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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.95「雪菜と買物②」


「・・・あれ、師匠は居ないのか」
うだるような暑さの中、無事に雪菜の家まで帰ってきた二人。
雪菜に案内されるままにリビングへと入った真司はふと思ったことを口にした。
「うん、もうすぐ夏休みも終わるし、新学期の準備で忙しいんだって」
「なるほど・・・」
ああ見えて、しっかりと教師職もこなしているようである。
郁が暇な時には修行をつけてもらっている真司だったが、今度からは少し自重しようと思った。
「・・・しかし、腹減ったなぁ・・・」
ソファーに深々と腰をかけながら空きっ腹を摩る。
今はまだ夕食には若干早い時間だったが、昼食から既に六時間は経過している。
炎天下の中、重い荷物を持って長い間歩いたこともあって腹が減って当然である。
「何か作ろうか?」
「お、マジで?」
買ってきた品物が多数入っている袋を物色していた雪菜が嬉しい提案をしてきた。
断る理由もないので喜んでお願いすることにした。
「何の準備もしてないから・・・お蕎麦くらいならすぐに用意出来るけど・・・」
「おぉ、夏にはぴったりだな」
「じゃあ、すぐに準備しちゃうね~」
言いつつすっくと立ち上がった雪菜はキッチンへと向かった。
途中に棚の上に掛けてあったエプロンを手に取り、手馴れた手つきで素早く着込む。
こうしてみると日々しっかりと料理をしていることが分かった。


当初は全く料理などは出来なかった雪菜。
だが、郁と暮らし始めたことにより、半ば強制的に料理を覚えることになった。
ああ見えて人並みに料理は出来る郁と、料理が得意な恵理佳から教わりつつ、着実に腕前を上げている。
特に和食に関してはかなりのものだった。
というよりも、和食しか作れなかった。
本人曰く、作れないのではなく、作らないだけらしいのだが・・・
雪菜が食事を作ることはイコールで和食が出てくることになっている。
以前真司が気になり、洋食でも練習したらどうだ?と提案したことがあった。
その時は喜んで快諾した雪菜。
だが、数日後には洋食ではなく、洋菓子作りに没頭していた。
それからと言うもの、和食の後に洋菓子のスィーツが出てくるパターンが多々ある。
どう考えてもミスマッチなのだが、どちらも単品で味わえば相応に美味しいので文句も言えない。
今度は機会を伺い、中華でもと勧める気でいる真司だった。


・・・・・・


「お待たせ~♪」
「おぉ~、良いね~」
真司がテレビを見つつ完成を待っていると、雪菜が大皿に沢山の蕎麦を盛ってやってきた。
皿のあちこちには氷が置かれており、見るからに涼しげである。
机の上へと皿を置くと、すぐにキッチンへと戻り、今度はつゆが入った御椀と箸を持って来た。
「んじゃ、頂くぜ」
「どうぞどうぞ~」
既に空腹の度合いもいっぱいいっぱいだった真司は待ちきれないという勢いで蕎麦を口へ運ぶ。
「ん、美味いな、あっさりしてて」
「私は茹でただけだけどね」
「いやいや、よくやったぜ」
「そうかな~?」
ロクに蕎麦の麺を茹でる時間すら分からない真司からすればこれだけでも十分に褒めるに値していた。
褒められた雪菜もまた素直に喜んでいた。
こうして夏らしくさっぱりとした冷たい蕎麦を順調に大皿から減らして行く二人。


・・・・・・


「ふぅ・・・食った食ったぁ・・・」
「少し多く作りすぎちゃったね~」
「まぁ、結果的には満腹になったし、結果オーライだな」
後半になり、途中で雪菜の箸が止まってしまったので後半からは真司一人で食べ進めていった。
結果的には六割か七割は真司が平らげた形になっていた。
「あ、そうだ」
「・・・?」
満腹の所為でソファーへとだらけるように座っていた真司の隣に座っていた雪菜が勢いよく立ち上がる。
そのままの勢いで本日買ってきた袋の中から洋服を取り出す
そして徐に着ていた服を脱ぎ始める。
「・・・ちょ、待て・・・!」
「・・・え?」


1p513.jpg


余りの突然さにすぐには反応出来なかった真司だが、慌てて雪菜を制する。
当の本人は何も感じていない様子だ。
「着替えるなら脱衣所なり何なりあるだろ・・・?」
「えぇ~・・・別に隠すような仲でもないんだし良いでしょ?」
「・・・どんな仲だ・・・」
雪菜は真司の言葉も聞く様子はなく、平然と返してきた。
仕方が無いので真司は見ないようにするため、深いため息と共にテレビの方へと視線を移す。
「んもぅ、照れなくてもいいのにぃ~♪」
「あ”~!!抱きつくな!服を着ろ!離れろぉっ!!」
下手なところで真司が止めてしまったのが不味かった。
雪菜は下着姿のまま何時もの調子で真司に抱きついてきた。
何時も以上にダイレクトに雪菜の柔肌の感触が伝わってくる。


「ただいまーっと、真司が来てるのかし・・・」
リビングの扉が開くと同時に郁の声がした。
「「・・・・・・」」
リビングへとやって来た郁と真司は自然と目が合う。
だが、お互いに言葉を発することは無かった。
「あ、おかえり~」
雪菜だけがいつも通りに郁を迎えた。
だが、家へ帰ってみれば同居人の少女が下着姿で男に抱きついている現場を見た郁からすればそんな雪菜の言葉は耳に入っているのか怪しいところだ。
「どうもお邪魔だったみたいね、ごゆっくり~♪」
「ちょ、まっ・・・」
「あれ?」
しばし固まっていた郁は自分なりに答えを出したのか、踵を返し、リビングを出て行く。
そして、玄関の開閉する音が聞こえてきた。
「だぁー!!変な噂流される前に止めないと・・・」
慌てて携帯から郁へ電話をかける。
「・・・郁どうかしたのかな?」
(・・・身も心も消耗するな・・・)
一人だけ何も分かっていない様子の雪菜の言葉を聞きつつ、コール音を鳴らし続ける真司だった。


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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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