝から敗北感を味わいながらも、せめてレミリアよりは先に食堂へ向かおうと急ぎ支度をする真司だった。


気がつけば、枕元にあったナイフは消えていた。



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・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
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