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【東方CG集(紅魔館編)】
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「・・・買物?」
休み時間。
教室で寛いでいた真司の下へ綾音がやって来た。
周りに人が居ないかちらちらと確認しながら気にしている様子だ。
「そう、もうそろそろ衣替えの季節だし・・・来週は学園祭で色々と忙しくなりそうだから」
「・・・まぁ、別にいいが・・・」
口早に誘ってくる綾音の言葉に半端に承諾をする。
「・・・余り乗り気じゃなさそうだけど・・・」
「・・・いや、俺は去年のでいいかなーとか考えてただけだって」
「それならちゃんと私が見立ててあげるわよ」
「・・・おう」
こうして綾音と放課後に買物へ行く約束をする。
今日はバイトはないので特に急ぐことも無いので慌しくはならないだろう。
そこが唯一の救いだった。
・・・・・・
(・・・バイトがあれば良かったぜ・・・)
心の中で溜息と共に呟く真司。
隣では何時もよりもだいぶテンションの高い綾音が左右に立ち並んでいる店に目を光らせている。
学校が終わり、街中へ繰り出してからしばらく・・・寧ろ、だいぶ経過していた。
真司一人の買物ならば何回出来るか分からないほどの時間が経っていた。
現時点で数点買物は済ませたが、とてもではないがまだまだ終わるような気配はない。
店に入って店内をしっかりと見回って、結局何も買わずに出るというパターンも多々あった。
面倒くさがりの真司からすれば多少は気に入ったものがなくとも妥協して買ってしまうところである。
だが綾音は性格ゆえか、一切の妥協はせず、自分が気に入ったものにしかお金を払う気はないようだ。
「次はここにしましょう?」
「おーう」
そうは言っても一度誘いを受けた以上は面倒だからと言って途中で帰るほど白状でもない。
真司は笑顔の綾音に催促されるようにしてまた新しい店へと足を踏み入れた。
店の中は既に秋もの一色だった。
そんな店内を綾音はじっくりと見て回る。
真司は疲れてきた足から意識を剥ぐようにぼけっと店内を眺めていた。
「日比谷クン」
「・・・ん?」
ふと名前を呼ばれた真司は視線を綾音へ移す。
すると綾音は手に一着のスカートを持っていた。
「これ・・・似合うと思う?」
「・・・あぁ、似合うんじゃないか?」
綾音は真剣に聞いてきた様子だったが、真司は真剣というよりは反応に近い返事をする。
そんな考え無しの返事を貰った綾音だったが・・・
「そう、かしら・・・?ちょっと試着してくるわね?」
「おう」
気恥ずかしそうにしながらも笑顔で店の奥にある試着室へと入っていったのだった。
(・・・いよいよ持って暇になったな・・・)
店に一人残された真司はまさに暇を持て余していた。
辺りの服を見回してもさほど興味を惹かれるようなことはない。
携帯でも弄っていようかとも思ったが、両手には既に終わっている買物の袋があり、わざわざそれを地面へ置いてまで弄りたくはなかった。
結局のところ、暇だった。
(・・・遅いな)
この時、実際にはさほど、というよりも全然時間は経っていなかった。
だが、何もすることなく待っている一分は非常に長く感じるものだった。
おかげで真司は待ちくたびれた様子で試着室の前まで移動する。
「おーい」
一声掛ける。
「え・・・あ、ごめん、ちょっと・・・」
試着室のカーテン越しに綾音の慌てた返事が聞こえた。
その時、暇で暇で仕方が無かった真司はあることを思った。
「よっ」
「・・・え?」
カーテンの隙間から首を突っ込んで中の様子を伺う。
中では綾音がとても驚いたような様子で固まっていた。
「ちょ、ちょっと!何で・・・」
「いや、暇だったもんでつい」
「つい・・・じゃないわよ!」
綾音は慌てて手に持っていたスカートで前を隠す。
「別に今更気にするなって」
「そ、そういう問題じゃないでしょ!」
綾音が身体を動かしながら激しく反論をする。
そのたびに手に持っていたスカートが揺れ、下着が見え隠れする。
「・・・これは・・・」
「・・・え?ちょっ・・・日比谷クン?」
気がつけば二人入れば窮屈な試着室に真司もお邪魔していた。
予想外の展開にまたもや驚きを隠せない綾音。
「悪い、誘惑された」
「・・・・・・」
真顔で言ってのける真司に驚きをはるかに通り越し、呆れ顔になる綾音。
「だ、誰も誘惑なんかしてないでしょ!」
ハッと我に返り、反論をする綾音だったが・・・
「してるしてる、この黒ストが特に」
「ちょ、駄目だってば・・・」
両手に持っていた紙袋を床に置いた真司の手は既に綾音の身体に触れていた。
そしてこうなると綾音に抜け出すことは出来ず・・・
退屈な買物で終わるところだった予定が真司にとっては嬉しいイベントが起きた(起こした)のだった。
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