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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.199「閑流の変化」


「・・・閑流に嫌われてる・・・?」
「・・・おう」
学校の休み時間。
珍しく真司の方から雪菜へ相談があると言い、教室の隅でこそこそと話し合っていた。
「・・・どうしてまたそんなことを・・・?」
「いやー・・・最近ってか、あの日以来、どうも余所余所しいというか、無視されるというか・・・そんな感じになってしまっているんだ」
あの日とは閑流にとって辛い一日となったあの日のことである。
「・・・まさか・・・しんじ・・・」
「いや、幾らなんでも閑流に手を出すようなことはしてないぞ?」
「・・・えぇ~・・・?でも、いきなり変わったならその日に原因がある筈じゃない?」
「・・・まぁ、そりゃそうなんだが・・・」
雪菜の最もな言葉を受け、とりあえずあの日にあったことを、閑流と話したことなどを思い出す。
数日前のことなので細部まで覚えてはいた。
「・・・あ・・・」
「・・・何か思い出した?」
とあることに気がつき、思わず声が漏れた真司。
(・・・もしや・・・あの時、抱きしめた時・・・あの時は勢いでそうなったけど、後々冷静になったら、何と言うセクハラ行為・・・とか何とか・・・思われてたり・・・)
そう考えると体から変な汗が滲んでくる。
「・・・あ、いや・・・特には・・・」
「・・・」
笑って誤魔化そうとする真司だったが、雪菜には全く通じなかった。
「・・・いや・・・実はな・・・?」
観念した真司は雪菜にあの日の夜にあったことをかいつまんで話したのだった。


「・・・なるほど、なるほど・・・よぉく分かったわぁ」
「・・・やはり、原因はそれか・・・」
雪菜は大きく頷きながら納得した様子だった。
真司も予想が当ってしまい、大きな溜息を吐く。
「・・・まぁ・・・何にも問題はないんじゃないかなぁ」
「・・・おいおい、本当かよ・・・?」
雪菜は何故か呆れた様子で席へ戻ろうとする。
「きっとそのうちしんじも気づく時が来ると思うし~・・・そうすれば解決すると思うよ?」
「・・・何だそりゃ・・・」
雪菜の答えになっていない答えに頭を捻らせつつ、真司もまた席へと戻るのだった。


・・・・・・


その日の夜。
バイトも終えて帰宅後・・・夕飯、風呂と済ませ、時間も時間だった為に就寝の用意を始めた真司。
結局、食事中などでもやはり閑流の反応は以前よりも薄く、他人行儀な空気が漂っていた。
このままでは同居生活を送る上で、とてもやり辛いものになってしまうと危惧した真司だが・・・
どうすれば良いのか、いい考えがすぐに思いつくわけでもなく・・・
その日も已む無く寝ることにしたのだった。
「・・・じゃあ、そろそろ寝るかぁ」
真司がバイトのない日は閑流は既に寝ている時間である。
バイトがある日は夕食の関係でちゃんと閑流は起きて待っていてくれていたのだった。
閑流にしてみれば既に眠い時間だったのだが・・・
「・・・真司」
「・・・ん?」
もそもそと暖房を切り、ベッドへと向かう真司に閑流が話しかけてきた。
「・・・私は今日からこちらのソファーで寝ようと思います」
「・・・」
閑流は言いつつベッドの上にあった自分の枕を胸に抱くと、そのままソファーの前まで移動する。
真司としてはついにここまで、そう思わざるを得なかった。
「・・・いや、まぁ待て・・・どうしてもと言うなら俺がソファーで寝るから閑流はベッドを使え」
「それは出来ません」
已む無く譲歩案を提示するも即答されてしまった。
「・・・出来ませんじゃなくて、するんだ」
「家主である真司が本来の寝床を使うのは当然ではないですか?」
「・・・その家主の命令なんだから聞けって」
「出来ません」
「「・・・・・・」」
やはり頑固者の閑流。
一向に譲ろうとはしない。
だが、真司としても引き下がるわけには行かなかった。


「・・・あのな・・・?例え閑流が俺のことを嫌って居たとしてもだ・・・ソファーなんかで寝られて風邪でも引かれたらお互い損するだけだろ?」
「・・・それは真司も同じ・・・」
「・・・?」
閑流は何かに気がついた様子で言葉を途中で止めてしまう。
「・・・真司」
「・・・どうした・・・?」
閑流は不思議そうな顔をしていた。
「・・・私は真司のことをそんな風には思っていませんが・・・」
「・・・あー・・・いや、いいんだって。一緒に暮らしてるんだし、変に気遣う必要もないって」
流石は大人びている閑流である。
だが、そんな心遣いは今の状態では無用だった。
「いえ、そうではなく・・・私が真司とは別に寝たい理由は他にありますし・・・」
「・・・他に・・・?」
閑流の予想外の言葉に驚きと安堵と不安が過ぎる。
下手をすれば嫌われていた方が良かったと思えるような理由を言われるかもしれないのだ。
「・・・その、ここ数日は寝不足気味なんです」
「・・・どういうこった・・・?」
「・・・何というか・・・変に緊張してしまうと言うか・・・眠気が覚めてしまうと言うか・・・そんな風になってしまい・・・」
「・・・」
閑流の妙にそわそわしている様子と昼間の雪菜の言葉で気がついた。
だが、それはまだ予想であり、確信が持てたわけではない。
「・・・まぁ、何だ・・・理由がどうあれ、閑流をソファーなんかで寝かせるわけにはいかない」
「・・・しかし、一緒では眠れるかどうか・・・」
相手が相手ならこのままどうにかしそうではあるが、相手は閑流なので、流石に自粛しておく。
「・・・変に寝ようと気張るから余計寝れなくなるんだろ?適当に話してればそのうち寝れるさ」
「・・・そう、ですかね・・・?」
「・・・多分な・・・」
とりあえず閑流は納得しつつある様子だった。
「・・・では、私が眠れるまで付き合ってくれますか?」
「・・・あぁ、お安い御用だ」


1p636.jpg


何とか閑流を説得した真司は閑流と共にベッドへ入る。
だが、真司はすぐに軽く後悔をすることとなる。


・・・・・・


既に時刻は明け方も近い時刻。
ベッドへ入ってから数時間は経っていた。
「・・・真司、起きてますか・・・?」
「・・・んぁ・・・?・・・あぁ、まぁ・・・」
気恥ずかしいと言うことで背中合わせで横になっている二人。
ベッドへ入ってから何度目かの閑流による呼びかけに何とか答える真司。
既に片足は夢の中だった真司は何とか生返事だけはすることが出来た。
そんな真司とは対照的に相変わらず閑流はてきぱきと会話をする。
眠気のねの字も感じられない。
何時もの閑流ならばとっくに寝ている時間なので真司は高を括っていたのだが・・・
(・・・失敗した・・・なぁ・・・)
心の中で軽く溜息を吐きつつ、次の日(数時間後)も学校があると鬱になる。
「・・・真司、聞いていますか・・・?」
「・・・え?あぁ、悪い悪い、もう一回頼む」
「・・・ですから・・・」
少しだけムッとした口調で話を続ける閑流。
結局、日が昇る頃まで閑流に付き合い会話をしていた真司。
翌朝、当然のように二人揃って寝坊をしたことは言うまでもないことだった。



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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
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