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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.200「男のコイバナ①」


十一月となり、寒さもいよいよ冬本番と呼べるほど厳しくなってきた平日。
何とか閑流も最近になって、一緒に寝ても緊張しないで済むようになり、学校に遅刻することもなくなっていた。
そんな朝のHR前。
真司は凌空の様子が怪しいと思い、教室の隅へと連行した。
「・・・朝からそこまでにやけてるってことは・・・郁先生関連で何かあったのか?」
「ふふ・・・まぁ・・・聞いてくれよ、真司」
真司と違い、朝からシャキっとしている凌空ではあるが、今日の凌空は気味が悪いほどに朝からハイテンションであり、上機嫌だった。
ここ最近の中ではダントツナンバーワンの浮かれ具合だったのだ。
「実はな・・・?昨日一緒にデートしてたんだが・・・」
「昨日・・・日曜か」
相変わらずの笑顔というよりもにやけ顔で語り始める凌空。
「・・・回想入って良いか?」
「・・・どうぞ」


・・・・・・


凌空と郁は秋も終わりを迎えようとしていた季節と言う事で、冬物を買いに来ていた。
何時ものように様々な店を見て歩いていた二人。
そんな移動中に凌空はふと何となしに気がついたことがあった。
「・・・そういえば・・・郁先生って・・・何時も下はズボンですよね?」
「あぁー・・・そうねぇ~・・・」
今まで郁と出会ってからのことを思い起こしてみても一度たりとも郁がスカートを穿いていたところを見たことがなかった。
「ほら、私って体育の専任教師じゃない?だけど、偶にジャージとか忘れちゃうのよね」
「あー、確かにそう言われれば・・・」
郁に言われて凌空は思い出した。
今まで何度か体育の授業中に郁は私服で授業を行っていたのだ。
その時はごく普通に指導していたし、手本なども普通に見せていたので何の違和感も感じていなかったのだが。
「それで、そんな時にジーパンとかパンツなら多少汚れちゃうけど運動は出来るから」
「なるほど、それでですか」
「まぁ、それとやっぱり授業とか関係無しに動きやすいしね」
「そうですね、それも分かります」
郁の性格なども考えればごく自然なことだと凌空は思っていた。
納得のいく回答が得られたのでここでこの話題は終えようとしていた凌空。
だが、事態は予想もしていなかった方向へと進んでいくのだった。


「・・・あ、ちょっとここでも入りましょうか」
「あ、はい」
ふと郁は目に付いた雰囲気の良さそうな店へと足を踏み入れる。
凌空も続くが、そこで郁から意外な言葉を聞かされるのだった。
「さっきの続きだけど・・・青砥は私のスカート姿とか見たいのかしら?」
「・・・え?・・・あ、いえ・・・その、出来れば・・・見ては、みたいです・・・」
郁の予想外の質問にぎくしゃくしながらも率直な感想を述べる凌空。
「それじゃあ~・・・ここで何か好きなものでも選んでくれたら試着してみるわ」
「え・・・!?お、俺が・・・選ぶんですか!?」
続けざまに予想外のことを言われて思わず声が大きくなってしまう。
「そうそう、頼んだわよ?」
「・・・は、はい・・・」
笑顔で郁から頼まれた凌空は難しい顔をしながら店内を物色し始めた。


