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対魔征伐係.112「雪菜と真妃」


昼休み。
教室の窓際では何時もの面子である真司、凌空、雪菜が昼食タイムに入っていた。
何時ものように午前中の授業のことなどを話していると、ふと雪菜が呟いた。
「・・・やっぱりさぁ・・・仲良くなった方がいいよね~・・・?」
呟くように放った言葉だが、それを聞いた二人はやはり答えるべきなのだろう。
「それって・・・」
「・・・葵さんとあの捻くれのことか・・・?」
雪菜の視線の先には真妃と葵の二人が居た。
それを見た二人は雪菜に確認を取る。
「んー・・・やっぱりさ~・・・同じクラスになったんだしー・・・」
その先も言葉は続きそうな雰囲気だったが、雪菜の言葉はそこで止まってしまう。
だが、その先は視線で訴える雪菜。
そしてその訴えに対し、おおよその内容は予想できた真司。
同じクラスになり、そして係の仕事でも共同作業することもある。
ならば・・・と言いたかったのだろう。
凌空の手前、仕事のことは口にすることは出来ない。
「・・・まぁ・・・別に無理して仲良くならなくてもいいんじゃないか?」
真司は人と接すること、新しく知り合いを増やすことは好んでするタイプだ。
だが、初対面から今までの経緯があるだけに、真妃だけは進んでお近づきになりたいとは思えなかった。
そんな真司に比べ、雪菜はそれほど直接的に何か言われたわけでもないおかげか、それとも性格ゆえか・・・
雪菜は真妃、葵と仲良くなりたいようだが・・・
「何だ何だ、珍しいな、そんなに苦手なのか?」
「・・・いや、葵さんは歓迎だが・・・」
真司の性格を理解している凌空は真妃に対する応対が珍しく見えたようだ。
「・・・そうか?確かに無愛想だけど・・・挨拶すればちゃんと返してくれるし、悪い子には見えないけど」
「・・・挨拶を返す・・・?今まで一度も返されたことなんてないぞ・・・?」
どうやら凌空もクラスメイトとして、何度か言葉を交わしたことはあるようだ。
「・・・そりゃ・・・真司が嫌われてるだけじゃないのか・・・?」
「・・・・・・」
凌空に言われて思う。
確かにそう言われれば思い当たる節が無いわけではなかった。
「特に女子には人気があるらしいぞ・・・?」
「・・・男の俺にはわからんぜ・・・」
確かに転入初日から同姓にはそこそこ人気があるように見えた。
「いや、男はほとんど葵さん派が多いが・・・居ることは居るらしいぜ?ツンデレなんだってな」
「・・・一生デレなんてならねぇだろ・・・」
などと真妃について男二人で会話していると・・・
「まぁ、それにもう行動に移しちゃってるみたいだしな」
「・・・は?」
気がつけば雪菜の姿と、雪菜の分の購買部で買った昼食が目の前から消えていた。


「やっほー」
雪菜は手に昼食の入った袋を持ち、昼食中の真妃と葵の元へとやってきた。
「雪菜さん、こんにちわ」
自分が持ってきたと思われる弁当箱を机の上に広げていた葵が丁寧に挨拶をしてくる。
問題の真妃は挨拶をすることもなく、黙って昼食を先に食べ進めていた。
「ちょっと今日は一緒に食べていい?」
何時ものように笑顔で元気良く質問する雪菜。
このパターンで今までクラス中の男女問わず皆と一緒に食べ、仲良くなってきた。
「・・・遠慮しておくわ」
「・・・えぇ~・・・何でよ?」
だが、やはり真妃の対応は宜しくなく、丁重に断られる。
丁重なだけマシなのかもしれないが、雪菜は不満を隠そうともせず、批判の声を出す。
「・・・邪魔だから」
「む・・・邪魔って何よぅ?」
答えるのも面倒そうに呟く真妃に流石に内心穏やかではなくなってくる。
「・・・五月蝿いし」
「・・・・・・」
真妃の極めつけの一言だった。
本来ならばここで感情的になり、反論してしまうのだが・・・
(・・・我慢、我慢・・・)
今回は自分から歩み寄るために来た雪菜。
必死に我慢し、笑顔で今一度やんわりとお願いをしてみる。
「・・・そ、そんなこと言わないでさ~・・・五月蝿くしないから、ダメ?」
「何度も言わせないで」
最早、良いか悪いかすらも答えず、無愛想に返す真妃。
そんな真妃に対し、流石の雪菜も、我慢の限界に達した。


(・・・ん・・・?あいつ・・・何を・・・)
遠めで雪菜の言動をハラハラしつつ見ていた真司は異変に気がついていた。
雪菜の片手に霊力を感じたのだ。
ごく僅かながら、確かに机の影でイマイチ良く見えていないが、雪菜の片手には微量な霊力が集まっている。
恐らく真妃や葵も気がついているだろう。
この程度の量では危害を加えるなどは出来そうにないので、とりあえずはまだ傍観しているが・・・
見ていて心臓にいいものではない。


「・・・そんなこと言わないでさ~」
雪菜は笑顔こそ崩れていないが、片手に持っていた袋を机に置くと、もう片方の手、霊力が集まっていた手にそっと手を添える。
すると・・・その手には小さな氷が握られていた。
ファーストフード店の清涼飲料水のコップなどに入れられているような細かく砕かれたようなサイズの氷だ。
この程度の氷なら、自販機でジュースを買えば実際にあるのでそんな氷を手にしている雪菜を他のクラスメイトが見てもおかしくは思わない。
その氷を・・・雪菜は言いつつ真妃へポイと投げつける。
「・・・・・・」
頬に小さな氷が当たっても、別段痛くも痒くもなく、ただ少し冷たいだけだ。
ただ、イラッとはする。
「ねぇ~ねぇ~」
雪菜は今まで我慢していた憂さを晴らすように笑顔で言いつつ、続けざまに氷を投げつける。
「・・・だから・・・嫌だって・・・言ってるでしょ?」
真妃は弁当箱の中から適当な野菜を箸で取ると雪菜へ向けて投げつける。
「・・・食べ物を投げたらいけないって教わらなかったの?」
雪菜は頬に胡瓜の切れ端をつけながら反撃の氷を投げる。
「・・・アンタこそ人前で力を使うなって教わらなかったのかしら・・・?」
既に何発も氷を受けている真妃は怒りで体を震わせながら野菜を投げる。
「・・・・・・」
「・・・・・・」


1p534.jpg


マヨネーズやドレッシングがかかった野菜を喰らい続けるのは流石に我慢ならなかったのか、雪菜は真妃の手をぐっと掴む。
対する真妃も雪菜の片方の手をがっしりと掴む。
お互いに睨みあい、がっつりと組み合っている。


「・・・あいつ等・・・何してるんだ・・・」
「喧嘩するほどなんとやらって言うし、いいんじゃないか?楽しそうだぜ?」
遠めで傍観していた真司は呆れるように呟く。
現場の殺伐した雰囲気など感じていない凌空は暢気に言い放った。
「・・・まぁ・・・葵さんも居るし・・・いいか・・・」
「そうそう、俺らもさっさっと食わないと昼休み終わっちまうぞ?」
「・・・あぁ」
雪菜と真妃の目の前では葵が笑顔で食事を進めていた。
そんな葵にとりあえず二人のことは任せておいて、真司は自分の食事を進めることにした。





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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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