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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.82「海へ行こう④/1泊目」


一行の泊まる旅館は海から道路を挟んで向かい側にある。
海まで徒歩数分という素晴らしい立地条件にあるので夏休み中の今現在では他の客も大勢居る。
だが、ごった返していたり、居心地が悪く感じないのは旅館ならではの落ち着いた雰囲気の所為なのかも知れない。
そして一行の宿泊する部屋は修学旅行生などが使う大きな和室である。
個別に部屋を借りるよりも割安な上に、やはりせっかく大勢で来たのだから皆で和気藹々と夜を過ごしたかったのだ。


久しぶりの海を満喫した一行は夕飯を旅館内で済ませ、温泉に入り・・・
カードゲームをしたり、麻雀をしたり、談笑したりとまったりとしながらも楽しく夜を過ごしていった。
そうこうしているうちに日付は変わり、深夜と言える時間帯になっていた。


「・・・ん~・・・そろそろ寝ましょうか」
ふと壁に掛かっていた時計を見て郁が呟く。
この時点で既に片足夢の中に居るものが数名。
流石に森さんは既に完全に夢の中だ。
日ごろから規則正しい生活をしているのだろう、綾音もだいぶ眠そうである。
昼間は精神的に疲弊したのか、凌空も珍しく眠そうだった。
そんな二人と一匹を見つつ、郁は寝る準備を提案したのだった。
「そうですね、準備しましょうか」
血筋なのか、夜に強い恵理佳が返事をしつつ、押入れにしまってある布団一式を出し始める。
予め電話予約をしていた所為もあり、浴衣や布団などは人数分キッチリ用意されている。
自分の分だけではなく、まとめて全員分をとりあえず押入れから出している恵理佳。
「・・・俺が出すから恵理佳は敷いてろ」
「ん、ありがとう」
流石に女性にそんなことをさせておいて黙って見ていることも出来ず、真司が代わりに布団を出し始める。
「私も手伝う~」
「お、良い心がけだ。じゃ、恵理佳と一緒にちゃっちゃと敷いてくれ」
「は~い」
真司に言われ、雪菜も恵理佳に続きせっせと布団を敷いていく。
睡魔に襲われている二名は最早泥人形になっている。
「うんうん、偉いわね~」
「・・・手伝えよ・・・」
言い出した本人の郁は何故か座ったまま眼前で布団の準備が出来ていくのを眺めていた。
色々と文句も言いたくなるが、行き帰りの運転、旅館の予約、未成年者の保護者としての責任。
それらを考えると強くは言えないでいた。


・・・・・・


「それじゃ、電気消すわよ?」
「おーう」
無事に綺麗に布団が敷かれた部屋。
雪菜、綾音、恵理佳。
真司、凌空、郁。
各々の寝る場所は適当に早いもの順で決まった。
部屋の灯りが消されると辺りは暗闇に包まれる。
既に眠っていたも同然の二人は布団に入るなり熟睡してしまった。
そして夜型人間の真司も久しぶりの海と言うことで昼間元気に泳いでしまった所為か、心地よい眠気が襲ってきていた。
無理して起きていることもないので、睡魔に誘われるまま、眠りに着いたのだった。


・・・・・・


(・・・んぁ・・・?)
時計の音だけが響く室内。
何かが動く気配を感じ、目が覚める。
瞼越しにでもまだ夜だと言うことが分かる。
「・・・何だ・・・?」
森さんでも起きたのかと思い、ふと目を開ける。
「・・・あ、起きた?」
「・・・何してるんだ」


1p499.jpg


眼前に何故か雪菜が居た。
しかも隣で寝ているなどではなく、上から覆いかぶさるような形でだ。
このような状況はフツウ、男女逆でなるべきものだと思った。
「折角ひとつ屋根の下で寝るのに、別々に寝るなんて・・・ね?」
「・・・いや、百歩譲ってそれは分かったとしてもだ・・・」
今は間違いなく深夜だ。
おかげで雪菜以外は安眠しているようだった。
こんなところを誰かに見られたら堪ったものではない。
「折角だから、上からぎゅってして寝たかったんだけどね・・・残念」
「・・・子供か・・・」
どうやら上からこのまま覆いかぶさるようにして抱きついたまま眠りたかったらしい。
真司からすれば良い迷惑である。
「・・・って・・・」
「・・・?」
雪菜をふと眺めていた真司はあることに気がつく。
(・・・見えてる見えてる)
この布団の中を動いた所為なのか、元からなのか・・・
浴衣は着崩れ、帯は緩んでいた。
おかげで色々と危うい部分まで露呈されている。
が、体勢の所為もあってか雪菜本人は気がついていない。
そして雪菜本人にはその気があっての言動ではないのが真司としては辛いところだった。
仮にあったとしても、今この場では間違っても間違いは起こせないのだが。
恐らく純粋に雪菜の言った通り、一緒に寝たいという気持ちだけなのだろう。
それは真司も分かっていた。
だからこそ、ある種の拷問だった。
「・・・何でもないから寝るならさっさっと寝ろ・・・」
「・・・何で機嫌悪いの~?」
「悪くない、悪くない」
我慢するため、早く寝かせるためにぶっきらぼうに言い放ったのが裏目に出た。
「えぇ~・・・悪いよ~?」
言いつつ雪菜は腕の力を抜き、重力に任せ、真司の上へと覆いかぶさるように抱きつく。
「ぐぁ・・・」
真司もまた浴衣などキッチリ着るわけもなく、半ば脱いでいるような状態で寝ていた。
そんな真司の胸に同様に半裸の状態の雪菜の胸が触れる。
その質感、体温までしっかり伝わってくる。
声を大にして跳ね上がり、雪菜をどけたかったが、それも出来る状態ではない。
「・・・寝るぞ、いいから、寝るぞ・・・」
「このまま~」
「馬鹿言うな、重いだろ?せめて横で我慢してくれ・・・」
本当の理由は別にあるのだが、ここはそれらしい理由をつけて横へとどかすことにした。
「・・・ん~・・・じゃあ、腕枕~」
「・・・」
「じゃあこのまま~」
「・・・分かった、分かった・・・」
脅迫紛いのことをされ、しぶしぶ腕枕をする羽目になってしまった。
「んふ~♪おやすみぃ~」
「・・・おう・・・」
雪菜は心底幸せそうに真司の腕の中で眠りへとついた。
「・・・やれやれ・・・」
深夜に起こされ、拷問染みた時間を強要された真司だったが、この寝顔を見ていると忘れてしまう。
軽く雪菜の頭を優しく撫でると真司もまた再び眠りへとついた。

・・・・・・


朝。
やはり規則正しい生活を送っている綾音が最初に目が覚めた。
「・・・ん・・・」
ふと目を開けると横で寝ていたはずの雪菜が居ない。
「・・・あれ?雪菜ちゃん・・・?」
既に自分より早く目が覚めたのかと思い、部屋の中を見回す。
すると・・・
「なっ・・・!?」
真司の布団で仲良く雪菜が寝ていた。
しかも真司は腕枕をしており、二人の浴衣は思い切りはだけている。
見る人が見ればどう見てもその後、である。
「・・・桜瀬先輩・・・?」
綾音の声で目が覚めたのか、恵理佳もまた目を覚ます。
上体を起こし、固まっている綾音の視線の先を追う。
「・・・」
「・・・」
恵理佳もやはり綾音と同じリアクションだった。
そして、その後どうなったのかは言うに及ばないところである。
何はともあれ、無事(?)に二日目を迎えることが出来た一行だった。





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シンヤ(nanpP

Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
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