それからしばらく・・・
凌空は色々と見ては見たものの、相手が郁だからなのか、中々コレだと言えるものが決められずに居た。
真剣過ぎる故のことなのだが、それは郁にも伝わっており、郁の方は特に退屈そうな素振りも見せては居なかったのだが・・・
凌空当人が余り待たせるのもと気を使ってしまう。
「・・・くぅ・・・すいません、店員に助言を貰ってきます・・・」
「あはは、そんなに肩肘張らなくてもいいのよ?」
ガックリと肩を落としつつ凌空は店の片隅で商品をチェックしていた店員のお姉さんに話しかけた。
「あの、すいません」
「あ、はい、如何なされましたか?」
店員のお姉さんは笑顔で答えてくれた。
ショップ店員だけあって、快く相談にも乗ってくれそうである。
「あの、あちらの・・・あー、郁せん・・・」
「青砥、ちょっと・・・」
店員と話途中の凌空の首根っこをつかんでずるずると店の端へと移動させる郁。
「ど、どうしたんですか・・・?」
「どうしたもこうしたも・・・他人に私を紹介する時に郁先生、はないでしょう・・・?」
「・・・あ」
郁に言われて凌空は思わずハッと気がついた。
傍から見ればどう見てもデートにしか見えない男女。
郁の方が先生ならば凌空の方は当然生徒になる。
教え子と教師での恋愛などは珍しい話ではないが、胸を張って言えるようなことでもあまりない。
「・・・だから、二人の時は郁でいいわよ」
「・・・え?」
今日何度目かになる郁からの予想外の言葉に思わず呆けたような顔になる凌空。
「あ、そ、それじゃあ・・・俺のことも凌空でいいですから!」
「え・・・?あ、そうね・・・わ、分かったわ」
余程嬉しかったのか、勢い余って自分もと威勢良く提案した凌空。
対する郁も自分から名前呼びをしてくれと言ったものの、まさか自分も提案されるとは思っていなかったのか、珍しく動揺してしまう。
「・・・とりあえず、いいからもう一回行って来なさい」
「はい、ちょっと行って来ますね」
凌空は郁に背中を押されるような形で再び店員の下へと向かったのだった。


・・・


凌空は店員と相談しながら郁に似合いそうなスカート、そしてそのスカートに似合う上も選ぶことに成功した。
そんな上下を手渡された郁は試着室で着替え中である。
凌空は大人しく、妙に緊張しながら試着室の前で待っていた。
そんな時、試着室のカーテンが開かれた。
「・・・凄く・・・久しぶりだと流石に恥ずかしいわね・・・」
「・・・」


1p638.jpg


やはり何年かぶりにスカートを穿き、人前に出るということは相当恥ずかしいのか、郁にしては珍しく・・・
と言うよりも、初めて少しだけ頬を染めていた。
そんな表情もアレではあったのだが、そのスカート姿、初めて見るその脚に凌空は既にやられていた。
「・・・やっぱり、似合ってないかしらね?」
「い、いえ!凄く似合っていると思います!」
何の捻りもない文句だったが、凌空らしく、率直な思ったことを口にしたのだった。
結局、この一言が決め手となったかどうかは不明だが、郁は数年ぶりにスカートを購入することにしたのだった。


・・・・・・


「ってことがあってだな・・・?」
「・・・おぅおぅ・・・いよいよらしくなってきたってトコか」
普段ならば他人ののろけ話になど全く耳を貸さない真司だったが、今回だけはしっかりと聞いていた。
「もうすぐクリスマスだし、今年はいいクリスマスになりそうだな?」
「まぁ・・・そうなればいいよなぁ・・・」
なればいいと言ってはいるが、凌空の顔はやはり笑顔のままだった。
真司もまた、話しを聞く限りではきっとこのまま上手く行くことを半ば確信していた。
「・・・ん?」
凌空と話し込んでいた真司は教室が妙にざわついていることに気がついた。
そして・・・次の瞬間、教室の扉が開いた。
時間的にそろそろ朝のHRの時間だったのだ。
だが、何時もならば扉が開き、郁が入ってくれば皆慌てて席へ戻り、静かにするのだが・・・
今日に限っては何故かより一層騒がしくなる。
騒ぎすぎて何と言っているかよく聞き取れないほどだった。
だが、その理由はすぐに分かった。
「・・・余程・・・嬉しかったのかね・・・」
「・・・」
真司と凌空の視線の先にはスカート姿の郁が教壇の上に立っていた。
「・・・いや、嬉しいと言えば嬉しいんだけどさ・・・」
「・・・その気持ちは・・・分からんでもないな・・・」
凌空は複雑な顔をしていた。
恐らくは自分がキッカケでこうして学校にまでスカート姿で来てくれたことが嬉しい反面・・・
自分だけの前でスカート姿は見せてほしかったと言う気持ちもあるのだろう。
そんな凌空の気持ちを汲んで軽く肩を叩いてやる真司だった。


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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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