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土曜の朝。
朝と言っても時計の短針はそろそろ九を差そうと言う頃合だ。
そんな時間に急いだ様子で小走りしている恵理佳の姿があった。
(・・・今日はなんであんなに混んでたんだろう・・・)
先ほど食材を買うためにいつものスーパーへ立ち寄ったのだが・・・
今日は偶々なのか、何かあったのか不明だが、いつもよりもこの時間だと言うのにレジに奥様方が並んでいた。
おかげで予定到着時刻に遅れそうになっている。
恵理佳の横でぴったり並走している森さんも夏と言うこともあり、暑そうだった。
(何とか・・・いつも通り、かな・・・)
いつものようにマンションへの入り口を通り、森さんが居るので階段で上へ向かう。
目的地、真司の部屋の前までやってくると時間を確認して深呼吸をひとつ。
起きているわけはないのだが、万が一の場合に急いで走ってきたことがバレてしまうのを懸念して呼吸を整える。
「・・・よし、それじゃ入ろうか?」
隣で座って待っている森さんに一声掛けると合鍵で鍵を開け、部屋の中へと入る恵理佳と森さん。
リビングへとやってくると予想通り熟睡している従兄妹の姿が確認できる。
今日はいつも通り、十時に起こすことになっているので今から一時間ほどある。
それまでに買って来た食材で朝食の準備をするのである。
「それじゃあ、少し待ってて?」
キッチンへと移動し、常温放置出来ない食材を冷蔵庫の中へと入れながら森さんにいつものように少しだけ待っててもらうように告げる。
森さんも利口なもので、言われると分かったと言わんばかりにリビングのソファーへと移動する。
後は箪笥からエプロンを出して、朝食作りの準備を始めるだけ・・・そう思ったときだった。
「・・・どうしたの?」
恵理佳のスカートの端を引っ張る森さんの姿があった。
何かあったことは確実なので森さんの後を追う様にしてリビングへと移動する。
すると森さんはテーブルの上を視線で指し示していた。
恵理佳も追う様に見てみると何か紙切れが置いてある。
「・・・書置き・・・?」
見るとフリーペーパーに走り書きで短く何か文章が書かれている。
紙切れを手に取り文章を読んでみる。
「えぇと・・・寝たのが明け方だから、起こすのは昼過ぎに頼む・・・」
真司の字でそう書かれていた。
「・・・昼過ぎって・・・後三時間後・・・」
昨日の夜の段階では確かにいつも通り十時に起こしてくれと言っていた。
「・・・今からじゃ・・・早すぎちゃうし・・・」
予定が狂ってしまった。
昨晩の日付変更前後に連絡を入れたときには十時だったのが、こうなったということは・・・
その後に何かあったということになる。
「・・・はぁ・・・」
恵理佳は軽く溜息を吐くとその場に座り込んでしまう。
後ろでは溜息を吐かせた原因が熟睡している。
普通に考えるのならば、急に友人、知人から連絡が入ったとか、思いがけない夢中になることが発生したとか・・・
考えられる理由は沢山ある。
当然のように、その中には女性と一夜を共にしたとか、夜遊びをしたと言う可能性も含まれている。
寧ろ真司の性格から考えるにその可能性が最も高い気がする。
そう考えてしまうと溜息を吐かずには居られない。
何となしに熟睡している真司の顔を見て溜息ひとつ吐くとまた視線を戻す。
視線の先にはテーブルの上の書置きがあった。
書置きの内容を思い出す。
(・・・やっぱり・・・私って・・・)
そう考えると益々ブルーになってくる。
今の状態では明らかに気の利く便利な従兄妹である。
今までの付き合いや言動からどれだけ前向きに考えても一人の異性として見られている可能性は限りなく低い。
そしてこんなことを度々考えてはこうして苦しい思いをしている。
ならばいっそのこと本当の気持ちを・・・そう考えた時期もあったが・・・
(・・・今は・・・今じゃ・・・ね・・・)
完全に顔は俯き、体育座りで自分で自分を抱くように小さく縮こまってしまう。
今の段階で言ってもそれこそ奇跡とも呼べる可能性でしか望みはない。
そして断られた場合、その後はきっとこれまでのように接していくことは出来なくなってしまうだろう。
ならば現状を維持して少しでも傍に居たいと逃げてしまう。
それでも出来る限り頑張って少しでも気づいてもらえるように努力しているつもりだった。
(・・・きっと・・・忘れちゃってるかな・・・)
子供の頃の思い出を脳裏に蘇らせる。
恵理佳は今でも色あせぬことなく覚えている記憶だが・・・相手はきっと覚えていないだろうと諦めていた。
「・・・兄さん」
途切れるような小さな声でそう呟くとそのまま逃げるように恵理佳は眠ってしまった。
・・・・・・
(・・・ん・・・?)
夢か現か・・・何か蠢く不穏な気配を感じる。
だが今の状態ではこれが夢なのか現実なのかの区別もつかない。
そんな一瞬の気配などすぐに忘れてまたまどろみの中へ意識を埋めようとしていたその時・・・
(・・・んん・・・?)
顔に何か違和感を覚える。
何かに舐められている。
だがきっとこれは夢に違いない。
そう決め込んでまたまどろみの中へ・・・
(・・・・・・)
だがその舐めまわし攻撃は攻め手を緩めることはなく、容赦なく不快感を与えてくる。
(・・・・・・・・・)
既に眠気も半ば覚めており、不快感と眠気との闘いになっていた。
だが・・・
「ッあー!何事だぁッ!!」
遂に限界に到達した真司は勢い良く飛び起きる。
「・・・くっそぅ・・・やっぱりお前か・・・」
ベッドの横には予想通り、犯人と思われる白い珍獣が座っていた。
「何でまたこんな・・・って・・・恵理佳?」
顔についた涎を拭き取っているとベッドの横に森さん以外にも見知った姿があることに気がつく。
背中越しにではあるが、見たところ眠っているようだった。
「・・・何だ?珍しく居眠りか・・・?」
ふと時計を見るとそろそろ九時半と言ったところだ。
「・・・ぐぁ・・・予定より三時間以上はえぇな・・・」
予定より早く強引に起こされた真司だが、顔についた涎の不快感の所為で二度寝する気も起きない。
「・・・ふぅ・・・仕方ない・・・今日は自分で朝飯作るかぁ・・・」
真司はベッドの横で眠っている恵理佳を起こさないようになるべく静かに立ち上がると顔を洗いに洗面所へと向かった。
兄さん、兄さん!
久しぶりに夢幻能(漢字合ってるかな?)読んでちょっと質問っす。
シンジ(敢えてカタカナ)の言ってる師匠は征伐係の師匠と同一人物ですか?
もしそうなら征伐係のストーリーは真司が幻想郷に戻るまでのお話ですかね?
兄さんのキャラクターは魅力がいっぱい♪
【2007/07/20 22:12】
URL | ルファイト・ガーディア・スカーレット #sFkuDBeA[
編集]
いやいや、一応征伐と夢幻能は別物ですよ(´ω`)
一緒なのは真司のキャラくらいですかね。
ただ、その気になれば自然な流れで交錯することも出来そうですが。
それはまた他人のオリキャラとクロスオーバーさせるような感じなので。
いいネタと機会があれば、その時にでも~
【2007/07/20 23:12】
URL | シンヤ #-[
編集]
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