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試験的なイラストぶろぐ
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対魔征伐係.53「陽那のアルバイト①」


「・・・腹減ったな・・・」
「そうだなぁ・・・何か昼飯にするか?」
「あぁ、ここら辺でどっかあったっけか」
日曜日の昼下がり。
真司は凌空と商店街へ遊びに来ていた。
買物を終え、これから後半戦へ挑む前に腹ごしらえをするべく辺りを見渡す。
日曜日の商店街は人の波で身動きがしづらいほどに賑わっている。
辺りを見渡せばコンビニから軽食店、ファーストフード店・・・ファミレスと様々な店が軒を連ねている。
何処も見れば入りたくなる店ばかりだったが、なにぶん学生の身、バイトをしているとは言え、余り金銭的余裕はない。


「・・・まぁ、味よりも量と値段だよな・・・」
「・・・悲しいがそれが現実だな・・・」
言いつつ二人が目にしたのは全国規模で展開している有名ファーストフード店だった。
昼のピークは過ぎていたので店内もそこまで混雑はしていないように見える。
今ならば店内で座ることも出来そうだった。
人の波を横切りつつ、店内へと入っていく二人。


店内へ入ると何時ものように店員の明るい挨拶が二人を出迎える。
目の前で注文を終えたカップルが二階席へと上がって行く。
今はカウンターの前には真司と凌空だけだった。
二人はそれぞれ店内で食べるということだけ確認してから分かれて注文を始める。


「いらっしゃ・・・」
「・・・ん・・・?」
目の前に居た店員の声が途中で止まる。
何事かとメニュー表から顔を上げてみると・・・
「・・・うわぁ・・・」
「・・・奇遇だな。ここでバイトしてたのか」
目の前には店の制服に身を包んだ陽那が驚愕の表情で立っていた。
どう見ても接客の言動ではない。
「・・・ご注文は?」
全身から仕方ないオーラを出しつつ注文を聞いてくる。
周りに他の客が居なかったからいいものを、もしも居れば即刻苦情モノだった。
知り合いということで、そんな対応にも腹を立てるほど短気ではなかったが、折角なので弄ることにした。
「スマイルお願いします」
無料でスマイルが拝めるというのならば頼まない手はない。
真司も折角なので笑顔で注文をした。
「・・・」
「・・・」
陽那は眉と頬をひくつかせながら今にも襲い掛かってきそうな雰囲気を発している。
だがここは店内であり、店の奥には上司と呼ぶ人も居るだろう。
少なくとも傍から見れば客と店員にしか見えない。
「スマイルお願いします」
もしかすると聞こえなかっただけかも知れないのでもう一度だけ聞こえやすいようにハッキリと注文をしてみる。
「・・・」


1p460.jpg


陽那は無言のままだが、確かに笑った。
だが、その笑顔はスマイルと呼ぶには果てしなく遠く、ある種キレた人間が笑い出すときに作るような表情だった。
その何とか怒りを堪えて必死に笑顔を作ろうとして出来た偽りの笑顔が見ていて可笑しくて仕方が無かった。
「・・・ぷっ・・・どうも・・・」
「・・・」
声を出して笑いたくなる衝動を腹筋を使って必死に堪える。
このままここに居るとそのうち笑い出しそうなので元々決まっていた注文を手早く済ませる。
「・・・少々、お待ちクダサイ」
それだけ言うと陽那はカウンターの奥へと姿を消した。


「あれ?さっきの陽那ちゃんか?」
「あぁ、ここでバイトしてたんだな。俺も初めて知ったぜ」
先に注文を終えた凌空がトレーを持ってやって来た。
「余り後輩を苛めるなよ?」
「もう遅いって話もあるが・・・先に上行って席取っておいてくれ」
「あぁ」
言いつつ凌空は二階席へと続く階段を昇っていった。
その後、しばらくしてから真司の注文した品物も無事に出来上がり、凌空に続いて二階席へと向かう。


「遅かったな?」
「まぁ、何時もこれぐらいじゃなかったか?」
キチンと席を取っておいてくれた凌空に感謝しつつ対面へ座る。
先に食べ始めていた凌空に続き真司も遅めの昼食を取る。
「・・・」
「・・・どうした?」
真司の異変に凌空が首をかしげる。
「・・・コーラの炭酸が・・・皆無だ・・・」
「・・・自業自得だな」
凌空は苦笑しつつもさっさと自分の食事を再開する。
品物が違うなどであれば文句も言えるがこれでは流石に言いがかりと言われてしまえばそれまでだった。
やるせない気持ちになりつつも只の冷たい砂糖水と化した飲み物を飲み込む真司だった。





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Author:シンヤ(nanpP
・東方では始めて会った時からレミリア一筋。
・生粋の黒ニーソスキー。
・えろい。
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